クヴァンダール(ヨハン) Kvandal, Johan
生没年 | 1919-1999 | 国 | |
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辞書順 | 「ク」 | NML作曲家番号 | 20203 |
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クヴァンダール(1919-1999):
ピアノ独奏作品全集 [クノップ]KVANDAL, J.: Piano Works (Complete) (Knoph)
発売日:2016年12月16日 NMLアルバム番号:GP739
CD価格:1,950円(税込)
20世紀初頭のノルウェーに生まれた作曲家ヨハン・クヴァンダール。実は彼の父は、当時ドイツとノルウェーで活躍、その作品が高い評価を受けていたダーヴィド・モンラード・ヨハンセンですが、息子であるクヴァンダールは「親の七光り」で評価されることを嫌い、父方の姓を名乗らなかったという人です。 彼は1937年から1942年まではゲイル・トヴェイトに師事、1942年から44年までウィーンでヨーゼフ・マルクスから作曲を学びましたが、戦後はノルウェーに戻り、この地の音楽大学でオルガンを学びました。作曲家として活動を始めた初期の時代は、他の同時代の作曲家たちのように、古典的なフォームでノルウェーの民俗音楽を取り入れた明快な作品を書いていましたが、1952年から1954年に住んだパリで、ナディア・ブーランジェに師事、またバルトーク、ストラヴィンスキー、メシアンたちの音楽に触れることで、彼の作風も大きな転機を迎えます(とは言え、この時代の作品は無調の傾向が見られるものの、電子などの前衛的な手法は用いていません)。晩年は独自の手法による調性感に基づく作品に、民俗的な要素を取り入れた神秘的な作品をいくつか作曲、最後の作品である「ピアノ協奏曲」は壮大な楽想が愛されています。 このアルバムには、彼のピアノ独奏曲を全て網羅。初期の「ソナチネ」から晩年の作品「モザイク」まで、面白い曲が並びます。
収録作曲家: