ウィルソン(イアン) Wilson, Ian
生没年 | 1964- | 国 | |
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辞書順 | 「ウ」 | NML作曲家番号 | 132669 |
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ハープによる分割装飾
~バロック作品と現代作品~ [マクシミリアン・エーアハルト]Harp Recital: Ehrhardt, Maximilian - CORRÊA de ARAUXO, F. / GIESEN, M. / PHILIPS, P. / TRABACI, G.M. / WILSON, I. (Diminutions)
発売日:2025年01月31日
NMLアルバム番号:CD-16338
CD価格:2,775円(税込)
古楽器ハープを通じて、数百年前の“前衛”と現代の技法が対話する16世紀から17世紀にかけ、音楽様式の変化に対応すべく新構造の楽器がさまざまに試みられたハープ。複雑な半音階を弾けるよう弦列を増やした楽器が生み出され、フレスコバルディやスヴェーリンクら鍵盤楽器の名手たちにも比しうる妙技を披露する俊才が多く活躍しました。 Carpe Diemレーベルでウェールズのハープを用いたユニークなアルバム(CD-16321)もリリースしているドイツの名手マクシミリアン・エーアハルトは、その当時の即興変奏技法である分割装飾(ディミニューション)を応用して書かれた楽曲を厳選。同じ技法をテーマに、当時の楽曲でもしばしば使われた有名旋律を現代の作曲家たちが下敷きにして書いた新作と共に、同じメロディを使った古楽作品と現代作品を6組ペアにしたプログラムで1枚のアルバムを作り上げました。カッチーニ「麗しのアマリッリ」やラッスス「スザンナはある日」など変奏作品が多く存在するメロディも多く、現代作曲家たちが楽器の妙音を活かして綴った作品それぞれの響きがバロック以前の語法となだらかにつながる体験は、アルバム1枚を通じて聴くことでより深く体験できることでしょう。 古楽器と民俗楽器をモデルに精巧な再現楽器を多数手がけているクラウス・ヒュッテルの楽器の音色も聴きどころの一つです。
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地球の出 [ベス・マクニンチ(ヴィオラ)、ムジチ・アイルランド(アンサンブル)]
Chamber Music (Irish) - BUCKLEY, L. / BATES, L. / GRIBBIN, D. / WILSON, I. (Earthrise) (Musici Ireland, McNinch)
発売日:2025年01月17日
NMLアルバム番号:MEX77133
CD価格:2,475円(税込)
2012年に結成された「ムジチ・アイルランド」はアイルランド室内楽の最前線で活躍し、現代作品の委嘱や初演、特に女性作曲家を支援する革新的な活動で知られています。 このアルバム『Earthrise 地球の出』には、ヴィオラの情感豊かな響きを活かしたベイツの作品をはじめ、ケルト神話からインスパイアされたグリビンの作品や、アイルランドに伝わる伝統的な歌唱法を模倣したウィルソンの弦楽四重奏曲、ノルウェーのハルダンゲル・フィドルの響きを模したバックリーの「Fiol」、宇宙の静寂を表現したマッケイの「Mr. Shah」といった多彩な新作が収録されています。