ソコロフ(イヴァン)
生没年 | 1960- | 国 | |
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辞書順 | 「ソ」 | NML作曲家番号 | 335447 |
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ソコロフ(1960-):
室内楽と器楽作品集
ヴィオラとピアノのための13のポストリュード
4手ピアノのための回想
ヴァイオリン・ソナタ 第2番
独奏ヴィオラのためのエレジー [カレン・ベントリー・ポリック(ヴァイオリン、ピアノ、ヴィオラ)/イヴァン・ソコロフ(ピアノ)]SOKOLOV, I.: Chamber and Instrumental Music (Pollick, I. Sokolov)
発売日:2020年08月14日 NMLアルバム番号:TOCC0560
CD価格:2,175円(税込)
1960年、モスクワで生まれたイヴァン・ソコロフ。教養豊かな家庭に育ち、幼い頃からピアノを始め、8歳の時から作曲を学びました。12歳の時にはネイガウスの高弟レフ・ナウモフに師事、彼から強い影響を受け、後に「私の人生で最も大切な人」と呼んでいます。 モスクワ音楽院を卒業後、作曲家として活躍を始めたソコロフは初め前衛的な作品を書いていましたが、後に急進主義を否定し、チャイコフスキーやグラズノフを思わせる伝統的な書法へと回帰していきます。 このアルバムにはごく最近の作品を中心に収録。スクリャービン風の「ポストリュード」や、ラフマニノフ風の「エレジー」など、ソコロフの作風が味わえる1枚です。伴奏は全てソコロフが担当、ソリストのポリックはヴァイオリンとヴィオラ、ピアノを自在に操り、作品の真価を伝えます。
収録作曲家:
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3世紀にわたる
ロシアのヴィオラ・ソナタ集 [バジル・ヴァンドリエス(ヴィオラ)/ウィリアム・デイヴィッド(ピアノ)]THREE CENTURIES OF RUSSIAN VIOLA SONATAS
発売日:2021年10月29日
CD価格:2,175円(税込)
このアルバムに収録された4人の作曲家の活躍時期は3世紀にわたりますが、誰もがヴィオラを深い音色を際立たせ、存分に歌わせる方法に熟知していました。 「ロシア音楽の父」グリンカの未完のソナタは、「ロシアのヴィオラ音楽の父」と呼ばれるヴァディム・ボリソフスキーによる補筆完成版で聴くことができます。ボリソフスキーがこの補筆を行った頃は、大編成のオーケストラ作品やオペラをもてはやし、小編成の作品にはあまり目をくれなかったソ連当局の方向性により、音楽院でのヴィオラの指導のサポートもなかなか進みませんでした。そのためこの楽器を専門的に学ぶ学生もほとんど存在せず、新しいヴィオラのための作品があまり生まれなかった時代でした。 その後は作曲家と演奏家が協力し、楽器のためのレパートリーを拡大、レヴォル・ブーニンの作品は優れたヴィオラ奏者としても活躍したルドルフ・バルシャイのために書かれています。 またシェバリーンとソコロフのソナタは作曲年代が50年近く違うものの、どちらもヴァイオリン・ソナタ、チェロ・ソナタと併せて3部作として作曲されています。 抒情あふれる作品をお楽しみください。