ブルク(フリードリヒ) Bruk, Fridrich
生没年 | 1937- | 国 | ウクライナ |
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辞書順 | 「フ」 | NML作曲家番号 | 306504 |
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ブルク(1937-):
〈管弦楽作品集 第5集〉
交響曲 第13番「画家カジミール・マレーヴィチ[1878-1935]」
交響曲 第14番「叫び」 [イマンツ・レスニス(指揮)/リトアニア国立交響楽団]BRUK, F.: Orchestral Music, Vol. 5 -Symphonies Nos. 13, "Artist Malevich" and 14, "The Scream" (Lithuanian National Symphony, Resnis)
発売日:2024年03月29日 NMLアルバム番号:TOCC0661
CD価格:2,175円(税込)
1937年ウクライナに生まれ、1974年からフィンランドに居住するフリードリヒ・ブルクの管弦楽作品集の第5集。このアルバムには画家からインスパイアされた2つの作品が収録されています。 2014年に作曲された交響曲第13番はウクライナにおける抽象絵画の先駆的存在カジミール・マレーヴィチの生涯と作品から触発されており、第1楽章は画家の自画像(1908年作)から受けた印象、第2楽章はマレーヴィチの代表作の一つ「黒い台形と赤い正方形」のイメージを2つの主題によるスケルツォで表現しています。「革命」と題された第3楽章は、1917年に起きたロシア革命下でのマレーヴィチの人生や恐怖政治を描いたとされるプロコフィエフ風の音楽。 交響曲第14番はムンクの 「叫び」に触発された単一楽章の交響曲。ブルクは2015年にヘルシンキでこの絵が展示された際に鑑賞し、強い 印象を受けたといいます。そして絵から受けた印象をもとにこの作品を書き上げました。
収録作曲家:
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ブルク(1937-):
〈管弦楽作品集 第4集〉
交響曲 第15番「リフレクションズ」
交響曲 第16番「ドニプロ川」 [イマンツ・レスニス(指揮)/リトアニア国立交響楽団]BRUK, F.: Orchestral Music, Vol. 4 - Symphonies Nos. 15, "Reflections" and 16, "The River Dnieper" (Lithuanian National Symphony, Resnis)
発売日:2023年06月16日 NMLアルバム番号:TOCC0657
CD価格:2,175円(税込)
1937年、ウクライナのハルキウ(ハリコフ)生まれの作曲家ブルク。現在はフィンランドに住み、タンゴの作曲家として知られていますが、彼の作品の中で重要な位置を占めるのが20曲を越える交響曲です。 3つの楽章からなる第15番は、フィンランドの軍人で大統領マンネルヘイム、エストニアの革命家で初代大統領パッツ、スウェーデンとロシアという強国にはさまれたフィンランドのウーシマー地方の歴史から想を得ています。バスドラムやティンパニなど打楽器を多用するニールセン風の音楽に、シベリウスを思わせる繊細なワルツをまじえています。 第16番はロシアからベラルーシ、ウクライナを経て黒海にそそぐ大河「ドニプロ(ドニエプル)川」沿岸地域の歴史から着想した作品。「チョルノービリ(チェルノブイリ)の物語」と題された第2楽章は1986年の原発事故の破局や恐怖を描き、「嵐と啓蒙」と題された終楽章も予定調和的な解決からは程遠く、この地域の多難な歴史があらためて思い起こされます。
収録作曲家:
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ブルク(1937-):
〈管弦楽作品集 第3集〉
交響曲 第22番 「海で」
交響曲 第23番 「イングリアの様式で」 [リトアニア国立交響楽団/マーリス・クプチス(指揮)]BRUK, F.: Orchestral Music, Vol. 3 - Symphonies Nos. 22, "In the Ocean" and 23, "In the Ingrian Mode" (Lithuanian State Symphony, Kupčs)
発売日:2022年08月12日 NMLアルバム番号:TOCC0645
CD価格:2,175円(税込)
1937年にウクライナのハルキウ(ハリコフ)で生まれ、1974年からはフィンランドに住むブルク。この交響曲第3集では、2019年と2021年に作曲された直近の交響曲を紹介しています。すでに80歳を超えている作曲家の作品としては、驚くばかりの生命力を有しており、いずれも社会問題に目を向けた渾身の仕上がりとなっています。 交響曲第21番は、世界の海の汚染への懸念が作曲の原動力となっており、環境問題への取組を促す作品。第23番はフィンランドとロシアの国境にひっそりと住む“イングリア人”へのオマージュ。イングリアの民謡を素材にした作品です。どちらの作品も精緻な対位法とオーケストラの豊かな響きが用いられており、どこかしら荒々しさも感じられる多彩な表情を持っています。 ブルク作品を得意とするクプチスと、1989年に設立されたリトアニア国立交響楽団による演奏です。
収録作曲家:
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ブルク(1937-):
〈管弦楽作品集 第2集〉
交響曲 第19番/交響曲 第20番
交響曲 第21番 悪い予感 - アンネ・フランクの想い出に [マーリス・クプチス(指揮)/リエパーヤ交響楽団/アルヴィダス・カズラウスカス(バリトン・サクソフォン)/リトアニア国立交響楽団]BRUK, F.: Orchestral Music, Vol. 2 - Symphonies Nos. 19, 20, 21 (Kazlauskas, Liepāja Symphony, Lithuanian State Symphony, Kupčs)
発売日:2020年04月10日 NMLアルバム番号:TOCC0543
CD価格:2,175円(税込)
1937年、ウクライナのハリコフで生まれ、現在はフィンランドに住むブルク。タンゴの作曲家として知られていますが、彼の作品の中で重要な位置を占めるのが、自身のルーツであるユダヤ教や、1974年に移り住んだ第2の故郷、フィンランドのカレリア神話などにインスパイアされた21作の交響曲です。 このアルバムに収録されているのは2018年に作曲された3つの交響曲。これは20世紀前半に起きたユダヤ人迫害についての三部作であり、ブルクの特徴である万華鏡のような色彩感や、表情豊かな旋律、そしてドラマティックな音楽語法で、自身も体験してきた壮絶なユダヤ人の歴史を描きだしています。 バルト諸国で最も古い歴史をもつラトビアのリエパーヤ交響楽団と、1989年に設立されたリトアニア国立交響楽団による演奏です。
収録作曲家:
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ブルク(1937-):
〈管弦楽作品集 第1集〉
交響曲 第17番「人生の喜びに」
交響曲 第18番「ダウガフピルス」 [リエパーヤ響/クプチス]BRUK, F.: Orchestral Music, Vol. 1 - Symphonies Nos. 17, "Joy of Life" and 18, "Daugavpils" (Liepaja Symphony, Kupčs)
発売日:2018年03月23日 NMLアルバム番号:TOCC0455
CD価格:2,175円(税込)
ウクライナのハリコフで生まれ、1974年からはフィンランドに在住する作曲家ブルク。専ら「タンゴ」の作曲家として知られますが、彼の作品の中で最も重要な位置を占めるのは、18曲ある交響曲と、ユダヤ教のテーマに基づく作品、そして第2の故郷とも言えるフィンランドの神話「カレリア」に触発された作品群です。 このアルバムには2曲の交響曲を収録。ピアノを伴う交響曲第17番「人生の喜びに」は、度重なる障害を乗り越えた彼自身の自伝的な作品で、賑やかな終楽章が勝利を表しています。交響曲第18番はラトビアに伝わるユダヤの民謡がモティーフであり、ラトビアの家から追放されたという彼の祖父母に敬意を払って書かれた作品です。変奏曲形式による終楽章は神秘的な美しさに溢れています。
収録作曲家: