クズミン(ミハイル・アレクセーヴィチ) Kuzmin, Mikhail Alekseevich
生没年 | 1872-1936 | 国 | |
---|---|---|---|
辞書順 | 「ク」 | NML作曲家番号 | 143956 |
-
クズミン(1872-1936):
神聖な歌
「名誉あるベルリンガー協会」のための音楽
「マスカレード」のための音楽
「独逸男ヒンケマン」のための音楽 [シキルティル/カレリア国立響/セーロフ]KUZMIN, M.A.: Sacred Songs / The Society of Honoured Bell Ringers / Masquerade (Shkirtil, Karelia State Symphony, Serov)
発売日:2015年04月22日 NMLアルバム番号:8.573192
CD価格:1,900円(税込)
ミハイル・アレクセーヴィチ・クズミン(1872-1936)は20世紀ロシアの偉大な「詩人」として認知されています。当時一世を風靡していた「象徴派」に対抗し、愛と欲望に溢れた妖艶な詩を発表し、物議を醸したのです。しかし、音楽的才能にも恵まれていて、ここで聴けるような劇のための音楽など、なかなか素晴らしい作品を書いていたのです。 クズミンはモスクワの北東、ヤロスラブリで生まれ、生後すぐにサラトフに家族とともに移住、そこで幼少期を過ごしました。この地域は平和で豊かな農村であり、ここでの生活の良い思い出は彼の創造に大きく影響を与えることとなります。彼は詩と音楽の融合について見事なバランス感覚を持っていたといい、自宅でしばしば親密な集まりを催しては、自身の伴奏で自作の歌を披露し、喝采を浴びたといいます。また当時のロシアとヨーロッパにおける「現代音楽」を普及させるために一連のコンサートを開催し、多くの賛同者を得たことでも知られています。 そんな彼の作品は、ムソルグスキーやチャイコフスキー、シューベルト、モーツァルトなどの影響が感じられるものが多く、時にはタンゴなどの最先端のリズムも含みながら、印象的な世界を形作っています。なかなか興味深い1枚です。
収録作曲家: