ボッキ(ロレンツォ) Bocchi, Lorenzo
生没年 | - | 国 | |
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辞書順 | 「ホ」 | NML作曲家番号 | 236400 |
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ハンガリー人のチャールズ氏
~18世紀のダブリンにおけるヘンデルの好敵手~
ヘンデル(1685-1759):
水上の音楽(抜粋)ほか [ピーター・ウィラン、アイリッシュ・バロック・オーケストラ]MR CHARLES THE HUNGARIAN - Handel's Rival in Dublin (Irish Baroque Orchestra, Whelan)
発売日:2023年06月09日 NMLアルバム番号:CKD718
CD価格:2,475円(税込)
謎多き音楽家をテーマに織り上げられる後期バロック音絵巻、
アンネケ・スコットの超絶ナチュラル・ホルンにも注目!1742年、ヘンデルが『メサイア』初演のためアイルランドのダブリンを訪れた際に行われた演奏会の記録をもとに、そこで複数の管楽器を使って名演を聴かせた謎の音楽家「チャールズ氏」の存在を解き明かしながら、当時の音楽会プログラムを再現したアルバム。近年躍進めざましいアイリッシュ・バロック・オーケストラならではの上質な演奏で、有名・無名を問わずさまざまな作曲家が手掛けた作品に触れられるのが魅力。 「チャールズ氏」と英語名で記録されている人物は記録でこそ「ハンガリー人」と説明されているものの、その正体はおそらく英国王室音楽家協会に名前のあったチャールズ〔またはカルロ〕・ヴァーンバーグCharles Vernbergではないかと推察されており、ナチュラル・ホルンを闊達に吹きこなしただけでなく、オーボエ・ダモーレや当時まだ珍しかったクラリネット、あるいはその前身楽器シャリュモーなどを巧みに演奏したとのこと。 現代古楽シーンでこれらの楽器の演奏を通じ注目されてきたアンネケ・スコットやニコラ・ボウドといった名手たちが、古楽器ならではの味わいをよく生かした細やかなアンサンブルを展開。ヘンデルが挑まねばならなかった同時代のライヴァルたちの技量をよく際立たせたトラックの数々をじっくりお楽しみください。