ボリス(セバスティアーノ) Bolis, Sebastiano
| 生没年 | 1750-1804 | 国 | イタリア |
|---|---|---|---|
| 辞書順 | 「ホ」 | NML作曲家番号 | 283768 |
-
マリア・ローザ・コッチャ(1759-1833):
18世紀ローマの宗教曲集 [ピーター・リーチ(指揮・オルガン)、カーディフ大学室内合唱団]COCCIA, M.R.: Sacred Music from 18th Century Rome (Cardiff University Chamber Choir, Leech)
発売日:2024年10月04日
NMLアルバム番号:TOCC0359CD価格:2,175円(税込)
イタリアの教会音楽史における女性作曲家のパイオニア的存在マリア・ローザ・コッチャの貴重な作品集。 1716年、ローマ教皇は、ローマで活動するプロの音楽家にサンタ・チェチーリア国立アカデミアの会員資格を義務付けました。それには試験官の前で4声のフーガを作曲する課題が課されていましたが、1774年にこの試験に合格し、女性として初めてローマのマエストラ・ディ・カペラの称号を得たのが当時15歳のマリア・ローザ・コッチャ。しかし教会は女性が宗教施設で音楽を担当することを許さず、コッチャは30歳になる前に作曲を諦めてしまいました。 彼女の作品はオペラ風の要素を取り入れて世俗音楽と宗教音楽の融合を図ったものですが、「Hic vir despiciens mundum」では18世紀ローマの伝統的なポリフォニーの様式でも作曲できたことを示しています。 このアルバムには彼女の師ペシやカサーリらの作品も収録しています。全て世界初録音。
-
The Cardinal King
1740年から1791年 : ローマにおけるヘンリー・ベネディクト・ステュアートへの音楽 [カペラ・フェーデ/ハルモニア・サクラ]Choral Music - BOLIS, S. / ZAMBONI, G. (The Cardinal King: Music for Henry Benedict Stuart in Rome, 1740-91) (Cappella Fede, Harmonia Sacra)
発売日:2017年03月24日
NMLアルバム番号:TOCC0300CD価格:2,175円(税込)
イギリスの王家に生まれながらも、王位奪還をせず、ローマの教皇領の枢機卿として生涯を全うしたヘンリー・ベネディクト・ステュアート(1725-1807)。17世紀の反革命勢力「ジャコバイト」は彼をイングランドとアイルランドの王であると見做したものの、本人はそれを認めることはなく、結婚もしなかったため、彼の代で血筋が途絶えてしまったことでも知られます。 このアルバムは、枢機卿時代の彼に仕えた数多くの作曲家たちの作品が集められていますが、そのほとんどは現在忘れられてしまった人ばかり。しかし、どれもバロックの時代から古典派への橋渡しとなる魅力的な作品で、彼が「穏やかな枢機卿」として讃えられていたかがわかります。
