松下 眞一(まつしたしんいち) Matsushita, Shin'ichi
生没年 | 1922-1990 | 国 | 日本 |
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辞書順 | 「マ」 | NML作曲家番号 | 65297 |
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松下眞一(1922-1990):
カンツォーナ/ダ・ソナーレ 第1番
『星達の息吹き』他 [NHK「現代の音楽」アーカイブシリーズ]MATSUSHITA, S.: Canzona da Sonare No. 1 / Gestalt 17 / Kristalle / Astrale atem / Spectre No. 4 (Hiroshi Wakasagi, Shigenobu, Yamaoka)
■室内楽 ■現代音楽
発売日:2011年10月05日 NMLアルバム番号:NYNG-006
HQCD価格:2,200円(税込)
作曲家でもあり、日本有数の数学者でもある松下眞一の作品集です。初期の作品は、ブーレーズを始めとしたヨーロッパの前衛音楽の影響を強く受け、セリー形式や電子音楽を積極的に取り入れ、自らの語法を確立しました。この時期に書かれた『カンツォーナ・ダ・ソナーレ第1番』は、聴きようによってはフリー・ジャズ(?)とも思えるほどの即興性が感じられる興味深いものです。1965年に客員教授としてハンブルクに渡欧(数学の分野で)、滞在先でシュトックハウゼン、ペンデレツキ、ノーノら著名な作曲家たちとも交流し、サットマリーやイヴォンヌ・ロリオら演奏家たちも彼の作品を取り上げるなど、作曲家としても実り多き日を過ごしました。1970年代の後半から、作風はロマン派的なものへと回帰していくことを考えると、この当時の作品が最も前衛的であり、また様々な試みがなされたものと言えるのかもしれません。
収録作曲家: