ヒッキー(ショーン) Hickey, Sean
生没年 | 1970- | 国 | アメリカ |
---|---|---|---|
辞書順 | 「ヒ」 | NML作曲家番号 | 19267 |
-
発売日:2017年11月29日
LP価格:3,760円(税込、送料無料)
アメリカの作曲家ショーン・ヒッキーが2015年に作曲した「Pacifying Weapon」。3楽章からなるこの協奏曲は、“武器を宥める”という意味を持つタイトル通り、度重なるテロ行為や、終わることのない戦争に心を痛めたヒッキーの「平和への祈り」が込められています。 第1楽章の冒頭はリコーダーの印象的なフレーズに始まり、第2楽章では追悼の鐘の音が響き渡ります。第3楽章はパーカッションとブラスによるリズムの応酬。これをリコーダーが複雑なメロディで彩ります。時折聞こえてくるのはスコットランド民謡でしょうか。様々な要素が組み込まれた作品です。クラウセンの「リコーダー・コンチェルティーノ」での目のくらむようなペトリの名技も聴きどころです。
-
アメリカのリコーダー協奏曲集 [ミカラ・ペトリ]
Recorder Recital: Petri, Michala - HICKEY, S. / NEWMAN, A. / SIERRA, R. / STUCKY, S. (American Recorder Concertos)
発売日:2019年05月24日 NMLアルバム番号:8.226912
CD価格:2,175円(税込)
リコーダーの女王ペトリが、アメリカ在住の4人の作曲家に委嘱した協奏曲を集めたアルバム。 プエルトリコ出身のシェッラによる「前奏曲、ハバネラと常動曲」は、元々リコーダーとギターのために作られた作品を大きく拡張したもので、スペインや南米がルーツとなる、揺れるようなリズムとメロディラインを持つ作品。「常動曲」では軽快な変拍子も登場します。 ピューリッツァー賞も受賞しているスタッキーによる「エチュード」は、上下するフレーズが楽しい「スケール」、音をずり下げる動きを多用する「グライド」など、それぞれタイトルとなる音型を使用した小品集です。 個性的なオルガン、鍵盤楽器奏者として一世を風靡したアンソニー・ニューマンの作品は、自身もハープシコードで参加の小編成による新古典主義的な美しいもの。 「武器を鎮める」というタイトルを持つショーン・ヒッキーの作品は、吹奏楽に対峙するリコーダーという図式で戦争やテロといった世界の暴力に対する平和の祈りが、管打楽器の特性を生かしたリズミカルな曲想で描かれています。
-
Music for My Love -
愛する人への音楽 第2集 [ポール・マン(指揮)/ウクライナ祝祭管弦楽団]Orchestral Music - BACRI, N. / CORP, R. / HAUTEKIET, W. / KINSELLA, S. (Music for My Love, Vol. 2) (Ukrainian Festival Orchestra, P. Mann)
発売日:2019年03月15日 NMLアルバム番号:TOCC0370
CD価格:1,950円(税込)
第1集(TOCC-333)に次ぐ、TOCCATA CLASSICSレーベルの創業者、マーティン・アンダーソンが妻ヨディット・テクレに捧げる特別な1枚。テクレが病を宣告されたのは2014年後半のこと。翌年4月に幼い息子を残しこの世を去ってしまった彼女のためにマーティンは友人の作曲家たちに曲を依頼、最終的に100曲以上も寄せられた様々な作品を彼は少しずつ録音し、音源の販売利益を慈善団体に寄付しています。 この第2集には12人の作曲家たちの作品を収録、深い哀しみの共感から生まれた稀有なアルバムです。