モール(エマヌエル) Moór, Emanuel

生没年 1863-1931
辞書順 NML作曲家番号 28400
  • 商品番号:OC497

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    チェロとデュプレクス・ピアノによるソナタ集 詳細ページ [ダーヴィト・シュトロンベルク(チェロ)/フローリアン・ウーリヒ(デュプレクス・ピアノ)]

    Cello Sonatas Played on Cello and Duplex Piano - MOÓR, E. / DOHNÁNYI, E. / STRAUSS, R. (D. Stromberg, F. Uhlig)

    発売日:2023年04月21日 NMLアルバム番号:OC497

    CD価格:2,475円(税込)

    ピアノ・ファン注目、 デュプレクス・カプラー・グランド・ピアノによる世界初録音。2段鍵盤を持つ珍しいピアノを用いたアルバムの登場です。 ハンガリーの作曲家でピアニストのエマヌエル・モール(1863-1931)が発明したこのデュプレクス・カプラー・グランド・ピアノ(以下デュプレクス・ピアノ)は2段式の鍵盤を持ち、上鍵盤は下鍵盤より1オクターヴ高く調律されています。片手で2オクターヴをカバーできるとともに、その構造から生まれる独自の音色が得られます。このピアノに触れたヴィルヘルム・バックハウスは「ピアノの歴史における最大の偉業」と称え、ブルーノ・ワルターも「この技術革新が素晴らしい作品を生むだろう」と予言しました。1921年に第1号が商品化されると、スタインウェイ、ベーゼンドルファー、ベヒシュタイン、プレイエルらの大手ピアノ・メーカーも続々と追随しましたが、普及することなく、いつしか忘れられました。 チェリストのダーヴィト・シュトロンベルクは、2台のチェロのためのレパートリーを探求していた2017年にエマヌエル・モールを知り、彼のチェロ作品をOehmsに録音し(OC1704)、その過程でモールの生涯とデュプレクス・ピアノに興味を惹かれて探究を続けました。2021年、遂に状態の良いデュプレックス・ピアノを見つけ、レストアを経てこの録音を敢行。 冒頭に置かれたのは楽器の生みの親であるモールの作品。続くエルネー・ドホナーニは、この楽器を使ったコンチェルトで指揮をしている写真があることから選択。そしてリヒャルト・シュトラウスのチェロ・ソナタは、その疾風怒濤の音響世界がこの楽器に相応しいと考えて加えました。当時のモールは人気作曲家で、彼の作品はニキシュ指揮のベルリン・フィル、メンゲルベルク指揮のコンセルトヘボウ管、コルトー、クライスラー、イザイらが演奏し、カザルスは「真の天才」と称えました。しかし1918年を最後に作曲の筆を置き、デュプレクス・ピアノの開発に邁進しました。 当CDではシュトロンベルクがモールの生涯とこの楽器をめぐって充実したライナーノーツを執筆しています(英語とドイツ語)。ピアノの歴史に関心を持つファンには手に取って頂きたい1枚です。

  • 商品番号:TOCC-650

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    エマヌエル・モール(1863-1931)
    ヴィオラのための作品集 詳細ページ
    [ディルク・ヘーゲマン(ヴィオラ)/ダーヴィッド・バール(ピアノ)/ローゼンシュタイン弦楽四重奏団/マルクス・ティリアー(チェロ)/アニマ・ムジケ室内管弦楽団/マーティアス・アンタル(指揮)]

    MOÓR, E.: Viola Music (Hegemann, Ball, Rosenstein String Quartet, Anima Musicæ Chamber Orchestra, Antál)

    発売日:2022年07月15日 NMLアルバム番号:TOCC0650

    CD価格:1,950円(税込)

    後期ロマン派の作曲家エマヌエル・モールの作品集。ハンガリーに生まれ、ウィーンでブルックナーに師事、ピアニストとしてアメリカやヨーロッパで演奏し、イギリス国籍を取得するもスイスに移住。亡くなるまでこの地で過ごしました。 彼の作品は当時の演奏家たちが挙って演奏し、ベルリンのジムロック社、ミラノのリコルディ社など、主要な出版社から総譜が出版されました。また晩年は楽器の発明家としても名を馳せ、手鍵盤を上下2段に重ねた「エマヌエル・モール式ピアノフォルテ」は、あのモーリス・ラヴェルも絶賛しました。しかし性格は気難しく、歯に衣着せぬ発言のため多くの友人を失ったとも言われています。 このアルバムには彼のヴィオラを用いた作品を収録。技巧的、かつ抒情を湛えた複雑な音楽は、聴き手に深い満足感を与えることでしょう。

    収録作曲家:

  • 商品番号:OC1704

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    モール(1863-1931)
    2つのチェロのための協奏曲
    4つのチェロのための組曲
    チェロ・ソナタ 詳細ページ
    [ダーヴィト・シュトロンベルク(チェロ)/セバスティアン・ヘス(チェロ)/ルドルフ・ピールマイヤー(指揮)/ニュルンベルク交響楽団 他]

    MOÓR, E.: Concerto for 2 Cellos / Suite for 4 Cellos / Cello Sonata (S. Hess, D. Stromberg, Nuremberg Symphony, Piehlmayer)

    発売日:2020年04月24日 NMLアルバム番号:OC1704

    CD価格:2,475円(税込)

    ハンガリー出身のピアニスト・作曲家、エマヌエル・モール。作曲を始めた当時は後期ロマン派の作風による作品を書いていましたが、1900年頃を境に新古典派主義に転向し、作風を変化させています。新しいピアノの開発にも尽力し、自らが考案した「エマヌエル・モール式ピアノフォルテ」(手鍵盤を2段に重ねることで、2オクターヴの音程を片手で掴める。ラヴェルが絶賛した)の普及に務めたことでも知られています。 また彼は、チェリスト、パブロ・カザルスと親しく、カザルスのために数多くのチェロ曲を作曲しており、このアルバムでは様々な段階におけるモールとカザルスの関係性が感じられる作品を聴くことができます。作品番号53のチェロ・ソナタは、カザルスと出会う以前の作品ですが、2つのチェロのための協奏曲が大好評を博したため、カザルスから4つのチェロのための組曲についての作曲依頼があったというものです。中ではチェロ組曲における4つのチェロが綾なす優美な響きが見事です。

    収録作曲家: