クルーズ(イアン) Krouse, Ian
生没年 | 1956- | 国 | アメリカ |
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辞書順 | 「ク」 | NML作曲家番号 | 21834 |
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イアン・クルーズ(1956-):
交響曲 第5番「平和への道」
朝鮮戦争の英雄のためのファンファーレ Op.71
シンフォニーズ・オブ・ストリングス 第1番・第2番 [マイケル・ディーン(バス・バリトン)/イェンス・リンドマン(トランペット)/UCLAグルック・ブラス・クインテット/瑞草フィルハーモニア/ペ・ジョンフン (指揮)]KROUSE, I.: Symphony No. 5 / Fanfare for the Heroes of the Korean War / Symphonies of Strings Nos. 1, 2 (M. Dean, Seocho Philharmonia, Jong Hoon Bae)
発売日:2021年11月12日
NMLアルバム番号:8.559907
CD価格:1,600円(税込)
アメリカ出身の作曲家イアン・クルーズの作品集。 2017年に完成した「交響曲第5番」は、朝鮮戦争開戦70年に向けて書かれた作品。1998年から構想されており、もともと第2楽章と第3楽章は吹奏楽のために書かれていました。オリジナルの副題は「American Interludes アメリカの間奏曲」であり、アメリカと大韓民国との特別な関係が描かれています。曲中にはアメリカの有名な3つのメロディ…コープランドが「アパラチアの春」で用いた“シンプル・ギフト”、“アメイジング・グレイス”、そして“市民のためのファンファーレ”が登場するとともに、韓国を代表する“アリラン”の旋律も用いられています。このアルバムでは改訂された2020年版による演奏が収録されています。 他には、関連作品である「朝鮮戦争の英雄のためのファンファーレ」と2つの「シンフォニーズ・オブ・ストリングス」が収録されています。どちらも特徴的な作風を持っており、第1番はもともと自身のギター四重奏曲第3番を改訂したもの。「ラ・フォリア」の旋律がさまざまな形に展開する独創的な作品です。第2番には古いユダヤの旋律が用いられていますが、演奏にはヴァイオリンが用いられておりません。
収録作曲家:
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クルーズ(1956-):
夜想曲集 Op.60(弦楽五重奏とバリトンのための歌曲集)
祈り Op.54 [ジェシカ・リヴェラ(ソプラノ)/ウラディーミル・チェルノフ(バリトン) 他]KROUSE, I.: Nocturnes / Invocation (Rivera, Chernov, Pogossian, Sutre, R. O'Neill, Lysy, Hanulik, Maryanne Kim)
発売日:2020年07月22日
NMLアルバム番号:8.559877
CD価格:1,600円(税込)
Gramophone誌で「現代作曲家の中で最もコミュニケーション能力があり、また興味がそそられる一人」と評されたイアン・クルーズ(1956-)の作品集。 アルバムに収録された「夜想曲集」は、2010年に彼が日本に滞在した際に書かれたもの。弦楽五重奏とバリトンのためのこの歌曲集には、20世紀初頭に活躍したアルメニアの詩人による4つの詩が用いられており、ベートーヴェンの「月光ソナタ」やシューベルトの「影法師」から引用された旋律を効果的に配することで、一人の男と“光”の関わりを丹念に描いています。 「祈り」は英語、スペイン語、日本語、中国語の4言語をテキストに用いた歌曲集。“無形の愛”を探求するという願望から生まれたこの曲集は、ほとんどが無調で書かれており、捉えどころのない旋律から幻想性が香り立ちます。
収録作曲家:
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クルーズ(1956-):
アルメニア・レクイエム Op.66 [ショウシック・バルソウミアン(ソプラノ)/ガリネー・アヴァキアン(メゾ・ソプラノ)/イェギシェ・マヌチャリアンテノール)/ウラディーミル・チェルノフ(バリトン)/UCLAフィルハーモニア/ニール・スタルバーグ(指揮)/]KROUSE, I.: Armenian Requiem (Lark Master Singers, Tziatzan Children's Choir, UCLA Philharmonia, Stulberg)
発売日:2019年03月29日
NMLアルバム番号:8.559846-47
CD 2枚組価格:2,500円(税込)
1915年から1922年にかけて、トルコ政府による「アルメニア人の大量虐殺」の行為は現在でもアルメニア国民にとって傷が癒えることのない出来事です。アメリカ人作曲家イアン・クルーズはこの事件から100年後の2015年に、追悼のためのレクイエムを書き上げました。 アルメニアの教会では死者を追悼する際にレクイエムを演奏するということはなく、一部の教区のみが、式典の最後に死者への短い祈りを捧げるという方式をとることが普通であったため、クルーズはこの作品を書き上げる際、典礼用の聖歌のテキストを中心に用いながら、様々な詩をはさみこみ(ブリテンの戦争レクイエムのように、悲しみと哀悼、そして和解への希望を歌い上げるように作品を構成、前半の苦悩の世界は全て終曲で浄化され、アルメニアの人々と多くの聴き手の心に温かい火を灯します。
収録作曲家: