A.V.チャイコフスキー(アレクサンドル・ウラディミロヴィチ) Tchaikovsky, Alexander Vladimirovich
生没年 | 1946- | 国 | ロシア |
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辞書順 | 「チ」 | NML作曲家番号 | 144123 |
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アレクサンドル・チャイコフスキー(1946-):
〈管弦楽作品集 第1集〉
交響曲 第7番 Op.139 「隔離交響曲」
交響曲 第3番 Op.75 [アンドレイ・ロパティン(ヴァイオリン)/ドミートリー・ヴァシリエフ(指揮)/シベリア交響楽団]発売日:2021年02月12日
CD 価格:1,950円(税込)
20世紀ロシアの作曲家ボリス・チャイコフスキーの甥にあたるアレクサンドル・チャイコフスキー。現代ロシアで最も尊敬される作曲家の一人であり、故マリス・ヤンソンスも彼の作品を愛し、演奏会のレパートリーとして取り上げていたことで知られています。 普段は巨大なオーケストラのための作品を書く人ですが、2020年の最新作「交響曲第7番」は、“隔離交響曲”のタイトル通り、コロナ・ウィルス(Covid-19)の大流行下「各々の楽員たちがソーシャルディスタンスを保てるように」及び「社会的に隔離されてしまったオーケストラ」の2つの意味が持たされた小編成の作品です。 ドミートリー・ヴァシリエフは、1972年生まれ。2005年からシベリア交響楽団の首席指揮者を務めています。
収録作曲家:
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ボリス・チャイコフスキーの甥であるアレクサンドル・チャイコフスキー(ピョートル・イリイチとは血縁関係なし)。彼は現代ロシアで最も著名な作曲家の一人であり、ユーリ・バシュメットとの音楽的協力でも知られています。 このアルバムには2曲の協奏曲を収録。1993年に初演された「シンプル・トーンによるエチュード」は、バシュメットに献呈された作品で、ロマン派、印象主義、ジャズ、ミニマリズム、ロックンロールに至るまでの様々な時代のイディオムが使われています。「2台のピアノと管弦楽のための協奏曲」はネイガウス門下のアレクサンドル・スロボジャニクと彼の息子のために書かれた作品。最初は独奏ピアノの協奏曲でしたが、初演の終了後に第2ピアノのパートが付け加えられたもので、このヴァージョンでの初演ではチャイコフスキーはこのパートを演奏したということです。 2曲を指揮するのはマリス・ヤンソンス。以前もBR KLASSIKに「交響曲第4番」(900107)を録音するなど、アレクサンドル・チャイコフスキーを愛奏しており、この録音でも共感に満ちた素晴らしい演奏を披露しています。
収録作曲家:
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ルトスワフスキ、シマノフスキ、
A.チャイコフスキー(1946-):
管弦楽作品集 [バイエルン放送響/ヤンソンス]LUTOSLAWSKI, W.: Concerto for Orchestra / SZYMANOWSKI, K.: Symphony No. 3 / TCHAIKOVSKY, A.: Symphony No. 4 (Bavarian Radio Symphony, Jansons)
■交響曲/管弦楽曲
発売日:2011年06月08日
NMLアルバム番号:900107
3)
CD 価格:2,085円(税込)
バイエルン放送交響楽団の最新リリースは、ヤンソンスが深く思いを寄せているという3つの作品です。どの作品も色彩感に溢れ、エキゾチックであるとともに、平和への思いも込められています。ルトスワフスキの「管弦楽のための協奏曲」はポーランドの民謡をベースとしながら、作曲家が全く新しいアプローチによって、アバンギャルドな佇まいを持たせた興味深い曲。バルトークからの影響も感じられるオケ好きにはたまらない逸品です。シマノフスキの「交響曲第3番」は合唱、テノール独唱、ヴァイオリン独奏を伴う大掛かりな曲。13世紀のペルシャの神秘的な詩が用いられ、独特の和声と、炸裂する音響が入り乱れた20世紀初期の名作の一つです。アレクサンダー・チャイコフスキーは、あの有名な「チャイコフスキーたち」とは関連ありません。1946年にモスクワで生まれ、1972年までモスクワのコンセルヴァトワリーでナウモフにピアノ、フレンニコフに作曲を学びました。作風は新古典主義であり、主にピアノ曲を書いていましたが、最近はこのような管弦楽作品も多く手掛けています。この交響曲第4番は合唱とヴィオラ・ソロを伴う作品。名ヴィオラ奏者ユーリ・バシュメットの依頼により、ヴィオラ・パートにより重要性を付加したというもので、コラールのパッセージに深い思いが込められている「平和への祈りの音楽」です。
収録作曲家:
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〈ロシアの現代音楽家による合唱作品集 第1集〉 [エフゲニア・クリヴィツカヤ (オルガン)、エカテリーナ・メヘチナ (ピアノ)、アンドレイ・ヴィンニツキー (打楽器)、マリヤ・チェルマキナ (ソプラノ)、ミハイル・コテルニコフ (テノール)、アレクサンドル・ソロヴィエフ (指揮)、モスクワ音楽院室内合唱団]
Choral Music - SHCHEDRIN, R.K. / CHALAYEV, S.R. (Anthology of Contemporary Choral Music by Russian Composers, Vol. 1) (Soloviev)
発売日:2019年01月18日
NMLアルバム番号:MELCD1002557
CD 価格:2,320円(税込)
2012年から2017年まで、モスクワ音楽院の各ホールで行われた同音楽院室内合唱団の演奏会より、主に宗教的あるいは教訓的なものを中心に、現代ロシア合唱界で重要な作品ばかりを集めたアルバム。 合唱のレパートリー拡大に努め、指導者としてこの合唱団を大きく育てたボリス・テヴリンが2012年に世を去ったのち、その教え子であったアレクサンドル・ソロヴィエフが師の遺志を継いで、同時代の作曲家たちの作品を積極的に取り上げていきました。彼らの活動の集大成として音楽院とメロディア・レーベルが共同企画し、ロシア作曲家協会の全面的サポートを得て、これまでにない規模で制作されるロシア現代合唱作品アンソロジーの第1弾です。