エテュ(ジャック) Hetu, Jacques
| 生没年 | 1938-2010 | 国 | カナダ |
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| 辞書順 | 「エ」 | NML作曲家番号 | 27253 |
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2つのオーケストラ、1つの交響曲
エテュ(1938-2010):
交響曲 第5番 Op.81 [アレクサンダー・シェリー、ナショナル・アーツ・センター管弦楽団、ケベック交響楽団、トロント・メンデルスゾーン合唱団]発売日:2024年11月22日
CD価格:2,775円(税込)
カナダの作曲家ジャック・エテュ最後の作品とも言われ、彼が亡くなってから3週間後に初演された交響曲第5番。終楽章に合唱が加わるこの大規模な作品を、オタワのナショナル・アーツ・センター管弦楽団、ケベック・シティのケベック交響楽団という2つのオーケストラによる管弦楽(弦は概ね合同、管打楽器は選抜メンバーのようです)と、トロントのメンデルスゾーン合唱団で演奏したアルバム。それぞれの本拠地にてライヴを重ねたのち、万全の体制で臨んだセッション録音です。 作品は第二次世界大戦時のフランスにおけるナチスの侵略から解放までを描いたもので、終楽章には占領下で書かれたポール・エリュアールの詩『自由』が用いられています。1927年のパリ解放から80年、指揮者と管弦楽、合唱が一体となり深い共感を持ってこの大作をダイナミックに謳いあげています。
収録作曲家:
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エテュ(1938-2010):
弦楽のための作品全集
弦楽四重奏曲 第1番・第2番
セレナード/六重奏曲他 [ニュー・オーフォード弦楽四重奏団/ダン/カー/ハッチンソン]HÉTU, J.: Chamber Works for Strings (Complete) (New Orford String Quartet, Dann, C. Carr, Hutchins)
発売日:2014年11月26日
NMLアルバム番号:8.573395CD-R価格:1,900円(税込)
カナダのケベックで生まれた作曲家ジャック・エテュ(1938-2010)はモントリオールの音楽院で学び、オタワ大学でジュール・マーテルから専門的な知識を習得します。その後も様々な音楽家から指導を受け、1959年の夏にはルーカス・フォスとともにタングルウッド音楽センターで学んだ経歴も持っています。1961年から63年まではエコール・ノルマルでアンリ・デュティユー、1962年から63年にはパリのコンセルヴァトワールでオリヴィエ・メシアンの指導も受けています。もちろん数多くの受賞歴があり、今でも彼は、カナダにおける最も先進的な現代音楽作曲家とみなされています。 彼の作品は確かに難解ですが、その根底には伝統的な音楽フォームがあり、特に初期の作品にはバルトークやヒンデミット、フランスの印象派主義の音楽や、メシアンなどの影響が見受けられます(例えば弦楽四重奏曲第1番の2楽章の終結部の美しい響きは、メシアンの天上の世界を示す音と似ています)。彼の音楽は無調ではなく、多調であり、ネオ・ロマンティックな情景は後年になるほど深まり、1991年の弦楽四重奏曲第2番は更に美しい音に満ちています。
収録作曲家:
