ヴァルター(ヨハン) Walter, Johann
生没年 | 1496-1570 | 国 | ドイツ |
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辞書順 | 「ウ」 | NML作曲家番号 | 21428 |
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教会音楽における新時代に活躍したヨハン・ヴァルター。彼の編纂によるプロテスタント最初の賛美歌集「GEYSTLICHE GESANGK BUCHLEYN 聖歌集」は1524年にマルティン・ルターの序文付きで出版されました。ヴァルターの作品は2つのスタイルに拠っているとされ、一つはフランドル楽派の伝統を継承するポリフォニーで、もう一つは四声部で書かれ旋律は一番上のテノール声部が担当し、他の声部は精妙な対位法メロディを歌うスタイル。このルターによるコラールは後者のスタイルで書かれており、この曲集は以降の作曲家たちにも多大な影響を及ぼしました。 コルデスとブレーメン・ヴェーザー=ルネサンスは、この曲集を絶妙な響きで忠実に再現しています。
収録作曲家:
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マルティン・ルターと音楽 [シーゲン・バッハ合唱団]
Choral Concert: Siegen Bach Choir Collegium - NEUSIEDLER, H. / WALTER, J. / SCHÜTZ, H. / ECCARD, J. / BACH, J.S. (Davon ich singen und sagen will)
発売日:2017年03月17日
NMLアルバム番号:555098-2
CD 価格:1,520円(税込)
宗教改革の立役者として、また数多くの賛美歌の作者として名を知られているマルティン・ルター。彼は音楽家としても、リュートを演奏しながら賛美歌を歌いましたが、自身の音楽的才能については「取るに足らない、才能もないテノール」と卑下していたという記録が残っています。 このアルバムでは、彼自身のコラールも含め、エッカルトやJ.S.バッハを含む11人の作曲家が「ルターの賛美歌」を基に書いた作品を収録。バッハ=コア・ジーゲンと名歌手たちが演奏するこれらの曲集、改めてルターの偉大さを確認できる出来栄えとなっています。