ルシターノ(ビンセンテ) Lusitano, Vicente

生没年 -1561
辞書順 NML作曲家番号 424403
  • 商品番号:CKD694

    詳細ページを見る

    〈発売中〉お取り寄せ

    0/00 0:00 時点での在庫状況です。

    ヴィセンテ・ルシターノ(16世紀)
    モテット集 詳細ページ
    [マリアン・コンソート、ローリー・マクリーリー]

    LUSITANO, V.: Motets (Marian Consort, McCleery)

    発売日:2022年09月23日 NMLアルバム番号:CKD694

    CD価格:2,475円(税込)

    ヨーロッパ初の黒人作曲家?
    端正な多声書法の奥深さを、英国随一のア・カペラ集団の演奏で
    イベリア半島からイスラム教徒の支配地が一掃され、ヨーロッパがルネサンス最盛期へと向かう16世紀。当時は世界的大帝国だったポルトガルもすぐれた文化人を多く輩出し、精緻なポリフォニー音楽を紡ぎ出す作曲家も多く現れましたが、本盤の主人公ヴィセンテ・ルシターノ(この呼称は「ポルトガルのヴィセンテ」という意味に過ぎず、本名はまだ突きとめられていません)はそうした時代に諸国をまたにかけ活躍した天才の一人。しかも記録によれば母方の祖先はアフリカ系で、ヨーロッパで楽譜を出版した最古の黒人作曲家とも目されています。 晩年はプロテスタントに改宗しシュトゥットガルトの宮廷ともコンタクトを取った形跡があるものの、音楽活動の大半はローマ・カトリックの教会音楽世界で行われ、理論家・作曲家としての評判はローマ教皇庁の中枢部にまで及んでいました。現存する唯一の曲集『第一小品集 Liber primus epigramatum』は1551年ローマで刊行されており、本盤ではそこから10曲の名品を厳選。歌詞の聴き取りやすさを保ちながらも、4声の緊密さから8声のボリューム感までア・カペラの魅力が尽きません。 パレストリーナやラッスス、ヴィラールト、ヴィチェンティーノら同時代の大物たちの傍ら、多くの人を魅了した格調高いポリフォニーの綾を、古楽に名盤が多い英国随一のレーベルDELPHIANで大活躍をみせてきたマリアン・コンソートの精緻な歌唱で聴けるのは大きな喜びと言えるでしょう。

    収録作曲家: