ハンソン(レイモンド) Hanson, Raymond Charles
生没年 | 1913-1976 | 国 | |
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辞書順 | 「ハ」 | NML作曲家番号 | 65641 |
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ハンソン(1913-1976):
ピアノ作品全集 [トーニャ・レモー(ピアノ)]発売日:2021年03月12日
CD 2枚組価格:2,700円(税込)
オーストラリアの作曲家レイモンド・ハンソン。子供の頃に患った耳の病気で、左耳がほどんど聞こえなかったにもかかわらず、ほぼ独学で音楽を習得。シドニー音楽院(当時の名称はニュー・サウス・ウェールズ州立音楽院)では作曲を教え、数多くの弟子たちを指導した功績で知られています。しかし、指導能力は高く評価されていたものの、作品の多くは何十年にもわたり演奏されることはなく、これらはずっと埋もれたままでした。 1940年代から50年代には「前衛的すぎる」と見做されていた彼の作風ですが、1960年代になると一転、「前衛的ではない」と判断されるなど、その評価は揺れていましたが、1971年にアルバート.H.マグス作曲賞を受賞したことで、改めて彼の作品が見直されるきっかけになりました。 このアルバムにはほとんどが世界初録音となるハンソンの全ピアノ作品を収録。ヒンデミットを尊敬し、インド哲学にも造詣が深かったというハンソンの作品は、従軍時代に触れたジャズの影響も感じられる独自性が高いもの。 知られざる作品を積極的に紹介するオーストラリア/シエラレオネのピアニスト、トーニャ・レモーの演奏でお楽しみください。
収録作曲家: