Gramola Ikonen

ウィーンに拠点を置くGramola社は、1924年にHis Master’s Voice及びイギリス=ハンガリーのレーベルGramolaの販売代理店として発足しました。 同時に小売りも手掛け、今もウィーンのグラーベン通りに立派な店舗を構えており、フォトセッションや映画撮影の舞台となることもあるウィーン名所の一つと なっています。その4代目店主がプロデュースするのがIkonシリーズ。不滅の名盤をIkon(イコン=聖人画やアイコン)になぞらえた命名です。アナログ時代の 名盤が廃盤になっていたり、巨大なボックスセットの一部としてしか入手できない状況を打開すべく、自ら選んだ音源をCD化します。ジャケットはGramola 独自のもので、収録曲も複数のLPからカップリングしたものが多く、マスタリングについても素直な音作りにしているとのこと。初出時の状態にこだわって復元 するという路線ではなく、ヨーロッパで手に入り難い名盤を単品として手軽に入手可能な状態にすることを目的としたもののようです。