ジット(ハンス) Sitt, Hans
| 生没年 | 1850-1922 | 国 | |
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| 辞書順 | 「シ」 | NML作曲家番号 | 27330 |
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母なる自然に捧ぐ頌歌
ヴァイオリンとピアノのための作品集 [シルヴィア・フアン、ボリス・クズネツォフ]発売日:2025年11月07日
CD価格:2,775円(税込)
冬から春へ、四季の移ろいを捉えた近代の名品群四季にまつわる標題を持つ20世紀作品を中心としたヴァイオリン・アルバム。2019年のベルギー・エリザベート王妃国際音楽コンクールでファイナルを沸かせ、聴衆賞を獲得したシルヴィア・フアンが、数多くの録音を通じて室内楽への高い適性を示してきたロシア出身のドイツのピアニスト、ボリス・クズネツォフと息の合った充実の解釈で聴かせます。 冒頭のイザイ作品とグリーグの『抒情小曲集』からの一編(ピアノ曲からの編曲)が多少知られている以外は演奏機会の少ない曲が多く、どれも「嬉しい発見」という言葉が似つかわしい名品揃い。ピアノ独奏曲で知られるフランス近代の早世の作曲家デュポンの晴れやかさと玄妙さが相半ばする『春の日』(1901)、ジャンルの垣根を越え活躍する現代の女性作曲家カミーユ・ぺパンのスリリング&スタイリッシュな「秋のリズム」、ポスト前衛的な聴きやすい音響の中で物憂げな味わいが続くラウタヴァーラの2008年作「夏の想い」など、多彩なプログラムを通じてデュオの魅力を再認識させてくれる好アルバムです。
