ロバーツ(ジョン) Roberts, John
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| 辞書順 | 「ロ」 | NML作曲家番号 | 476494 |
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海を渡るシャンボニエール
~17世紀英国におけるフランス鍵盤音楽の影響~ [ルイーズ・アカボ]CHAMBONNIÈRES, J.C.: Harpsichord Music (Overseas) (Acabo)
発売日:2025年08月29日
NMLアルバム番号:ALPHA1156CD価格:3,075円(税込、送料無料)
パーセル前夜の英国に静々と浸透していたフランス音楽の足跡太陽王ルイ14世のフランス王室にあって、先代ルイ13世の頃からの王室クラヴサン奏者として、この楽器特有の音楽語法の開拓に大きく寄与した名匠シャンボニエール。クープラン一族を見出した逸話でも知られる作曲家ですが、その偉業は早くからフランスの外でも賞賛されており、本盤はその英国における影響を充実したプログラムで辿れる好企画です。一般に英国音楽史では、清教徒革命でルネサンス以来の伝統が断絶した後、1660年の王政復古で亡命先のフランスから戻ったチャールズ2世がフランス風音楽の流行を促したとされますが、鍵盤音楽の世界ではそれよりも早く、既に共和政時代に作られ始めた写本でもシャンボニエール作品が筆写されており、同時代の作品にもフランス風の作法が垣間見える舞曲が散見される他、その頃に英国を訪れたフローベルガーもフランス式の曲を同地で書くなど確かな影響関係が見られます。 演奏者ルイーズ・アカボは7歳の頃から名手アリーヌ・ジルベライシュ門下にクラヴサンを学び、18歳でスコラ・カントルムに入りイェルク=アンドレアス・べッティヒャーとフランチェスコ・コルティらの薫陶を受けた後パリに移り、21世紀フランス屈指の実力派ベアトリス・マルタン門下でディプロマを得た古楽ネイティヴ世代の輝かしき俊才。17世紀モデルのクラヴサンによる精妙な演奏を、ALPHAレーベル初期からの名技師アリーヌ・ブロンディオが場の気配と共に見事に収録しています。
