フラゴーソ(アントニオ) Fragoso, António
生没年 | 1897-1918 | 国 | |
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辞書順 | 「フ」 | NML作曲家番号 | 155116 |
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BOWS UP! 弓をあげよ
20世紀、21世紀ポルトガルの弦楽のための作品集
アゼヴェード、ブラガ・サントス、フラゴーソ [カメラータ・アトランティカ/アナ・ベアトリス・マンザニッラ(指揮/独奏ヴァイオリン)]Music for Strings (Portuguese) - AZEVEDO, S. / BRAGA SANTOS, J. / FRAGOSO, A. (Bows Up!) (Camerata Atlântica, A.B. Manzanilla)
発売日:2021年12月17日
NMLアルバム番号:8.579105
CD価格:1,900円(税込)
20世紀を迎えるまで、ポルトガルではオーケストラ作品はあまり作曲されませんでした。古典派の時代にはジョアン・ドミンゴス・ボンテンポ(1775-1842)が2曲の交響曲を書きましたが、ロマン派の時代に活躍した人はほとんどおらず、ようやくルイス・デ・フレイタス・ブランコ(1890-1955)が登場したことで、ポルトガル近代音楽の基礎が作られたといってもよいでしょう。 このアルバムには3人の近現代ポルトガル作曲家の知られざる作品を収録。 若くしてこの世を去ったフラゴーソの「ロマンティック協奏曲」は、フォーレとドビュッシーの影響を感じさせる瑞々しい作品。フレイタス・ブランコに学んだジョリー・ブラガ・サントスの「弦楽のための協奏曲」は民謡に根差した旋律とウォルトンやヴォーン・ウィリアムズを思わせるイギリス風の響きが融合しています。アゼヴェードは新古典主義の様式を愛する作曲家。このアルバムではバルトークへのオマージュである弦楽のための音楽と、シンフォニエッタを聴くことができます。
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アルマ
イベロアメリカの歌曲集 [ジュリエット・ロサーノ・ロロング、ジョアン・アラウージョ]発売日:2025年07月25日
CD価格:2,250円(税込)
イベロアメリカ(Ibero-America)とは、かつてスペインやポルトガルの植民地であったアメリカ大陸の地域を指す言葉で、19世紀後半から用いられるようになりました。この「アルマ=魂」と題されたアルバムでは、スペイン語およびポルトガル語による、アルゼンチン、メキシコ、ブラジル、ベネズエラ、コロンビアに、スペインとポルトガルを加えた7か国の歌曲を紹介しています。各国の民俗音楽や伝統を反映した作品が並び、印象主義から抒情に富んだ旋律、民間信仰、アフロ系要素、舞曲、そして子守歌に至るまで、多彩なスタイルによる作品が披露されます。 演奏は、コロンビア出身のソプラノ、ジュリエット・ロサーノ・ロロングと、ポルトガル出身のピアニスト、ジョアン・アラウージョによるもの。二人はロンドンの王立音楽大学で出会い、それぞれが国際的な賞を受賞するなど、注目を集める若手音楽家として活躍しています。