チェイシンズ(アブラム) Chasins, Abram
生没年 | 1903-1987 | 国 | アメリカ |
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辞書順 | 「チ」 | NML作曲家番号 | 19637 |
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エイブラム・チェイシンズ(1903-1987):
〈ピアノ独奏曲全集〉
過去の事象の思い出 Op.36
鍵盤のためのカリカチュール Op.6
前奏曲 Op.10 - Op.13 他 [マルガリータ・グレボフ(ピアノ)]CHASINS, A.: Piano Solo Music (Complete) (Glebov)
発売日:2023年02月17日 NMLアルバム番号:TOCC0678
CD 2枚組価格:1,950円(税込)
アメリカ音楽界に大きな足跡を残したエイブラム・チェイシンズのピアノ独奏作品全集。 チェイシンズはニューヨークのマンハッタンに生まれ、ジュリアード音楽院でアーネスト・ハッチソンにピアノを、ルービン・ゴールドマークに作曲を学んだ後、カーティス音楽院でヨーゼフ・ホフマンに師事。1927年から20年間コンサート・ピアニストとして活動し、南北アメリカとヨーロッパで演奏。ガーシュウィンと四手連弾をしたこともあります。ロマン派音楽を得意とし、ショパンの録音は人気を博しました。著述家としても才能を発揮し、スコトコフスキーやクライバーンの評伝を執筆、またラジオ局で番組を持ち、著名な演奏家をトークの相手に招いてクラシック音楽の魅力を身近に伝えることに貢献しました。 作曲家としては、“Flirtation in a Chinese Garden”と“Parade”(どちらもチェイシンズ自身による管弦楽版)がトスカニーニが初演の指揮をとった初のアメリカ人作品となり、また「アジアに行かずに書いた」という「3つの中国の小品」はホフマンやレヴィーンがアンコールにしばしば弾いたこともあってヒット作となりました。 チェイシンズの作品はヴィルトゥオーゾ系ピアニストに人気があり、チェルカスキーやカツァリスも演奏しています。教育者としてもすぐれ、教え子の中にボレットや野島稔がいます。 この2枚組にはチェイシンズのピアノ独奏曲を全て収録。出世作となった「3つの中国の小品」をはじめ、すべての長調と短調による「24の前奏曲」、親交のあったラフマニノフ、ゴドフスキーの音によるカリカチュールなどを聴くことができます。 演奏はロシア系アメリカ人ピアニスト、マルガリータ・グレボフ。TOCCATA CLASSICSにはリャプノフ(TOCC-218)とレヴィツキ(TOCC-334)のアルバムを録音しています。