フライ(ワルター) Frye, Walter
生没年 | -1475 | 国 | イギリス |
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辞書順 | 「フ」 | NML作曲家番号 | 28245 |
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UNICUM ユニクム
1470年代、ルーヴェンの新しい歌 [アンサンブル・レオネス]UNICUM - New Songs from the Leuven Chansonnier (Ensemble Leones, Lewon)
発売日:2023年02月24日 NMLアルバム番号:8.574395
CD価格:1,900円(税込)
2015年にルーヴェンのアラミレ財団によって発見された15世紀の羊皮紙製写本には、これまで知られていなかった12曲の無名のシャンソンが含まれていました。これは恐らく1470年頃にロワール渓谷で写されたと思われる写本で、アラミレ財団はベルギー政府にこの重大な発見を伝え、現在は財団本部のあるルーヴェンのパーク修道院に保管されています。この写本は開いた状態でも120mm×170mmととても小さく、収録数も50曲とそれほど多くありません。ほとんどが作者不詳で、三声のために書かれており、同じころに遠く離れたサヴォワで作られたシャンソニエ・コルディフォルム(ハート形のシャンソン集)に近い内容を持っています。 演奏するアンサンブル・レオネスは以前このシャンソニエ・コルディフォルムからの曲も録音しており(8.573325)、今回もア・カペラから器楽とのアンサンブルまでさまざまな演奏の可能性を探求しています。
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グレースと2台のリュート
15世紀後期の撥弦楽器リュートによる二重奏 [マルク・レヴォン(中世リュート,ギター)/パウル・キーファー(中世リュート)/グレース・ニューコム(歌) ]Lute Duo Music (Two Lutes with Grace - Plectrum Lute Duos of the Late 15thCentury) (Lewon, Kieffer)
発売日:2020年02月28日 NMLアルバム番号:8.573854
CD価格:1,900円(税込)
プレクトラムリュート=中世リュートのデュオは、15世紀後半の西ヨーロッパで活躍していた楽器奏者たちにとって最も人気の高いアンサンブルの一つでした。 このアルバムは、そんな名手の一人で、当時「世界一のリュート奏者」と評されたフェラーレのピエトロ・ダル・キタリーノ(1417-1497頃)にインスパイアされた1枚。残念ながら彼が仲間たちと演奏した音楽の記譜はほとんど残っていませんが、長年に渡って中世の音楽に命を吹き込んでいるマルク・レヴォンとパウル・キーファーが研究を重ね、ティンクトリスやアグリコラなど、キタリーノたちが演奏したであろうレパートリーを丁寧に再現しています。ほとんどの曲は歌を伴いますが、中には器楽だけのものもあり、15世紀のリュート音楽の多彩なアレンジを知ることができます。 味わい深い歌を披露するグレース・ニューコムは、主として中世作品を演奏する“アンサンブル・ルモルム”の創設者兼ディレクターとしても活躍しています。
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『ノエルを歌おう』
中世イギリスのクリスマス音楽 [ゴシック・ヴォイセズ]発売日:2019年12月20日
CD価格:2,475円(税込)
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O gemma clarissima - おお、明るい宝石
聖カタリナを称賛する音楽集 [エドワード・ウィッカム(指揮)/ケンブリッジ・セント・キャサリン・カレッジ合唱団]発売日:2019年11月15日
CD価格:2,100円(税込)
聖カタリナは4世紀頃に実在したとされるエジプト、アレキサンドリアの貴族の女性。才能に恵まれた彼女はキリスト教の教えに賛同し洗礼を受けましたが、当時のローマ皇帝マキシミヌスの怒りに触れ改宗を迫られます。しかし彼女はそれを拒否、最後まで信仰を捨てなかったため処刑され、死後聖人に列聖されました。多くの分野の守護聖人であり、彼女の名を冠する団体が世界中に存在しています。 このアルバムで素晴らしい歌声を披露している「ケンブリッジ・セント・キャサリン・カレッジ合唱団」も彼女の名を冠するアンサンブルの一つ。聖カタリナの崇拝が最高潮に達した15-16世紀頃の彼女を讃える音楽を集め、敬虔さと崇拝の心を込めて各曲を歌い上げています。