ヘウプライン(ペーター) Häublein, Peter
生没年 | 1980- | 国 | |
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辞書順 | 「ヘ」 | NML作曲家番号 | 335526 |
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ビョーク(1965-):
「ヴェスパタイン」
アルバム「ヴェスパタイン」によるオペラ [チ・ユン/橋本明希/ジモン・エシュ/レイモンド・エイヤース/マンハイム国立劇場少年合唱団/マンハイム国立劇場女声合唱/マシュー・トゥーグッド/マンハイム国立劇場管弦楽団]DVOŘÁK, J. / HÄUBLEIN, P. / VINUESA, R.: Vespertine [Opera] (after Björk's album, 2018) (Mannheim National Theatre, Toogood)
発売日:2019年04月26日 NMLアルバム番号:OC978
CD価格:2,475円(税込)
ビョークの大ヒットアルバムを元にしたオペラ!2001年に発表されたビョーク4枚目のオリジナル・アルバム「ヴェスパタイン VESPERTINE」は、映画『ダンサー・イン・ザ・ダーク』への主演、音楽の提供で一躍ブレークした後ということもあり、世界的な大ヒットとなりました。このアルバムにギリシャ神話のウラノスの逸話を絡ませ、オペラとして仕上げたものがここに収録の作品で、2018年にマンハイムで上演され大きな話題となっています。 アルバム「ヴェスパタイン」は元々ストリングスとコーラスの美しさが大きな評判となっており、このオペラ版でもその特性が生かされたうえ、ビョーク作品に特徴的なインダストリアルなビートは省き、アコースティックな楽器での演奏を前提としたオーケストレーションが施されました。ボーナストラックを除くアルバムの曲全てが収録順に使用されており、全編に性的な暗喩がちりばめられた歌詞と、今回追加されたウラノスを取り巻く倒錯した性の世界が重なり、作品の世界観をより大きく広げています。 主要キャストの科学者を演じるのは韓国のソプラノ、チ・ユン、そしてそのドッペルゲンガーを演じるのはドイツで活躍する日本のソプラノ橋本明希で、全編が主に二人のデュオで進められます。ここに絡むのがアメリカのバリトン歌手レイモンド・エイヤース演じる「イルミネーテッド・マン」で、彼は様々な映像が投影されるスクリーンと一体化しているという役どころ。ほかに雲、石、風景といったものが擬人化され、独特の神秘的な舞台が展開されています。