ミヒャエル(トビアス) Michael, Tobias
生没年 | 1592-1657 | 国 | ドイツ |
---|---|---|---|
辞書順 | 「ミ」 | NML作曲家番号 | 121765 |
-
ミヒャエル(1592-1657):
音楽による「心の悦び」 宗教的マドリガル集 [ブレーメン・ヴェーザー=ルネサンス/コルデス]MICHAEL, T.: Musicalische Seelenlust (excerpts)(Bremen Weser-Renaissance, Cordes)
発売日:2017年06月23日 NMLアルバム番号:777935-2
CD価格:2,640円(税込)
フランコ・フランドル楽派に属する作曲家ロジエールを父に持ち、弟クリスティアンとサミュエルも音楽家という音楽一家に育ったトビアス・ミヒャエル。ドレスデンの宮廷聖歌隊を経て、ライプツィヒで神学を学び、1619年にシュヴァルツブルク=ゾンダースハウゼン侯国の教会オルガニストになります。1631年にはヘルマン・シャインの後任としてトーマス教会のカントルに就任、1657年までこの地位を務め(後任はセバスティアン・ナップファー)多くの宗教曲を作曲、演奏し、ライプツィヒの音楽的発展に貢献しました。 彼の作品は17世紀に流行していたヴェネツィア派の様式が取り入れられた、華麗な対位法が駆使されているものが多く、演奏にも高い技術が要求されますが、コルデス率いるヴェーザー=ルネサンスは素晴らしいアンサンブルを聞かせています。
収録作曲家:
-
-★『レコード芸術』特選盤(2023年7月号)★-
ドイツ・バロック・レクイエム
バロック期ドイツのルター派宗教作品集 [リオネル・ムニエ、ヴォクス・ルミニス]発売日:2023年05月26日
CD国内仕様 日本語解説、歌詞日本語訳付き価格:3,520円(税込、送料無料)
ブラームスに先立つこと200年、
「ドイツ・レクイエム」と同じテキストに作曲されたバロックの作品を集めてドイツ語圏の17世紀作品の解釈できわめて高い評価を博してきた少数精鋭の声楽集団ヴォクス・ルミニス。卓越したバス歌手であるリオネル・ムニエ率いる彼らの今回のテーマは、なんとブラームスの「ドイツ・レクイエム」。とはいえ彼らがブラームスを歌うわけではなく、ブラームスがルター訳のドイツ語版聖書から選りすぐったものと同じテキストを用いた作品を中心とした、ドイツ・バロックの宗教作品を集めています。 同様のテキストにはシュッツなどにも作品例がありますが、敢えて知られざる作品を集めているのが彼ららしいところ。重心の低いずっしりとしたアンサンブルも彼らの真骨頂で、これらの作品の魅力を十二分に引き出す素晴らしい演奏を聴かせます。 バロック作品の研究に熱心であったブラームスがそこから多くのインスピレーションを受けていたことも知られており、ここに収録された作品の精神が、ブラームスへと受け継がれたと言っても過言ではないでしょう。