Chandos
CHANDOS(シャンドス)はすぐれた録音エンジニアでアレンジャーとしても活躍していたブライアン・カズンズが、1979年に創業したイギリスのレーベル。 名前はヘンデルのシャンドス・アンセムの委嘱者で諸芸術のパトロンだったシャンドス公ジェイムズ・ブリッジスにちなんでいます。リチャード・ヒコックス、ブラ イデン・トムソン、アレクサンダー・ギブソン、ジョン・ウィルソンといったイギリスの名指揮者たちに加え、ネーメ・ヤルヴィ、ジャナンドレア・ノセダ、ヴァレリー・ ポリャンスキーといった実力のある国際的な指揮者との録音を数多く制作してきました。カズンズの非常に優れた聴覚は多くの演奏家を驚かせ、特に オーケストラ録音のクオリティは世界中のオーディオファイルによって熱烈に支持されています。現在はブライアンの息子ラルフ・カズンズがレーベルを率い ると共に、優秀録音の伝統に更なる磨きをかけています。
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何世紀にもわたって
ドリング(1923-1977):
歌曲集 [キティ・ウェイトリー、ジュリアス・ドレイク]発売日:2026年03月20日
CD価格:3,075円(税込、送料無料)
メロディの魅力でイギリス演劇界を魅了した
マデリーン・ドリングの歌曲集1923年に演劇一家に生まれ、9歳で王立音楽大学に入学を許可されたドリングは、ハーバート・ハウエルズ、ゴードン・ジェイコブ、レイフ・ヴォーン・ウィリアムズに作曲を学びました。演劇界を中心に、時には自ら舞台でピアノを弾きつつ歌うなどして活動。その作品は「耳に残る魅力的なメロディ」と評判になりましたが、大規模な作品をほとんど遺さなかったため、53歳で急逝すると忘却されてゆきました。しかし1990年代になって楽譜出版が進むと共に作品が注目されています。 キャスリーン・フェリアー賞やBBCニュー・ジェネレーション・アーティストに選ばれ、今はロイヤル・オペラなどで活躍するキティ・ウェイトリーが厳選した歌曲によるアルバムで、その魅力に触れてください。収録作曲家:
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モーツァルト(1756-1791):
〈ピアノ協奏曲 Vol. 12〉
2台、3台のピアノのための協奏曲他 [ジャン=エフラム・バヴゼ、ガボール・タカーチ=ナジ、マンチェスター・カメラータ]発売日:2026年03月06日
CD価格:3,075円(税込、送料無料)
ジャン=エフラム・バヴゼとガボール・タカーチ=ナジによるモーツァルトのピアノ協奏曲シリーズの完結編となる第12集。歌劇《イドメネオ》と《見てくれのばか娘》の序曲に、2曲のピアノと管弦楽のためのロンド、さらに2台および3台のピアノのための協奏曲が組み合わされた祝祭的な内容になっています。 バヴゼは、9年にわたる録音を振り返り、全集完成の充足感と同時に、録音セッションへの深いノスタルジーを覚えると語っています。このシリーズは、指揮のガボール・タカーチ=ナジと、マンチェスター・カメラータのメンバーとの強固な音楽的結束のもとに完成しました。プロジェクトを締めくくるにあたり、妻であり卓越したモーツァルト解釈者でもあるアンドレア・ネメツと共演できたことは彼にとって特別な喜びであり、とりわけ親密な演奏を聴かせます。
収録作曲家:
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アルヴェーン(1872-1960):
祝典序曲
組曲「グスタフ2世」
ラウタヴァーラ(1928-2016):
カントゥス・アルクティクス [ネーメ・ヤルヴィ、エーテボリ交響楽団]発売日:2026年02月27日
SACD-Hybrid国内仕様 日本語解説付き価格:3,520円(税込、送料無料)
特別な絆で結ばれるネーメ・ヤルヴィとエーテボリ響の最新録音は、スウェーデンとフィンランドの音楽、この指揮者らしいアルバムです。 1980年にソ連の一部だった母国エストニアを離れたネーメ・ヤルヴィが西側で最初に就いたポストがエーテボリ交響楽団の首席指揮者でした(任期は1982-2004)。その間に同響はBISレーベルに行った一連のシベリウス録音などを通じて国際的な名声を高め、1997年には「スウェーデンのナショナル・オーケストラ」の称号を得ました。ヤルヴィは離任に際して首席名誉指揮者となり、その後も共演を継続。2009年にはホール内に銅像が建てられました。ここに収録されたのはヤルヴィの首席名誉指揮者20周年にあたる2024年のコンサートのライヴ録音。プログラムはオーケストラの母国スウェーデンのアルヴェーンと隣国フィンランド(ヤルヴィの母国エストニアとはバルト海の対岸で、言語的にも近い)の作品ですが、定番名曲とは一線を画すところがこの指揮者らしいところ。 (...)
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ベートーヴェン(1770-1827):
最後の3つのソナタ [イモージェン・クーパー]発売日:2026年02月27日
CD国内仕様 日本語解説付き価格:3,520円(税込、送料無料)
かつてブレンデルの愛弟子として録音デビューし、モーツァルトやシューベルトの演奏で一躍高い評価を確立したクーパーも、今ではイギリス楽壇を代表するベテラン演奏家。その彼女にして初めてとなるベートーヴェン・ソナタ集のアルバムが登場します。曲目は最後の3つのソナタ、満を持しての録音です。 かつてはベートーヴェンの音楽の多くに対して格闘するような気持ちを抱いてしまったという彼女ですが、60代にしてディアベッリ変奏曲を通じてベートーヴェン晩年の世界に触れ、作品と格闘するのではなく抱擁するように演奏することで喜びを見出したと言います。その後、最後の3つのソナタをセットにして演奏することでそれを一つの旅、心から共感できる一つの物語と感じるようになり、録音へと踏み切りました。 それぞれのソナタの核心を緩徐楽章に見出し、また第32番の最後がハ長調で静かに結ばれる時にかけがえのない至福を感じると語るクーパーだけに、大言壮語や新機軸を狙った印象はありませんが、決して穏やかな解釈に終始することはなく、激しさもユーモアも存分に盛り込んで起伏に富んだ演奏となっています。一つ一つのフレーズに細心の彫琢がほどこされ、弱音から強音まで明るさとぬくもりを感じさせるサウンドと相まって、大家による名作の演奏を聴いたという充実感に浸れます。 (...)
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プッチーニ(1858-1924):
管弦楽曲集 [ジョン・ウィルソン、シンフォニア・オヴ・ロンドン]発売日:2026年02月27日
SACD-Hybrid国内仕様 解説日本語付き価格:3,520円(税込、送料無料)
ジョン・ウィルソン&SOLによる極上のプッチーニ・サウンド!2024年が没後100年だったプッチーニ。そのスコアをかねてから研究していたジョン・ウィルソンが手兵シンフォニア・オヴ・ロンドンを指揮した管弦楽曲集は、ありがちな同種企画とは一味違って、オーケストラ・ファンが心から楽しめる出来栄えです。 収録されている作品は初期のものが中心。ポンキエッリに就いて学んでいた時に書かれた交響的前奏曲は非常に息の長い起伏を持ち、ワーグナーの《ローエングリン》第1幕への前奏曲を思わせます。卒業制作である交響的奇想曲は、10年後に書かれる名作《ラ・ボエーム》の冒頭を先取りしているかのよう。3つのメヌエットと「菊」のテーマも、後に出世作《マノン・レスコー》の中に転用されます。 プッチーニのオペラ第1作《妖精ヴィッリ》は作曲コンクールの応募作で、受賞こそ逃がしましたが大手出版社のリコルディ社がその出来栄えに目を留めて買い上げ、その後の長く豊かな協力関係の始まりとなりました。オペラ第2作《エドガール》は興行面での成功こそ逃したものの、そのオーケストラ・スコアは見事に書かれています。スケルツォ、トリオ、アダージェットといった小品にも「プッチーニらしさ」が横溢。 (...)
収録作曲家:
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R.シュトラウス(1864-1949):
歌劇《エレクトラ》 [エドワード・ガードナー、ベルゲン・フィルハーモニー管弦楽団、イレーネ・テオリン、ターニャ・アリアーネ・バウムガルトナー 他]発売日:2026年02月27日
SACD-Hybrid 2枚組価格:6,075円(税込、送料無料)
2015年から24年までベルゲン・フィルの首席指揮者を務め、2025年のGramophone Awardsでオーケストラ・オヴ・ザ・イヤーに輝くまでに導き、名誉指揮者の称号を贈られたエドワード・ガードナー。彼はまた、2007年に32歳でイングリッシュ・ナショナル・オペラの音楽監督に就任、現在もノルウェー国立オペラ&バレエの音楽監督を務めるなど、舞台作品でも高い評価を得ています。 1909年にドレスデンで初演された《エレクトラ》は、リヒャルト・シュトラウスと台本作家ホフマンスタールによる最初の共作であり、作曲家のオペラの中でもとりわけモダニズム色の濃い一作です。ソポクレス悲劇を大胆に再構築した台本は、登場人物との対話を通してエレクトラの内面に迫り、大胆な和声法と巨大なオーケストレーションによってその心理を鋭く描き出します。管弦楽は、大編成を好むシュトラウスの基準に照らしても非常に贅沢なもので、8本のホルン、6本のトランペット、2組のティンパニ、2台のハープなどが編成に含まれています。 (...)
収録作曲家:
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マクダウェル(1860-1908):
〈管弦楽作品集 第2集〉
ピアノ協奏曲 第2番
ハムレットとオフィーリア
組曲 第1番他 [ワン・シャイン、ジョン・ウィルソン、BBCフィルハーモニック]発売日:2026年02月20日
NMLアルバム番号:CHAN20332CD価格:3,075円(税込、送料無料)
アメリカのロマン主義作曲家・ピアニスト、エドワード・マクダウェル。彼は1884年7月、妻マリアンとのイギリスでの新婚旅行中、ロンドンのライシーアム劇場で観たシェイクスピア劇に魅了されました。すぐに6人の登場人物に基づくスケッチを始め2曲を完成。『ハムレットとオフィーリア』は翌年出版されました。その時のスケッチの残りが一部第2楽章に転用された「ピアノ協奏曲第2番」は、第1番と同じく彼のヴィルトゥオジティが発揮されており、1889年に自身のピアノで初演が行われています。 アルバムでは第1番と同じく、ワン・シャインが見事な演奏を聴かせます。「ロマンス」は1887年の作品。こちらは友人のチェリスト、ダヴィッド・ポッパーに献呈されています。「組曲」は、夫妻がボストンに移住してから最初に作曲した作品。自然への愛が感じられる全5楽章で構成されており、1895年にエミール・パウア指揮のボストン交響楽団によって初演されました。 第1集と同じく、ジョン・ウィルソンがメリハリのある演奏で聴き手をひきつけます。
収録作曲家:
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ブラームス(1833-1897):
交響曲 第2番・第4番 [エドワード・ガードナー、ベルゲン・フィルハーモニー管弦楽団]発売日:2026年02月13日
NMLアルバム番号:CHSA5248SACD-Hybrid価格:3,075円(税込、送料無料)
洗練された演奏とサウンドが光る
ガードナー&ベルゲン・フィルのブラームス:交響曲全集、6年の年月を経て完結!2015年から24年までベルゲン・フィルの首席指揮者を務め、2025年のGramophone Awardsでオーケストラ・オヴ・ザ・イヤーに輝くまでに導いたガードナー。2018年に録音、翌年リリースされた第1番&第3番(CHSA5236)以来、長く待ち望まれていた交響曲全集完結編の登場。 2023/24シーズンで首席指揮者を退任したガードナーとオーケストラにとって、当シーズンの最後に録音された第4番の演奏には特に深い思いがあったものと思われます。バランスよく整えられたサウンドから生まれる透明感、誇張やテンポの揺れを抑えた流れの良さなど、作品の良さをそのままに届けようとする演奏で、2025年秋に読響を指揮したブラームスの第1番に通じます。 ガードナーは在任中の功績が評価されてベルゲン・フィルから名誉指揮者の称号が贈られました。これからも共演が続くであろうこの名コンビの、記念碑の一つとなる録音です。収録作曲家:
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〈ブリテン諸島からの序曲集 第3集〉
ブライアン、ブッシュ、ブリッジ、ブリテン 他 [ラモン・ガンバ、BBCフィルハーモニック]発売日:2026年02月13日
NMLアルバム番号:CHAN20351CD価格:3,075円(税込、送料無料)
アーノルドやオルウィンの「映画音楽集」をはじめ、ダンディ、ローザ、ウィリアムソンら知られざる管弦楽作品の紹介で高く評価されるラモン・ガンバ。このアルバムは彼のライフワークの一つ「ブリテン諸島からの序曲集」第3集として、演奏機会の少ない英国の序曲11曲を収録。ブライアンの重厚な序曲から、ロッシーニ様式を洒脱に戯画化したフェンビーの作品まで、多彩な顔ぶれが並びます。 うち3曲は世界初録音で、1942年、戦時下のブレッチリー・パークで書かれたダニエル・ジョーンズ「喜劇序曲」は、民謡風主題とモールス信号を思わせる反復が印象的です。ロビン・オールの「プロスペクト・オヴ・ウィットビー」は、イースト・エンド、テムズ河岸の古いパブに由来する題材から、活気と抒情、幽玄さを併せ持つ音楽を描き出します。さらに、社会主義的思想を持っていたアラン・ブッシュの「レゾリューション」は、団結する人々を力強く表現しています。 1938~49年という激動の時代に生まれたこれらの作品を、ガンバとオーケストラが情熱的に蘇らせ、英国音楽の知られざる魅力に新たな光を当てています。
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発売日:2026年02月13日
CD価格:3,075円(税込、送料無料)
BBC Music誌から「温かみがあり、心を奪うほど魅力的な演奏」と称賛され、グラミー賞にもノミネートされたニーヴ・トリオ。このアルバムは彼らが継続して取り組む女性作曲家の作品に焦点を当てています。 「彼女の声」(CHAN20139)ではファランク、ビーチ、クラーク、「彼女の部屋」(CHAN20238)ではリリ・ブーランジェ、シャミナード、タイユフェールらフランスの作品を中心に演奏していましたが、今作では活躍した時代が異なる3人の作品を披露。女性作曲家たちの豊かな表現世界と、ニーヴ・トリオの成熟したアンサンブルの魅力を存分に味わえる一枚です。
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ファゴット奏者のソング・ブック
クララ・シューマン、サン=サーンス、
J.S.バッハ、コールリッジ=テイラー、ディティユー 他 [エイミー・ハーマン、トム・ポスター]発売日:2026年02月06日
NMLアルバム番号:CHAN20360CD価格:3,075円(税込、送料無料)
ファゴット(バスーン)奏者エイミー・ハーマンは23歳でフィルハーモニア管弦楽団のソロ・ファゴットに任命され、現在はオーロラ・オーケストラの首席奏者として活躍するほか、パーヴォ・ヤルヴィ率いるエストニア祝祭管弦楽団やマーラー室内管弦楽団など、ヨーロッパの主要オーケストラに客演首席として招かれるなど、ソリスト、室内楽奏者、教育者として高く評価される奏者です。 エイミーは、自身が尊敬する作曲家たちの「楽器を歌わせる」点に着目、ファゴットを声の延長として扱うことを大切にしてきたと語ります。20代前半にthe Young Classical Artists Trust(YCAT)の支援を受け、多くのリサイタルを行った彼女は、歌曲の編曲や、ファゴットがコミカルなイメージを超えて“声”となるレパートリーに惹かれ続けました。長年共演してきたピアニスト、トム・ポスターとの活動を通して、このアルバムに収められた多彩な作品群は彼女によって選び抜かれたものです。
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発売日:2026年01月30日
NMLアルバム番号:CHAN20374CD価格:3,075円(税込、送料無料)
ARCアンサンブル(Artists of The Royal Conservator)による優れた企画「亡命者たちの音楽」シリーズ最新作。 ウィーン出身の作曲家エルネスト・カーニッツは裕福な家庭に生まれ、幼少より母に勧められて音楽を学び、フランツ・シュレーカーに師事しました。法律を学びつつ作曲活動を続け、その作品はジョージ・セルやクレメンス・クラウスらによって演奏されました。 1922年には新ウィーン音楽院で教鞭を執りましたが、ユダヤ系の出自ゆえナチスの台頭後に亡命を余儀なくされます。妻と共に米国に渡り、南カリフォルニア大学で教育者として活躍、退職後は作曲に専念し、その作品はフィラデルフィア管弦楽団、ロサンゼルス・フィルハーモニック、サンフランシスコ交響楽団など、多くのオーケストラによって初演されました。しかし没後は忘れられてしまい、ようやく近年再評価が進められています。 ヴァイオリン・ソナタは、後期ロマン派の様式による3楽章の作品で、豊かな旋律と洗練されたピアノ・パートが特徴。楽譜には妻ゲルテルへの献辞があり、表情記号が緻密に書き込まれています。弦楽四重奏曲ニ長調は、ウィーンのノスタルジーと現代的な要素を巧みに融合させた作品。ソナタ・カリフォルニアーナはエネルギッシュな音楽で、後の時代を予見させる作風が特徴です。 他には、技巧的な無伴奏チェロ・ソナタ、伝統的な形式の中にユーモラスな旋律が織り込まれた5人の奏者のための「コンチェルティーノ」が収録されています。
収録作曲家:
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フルトヴェングラー(1886-1954):
交響曲 第2番 ホ短調 [ネーメ・ヤルヴィ、エストニア国立交響楽団]FURTWÄNGLER, W.: Symphony No. 2 (Estonia National Symphony, N. Järvi)
発売日:2026年01月16日
NMLアルバム番号:CHAN20373CD価格:2,400円(税込)
ネーメ・ヤルヴィ、フルトヴェングラーを振る!ドイツ・ロマン派の精神と哲学を色濃く継承していたフルトヴェングラーにとっては、既存の作品を演奏することだけでなく、自ら作曲することが音楽家として必然的なことでした。彼が遺した3つの交響曲のうちスイス亡命中に作曲された第2番が最もよく知られています。 ブルックナーやワーグナーといった後期ロマン派の影響を色濃く受けたこの作品は、演奏に70分以上を要する大作で、ドイツ音楽における「運命」や「宿命」のモチーフが重厚なffffや教会オルガンを思わせる響きとして表現され、第3楽章では繊細な木管の音色が印象的に用いられています。第1楽章の主題の下降音形は、全曲を貫く循環主題として構成の柱となっています。 ネーメ・ヤルヴィ指揮、エストニア国立交響楽団によるこのライヴ録音では、比較的速めのテンポが採られ、作品に独特の緊張感と疾走感をもたらしています。重厚な音楽を勢いよく展開していくアプローチが、聴き手に強い印象を残します。
収録作曲家:
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ユーカリを探して
クルト・ヴァイル:
歌曲集 [ケイティ・ブレイ、マレイ・グレインジャー、マリアン・ショーフィールド、ウィリアム・ヴァン]発売日:2026年01月09日
NMLアルバム番号:CHAN20359CD価格:3,075円(税込、送料無料)
ケイティ・ブレイが紡ぐ、クルト・ヴァイルと「ユーカリ」への深いオマージュBBCカーディフ国際声楽コンクールで聴衆賞に輝き、舞台での求心力と輝かしい声で注目を集める英国のメゾソプラノ、ケイティ・ブレイ。モーツァルト、ロッシーニ、そしてとくにヘンデルで高い評価を受けている彼女がソロ・アルバム・デビューに選んだのは、意外にもクルト・ヴァイルです。 彼女は、亡命を余儀なくされながらも創造を続けたヴァイルの人生を「自由への旅路」ととらえて自らの人生に重ね、「ユーカリ」をそのシンボルとしてデビュー以来心の拠り所としてきました。このアルバムでは、その「ユーカリ」を軸にインプロヴィゼーションを交えながら、歌とアコーディオン、ピアノ、コントラバスが変幻自在な演奏を繰り広げ、聴く人に語りかけます。
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ブリス(1891-1975):
バレエ音楽『ゴーバルズの奇跡』
メタモルフォーゼ変奏曲 [マイケル・シール、BBCフィルハーモニック]BLISS, A.: Miracle in the Gorbals / Metamorphic Variations (BBC Philharmopnic, M. Seal)
発売日:2025年12月05日
NMLアルバム番号:CHSA5370SACD-Hybrid価格:2,850円(税込)
アーサー・ブリスは、第二次世界大戦中にBBCの音楽監督を務めましたが、作曲に専念するため1944年に退職。その後、ここに収録された『ゴーバルズの奇跡』で大きな成功を収めました。シナリオは戯曲家ジェローム・K・ジェロームやドストエフスキー『カラマーゾフの兄弟』から着想を得たもので、グラスゴーのスラムに現れた謎の異邦人が投身自殺した娘を蘇らせる奇跡を起こし、人々を喜ばせる一方、聖職者を思わせる役人が嫉妬心から彼を陥れ、暴漢に襲わせるという劇的な展開を持ちます。1944年10月に完成、同月26日にロンドンで初演され、以後1950年まで継続して上演されるほどの人気を獲得しました。 「メタモルフォーゼ変奏曲」はブリス晩年の1972年にクロイドン芸術祭の委嘱で書かれた作品。友人の抽象画家ジョージ・ダナットの三連画“タントリス”にインスパイアされ、主題が変容してゆく構想を音楽に移し替えたものです。当初は「管弦楽のための変奏曲」と題された16楽章で構成されていましたが、ブリスは作品が長すぎると考え、1973年の初演時には2つの楽章を削除しました。このCDは削除された2つの楽章を復活させた初稿全曲版の初録音となります。
収録作曲家:
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グレグソン(1945-):
〈協奏的作品集〉
夢の中の幻影
テューバ協奏曲/ブラムへの歌/三人の女神 他 [ベン・ジャーノン、BBCフィルハーモニック、ジェニファー・ギャロウェイ、ロス・ナイト、レイチェル・ロバーツ、エドワード・グレグソン]発売日:2025年12月05日
NMLアルバム番号:CHAN20356CD価格:3,075円(税込、送料無料)
1945年、イングランド生まれのエドワード・グレグソンは、救世軍の教会で音楽に触れ、王立音楽アカデミーでアラン・ブッシュに作曲を師事。ロンドン大学やマンチェスター大学で教鞭を執り、1996〜2008年には王立ノーザン音楽大学の学長を務めました。作曲家としては、ウォルトンやヴォーン・ウィリアムズの影響を受けた抒情性と構築性を兼ね備えた親しみやすい作風が特徴で、BBCフィルなど主要楽団から作品を委嘱されるなど国際的に高く評価されており、2025年に80歳を迎えた今もなお、旺盛な創作活動を続けています。 このアルバムには、世界初録音を含む3つの主要な協奏曲と2つのピアノ作品を収録。テューバ協奏曲は1977年の初演以来、最も頻繁に演奏される彼の代表作です。 他には、ケルト・ギリシャ・ローマ神話の女神たちを描いたヴィオラ協奏曲、コールリッジの『クーブラ・カーン(モンゴル帝国の第五代皇帝を描いた詩)』に着想を得た交響詩的な性格を持つオーボエ協奏曲「夢の中の幻影」、グレグソン自身がピアノを演奏し、個人的な想いを静かに響かせる2つの作品を聴くことができます。
収録作曲家:
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モーツァルト(1756-1791):
〈ピアノ協奏曲Vol.11〉 K.107他 [ジャン=エフラム・バヴゼ、ガボール・タカーチ=ナジ、マンチェスター・カメラータ]MOZART, W.A.: Piano Concertos, Vol. 11 - K. 107/1, 2, 3 / Thamos, König in Ägypten: Entr'actes (Bavouzet, Manchester Camerata, Takács-Nagy)
発売日:2025年11月28日
NMLアルバム番号:CHAN20331CD価格:2,850円(税込)
ジャン=エフラム・バヴゼとガボール・タカーチ=ナジによるモーツァルトのピアノ協奏曲シリーズ第11集。 ピアノ協奏曲 K. 107はJ.C.バッハのソナタ作品5に基づく編曲で、父レオポルトが11歳のモーツァルトに課題として与えたものです。若きモーツァルトは、鍵盤用のソロ・ソナタにオーケストラ・パートを加えて協奏曲に仕立てるという「パスティーシュ」の手法を用いました。これら初期の作品は、当時の「ギャラント様式」の特徴を色濃く反映しており、ソナタと協奏曲という異なる形式を軽やかに融合させたモーツァルトの創造性を感じさせます。 加えて収録されている序曲と間奏曲は、イタリア滞在期の瑞々しい作品から、《魔笛》を先取りするかのようなフリーメイソン的象徴性を帯びた《エジプトの王ターモス》の劇音楽まで、モーツァルトの多彩な側面を聴かせてくれます。
収録作曲家:
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ベネット(1894-1981)
デューク(1903-1969):
ヴァイオリン協奏曲 [クロエ・ハンスリップ、アンドルー・リットン、シンガポール交響楽団]発売日:2025年11月28日
NMLアルバム番号:CHSA5371SACD-Hybrid価格:2,850円(税込)
イギリスの人気ヴァイオリニスト、クロエ・ハンスリップが1940年代初頭のイギリスで書かれた貴重な作品を録音。第2次大戦の渦中でしたが、意外にもポップで陽気な曲想を持つ魅力的なアルバムとなっています。 ベネットのヴァイオリン協奏曲は1941年の初演が空襲警報に中断されるという逸話を持ち、1956年に改訂されて以来、今回が初の録音となります。「ヘキサポーダ」は6本の足を持つ節足動物を指す学名ですが、音楽はジャズ風の軽快さと、ウィットやユーモアに富んだ作品。ガーシュウィン作品を連想させます。最終楽章は熱狂的なダンスの夜が日曜日の教会に行くために終わるというイメージが描かれており、最後に賛美歌「神はわがやぐら」のメロディーが奏でられます。ここではリットンがピアノを担当、鮮やかな演奏を披露します。 ヴァーノン・デュークは本名をヴラジーミル・アレクサンドロヴィチ・ドゥケーリスキーといい、友人のジョージ・ガーシュウィンの提案で改名。このヴァイオリン協奏曲はヤッシャ・ハイフェッツの勧めで作曲されましたが、初演は別の奏者によって行われ、長らく忘れられていました。 14歳でBBCプロムス、15歳でアメリカ協奏曲デビューを果たした国際的ヴァイオリニスト、クロエ・ハンスリップと、アンドルー・リットン指揮シンガポール交響楽団による演奏は、これらの知られざる名作の魅力を存分に引き出しています。高解像度な録音で演奏の細やかなニュアンスまで楽しめます。
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ラテン・コネクション
レノン&マッカートニー、コリア、
ラミレス、ジョビン、ジスモンチ 他 [アクアレル・ギター四重奏団、サラ・ダウリング]Guitar Quartets - RAMÍREZ, A. / PASCOAL, H. / JOBIM, A.C. / LEDESMA, I. /PIXINGUINHA (Latin Connections) (S. Dowling, Aquarelle Guitar Quartet)
発売日:2025年11月28日
NMLアルバム番号:CHAN20376CD価格:2,850円(税込)
約6年の歳月をかけて制作されたアクアレル・ギター四重奏団のアルバム『ラテン・コネクション』。ジャズ歌手でチェロ奏者、ピアニスト、作曲家でもあるサラ・ダウリングが加わったことで新たな音楽世界が開けています。 サルサ、サンバ、タンゴなど多彩なスタイルを網羅するラテン音楽は、南米におけるスペイン・ポルトガル文化、アフリカ音楽、先住民の伝統が融合して生まれたもので、その豊かさと多様性は世界屈指です。さらにアメリカではロックやポップス、ジャズにも取り入れられ、南米文化の象徴として世界中で親しまれています。 1999年、マンチェスターの英国王立ノーザン音楽大学出身者で結成されたアクアレル・ギター四重奏団は、ラテン音楽の魅力を余すところなく表現し、深みと躍動感に満ちたサウンドを届けます。
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ウォルトン(1902-1983):
交響曲 第1番
チェロ協奏曲他 [ジョン・ウィルソン、シンフォニア・オブ・ロンドン、ヨナハン・アースゴール]発売日:2025年11月28日
NMLアルバム番号:CHSA5328SACD-Hybrid価格:3,075円(税込、送料無料)
ジョン・ウィルソンによるウォルトンの作品集。 「交響曲第1番」は、インマ・フォン・ドールンベルク男爵夫人との激しい恋愛から着想を得て作曲されました。作曲は難航し、特に終楽章の創作において、ウォルトンは3つのフィナーレを破棄するほど苦悩、当初は3楽章のみで初演されましたが、コンスタント・ランバートの助言でフーガを導入し、1935年8月にようやく完成。同年11月6日に全曲初演が行われました。ジョン・アイアランドは作品を「巨大で、壮大で、独創的な傑作」と絶賛し、これによりウォルトンはヨーロッパにおける偉大な作曲家としての地位を確立しました。 チェロ協奏曲はグレゴール・ピアティゴルスキーの依頼で作曲され、1957年ボストンでシャルル・ミュンシュ指揮により初演、翌月にはマルコム・サージェント指揮でイギリス初演が行われました(ウォルトンは交通事故で入院していたため、初演には立ち会えませんでした)。「緩・急・緩」の3楽章形式で、20世紀の自由な調性感と英国的な抒情性が融合した技巧的な作品です。発表当時は時代遅れと評されましたが、現在ではウォルトンの晩年を代表する重要な傑作の一つとして高く評価されています。 アルバムではシンフォニア・オブ・ロンドンの首席チェロ奏者、ヨナハン・アースゴールがソリストを務め、瞑想的な第1楽章から即興的な第3楽章まで、高い音楽性と見事な技巧に支えられた演奏を披露します。 SACDハイブリッド・ディスクでの発売です。
収録作曲家:
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〈ルイ・ロルティ・プレイズ・ショパン Vol.8〉
序奏と華麗なるポロネーズ
チェロ・ソナタ他 [ルイ・ロルティ、トゥルルス・モルク]発売日:2025年11月28日
NMLアルバム番号:CHAN20361CD価格:3,075円(税込、送料無料)
ルイ・ロルティによるショパン全集の最終巻となる第8巻は、作曲家の全創作期を俯瞰する内容です。収録曲はラジヴィウ公爵と娘ワンダのために書かれた華やかなチェロとピアノのための初期作「序奏と華麗なポロネーズ」」や、「Op. 1」を付したロンド、エロールの歌劇《リュドヴィク》の旋律を主題とした「華麗なる変奏曲など。 1842年と1844年作曲のマズルカは、ショパンの円熟と人気の絶頂を示す名作群。ショパンが親友フランショームに献呈した「チェロ・ソナタ」は、彼との共演を想定して書かれ、1848年のショパン最後の公開演奏で披露された晩年の傑作。ピアノとチェロの高度な技巧を要し、対位法が駆使されたこの作品は、確固たる構築性を示したものです。 ポロネーズとチェロ・ソナタで演奏するトゥルルス・モルクはノルウェー出身。世界の一流オーケストラと共演、グラミー賞やスペルマン賞を受賞するなど、高い国際的評価を得ています。温かくロマンティックな音色と美しく練られた解釈でロルティと息の合ったアンサンブルを聴かせます。
収録作曲家:
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The World Feels Dusty
世界は埃っぽく感じられる
ショ-ソン、バーバー、ドビュッシー、
コープランド、ウォーレン:
歌曲集 [サラ・コノリー、ジョゼフ・ミドルトン]Vocal Recital (Mezzo-Soprano): Connolly, Sarah - CHAUSSON, E. / BARBER, S. / DEBUSSY, C. / COPLAND, A. / WALLEN, E. (The World Feels Dusty)
発売日:2025年10月24日
NMLアルバム番号:CHAN20285CD価格:2,850円(税込)
名実ともに英国を代表する歌手の一人サラ・コノリーが取り組んだ近現代歌曲集。ヘンデル、モーツァルト、リヒャルト・シュトラウスのオペラで一躍注目され、その後も着実にレパートリーと表現の豊かさを広げてきた彼女が今回録音したのは、19世紀から現代までのフランス語と英語による歌曲。磨き上げてきた知的な解釈と高度な技術によって、キャラクターがかなり異なる各作品を見事に描き分ける歌唱力に唸らされます。 一風変わったアルバム・タイトルはコープランドの「エミリー・ディキンソンの12の詩」の中の1曲(当盤に収録)から採られたもの。ウォーレンの「夜の思い」はこのデュオのために書かれました。 コノリーは2010年に大英帝国勲章コマンダー章(CBE)、2017年に大英帝国勲章デイム・コマンダー章(DBE)、2024年には毎年一人だけが選ばれる国王音楽勲章(King’s Medal for Music)を贈られました。
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ラーナー & ロウ(1901-1988):
ミュージカル《マイ・フェア・レディ》(1956) [ジョン・ウィルソン、シンフォニア・オヴ・ロンドン、マイ・フェア・レディ・アンサンブル]発売日:2025年10月24日
NMLアルバム番号:CHSA5358SACD-Hybrid 2枚組価格:5,550円(税込、送料無料)
《オクラホマ!》(CHSA5322)、《回転木馬》(CHSA5342)に続く、ジョン・ウィルソンとシンフォニア・オブ・ロンドン (SOL) によるミュージカル・アルバムの新作は、1956年にブロードウェイで初演され、大成功を収めた《マイ・フェア・レディ》。ロンドンの花売り娘イライザは、音声学者ヒギンズ教授の「下町娘でも半年でレディにできる」という言葉を聞き、自分を変えてほしいと弟子入りを志願、厳しい特訓の末、イライザは上流の話し方を習得し社交界デビューを果たすという物語。この時主役のイライザを務めたジュリー・アンドリュースが一躍スターの座に踊り出たことでも知られています。 この録音ではイライザをイギリスの名女優でミュージカル版《メリー・ポピンズ》などを演じたスカーレット・ストラレン、ヒギンズ教授を《オクラホマ》の録音でウィルソンと共演したジェイミー・パーカーが演じ、「なぜ学ぼうとしない?」(Why Can’t The English?)や「踊り明かそう」(I Could Have Danced All Night)などの名ナンバーを次々と披露します。合唱パートはこの録音のために特別に結成された、ロンドンのウエストエンドで活躍している若手歌手たちが担当。初初演時の楽器編成を調査して再現し、カットされた音楽も含めて全曲録音しました。 ゴージャスな響きを余すことなく高音質録音で伝えるSACDハイブリッド盤での発売です。
収録作曲家:
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ファンタジア
トランペットとオルガンのための作品集 [マティルダ・ロイド、リチャード・ガワーズ]Trumpet and Organ Works - BACH, J.S. / PANUFNIK, R. / KREBS, J.L. / BARNARD, R. / PRITCHARD, D. / MARTINI, G.B. (Fantasia) (M. Lloyd, R. Gowers)
発売日:2025年10月17日
NMLアルバム番号:CHAN20345CD価格:2,850円(税込)
デビュー・アルバムがクBBCミュージック・マガジンで5つ星を獲得した気鋭のトランペット奏者、マティルダ・ロイド。このアルバムでは、10年以上にわたり共演を重ねてきたオルガニスト、リチャード・ガワーズとともに「ファンタジア」にまつわる多彩なプログラムを披露。バロック作品の編曲に加え、このアルバムのために委嘱された英国作曲家の作品4曲も収録(世界初録音)。彼女は様々なタイプの楽器を駆使し、ウォルサム修道院教会のオルガンとの豊かな音響の組み合わせによって、聴く者の想像力をかき立てる音の世界を探求し、トランペットとオルガンによる組み合わせの新たな可能性を提示しています。 ロイドはケンブリッジ大学や英国王立音楽アカデミーで学び、ホーカン・ハーデンベルガーに師事しました。BBCヤング・ミュージシャン金管部門優勝、BBCプロムス・デビュー、国際コンクール優勝など輝かしい経歴を持ち、2024/25年シーズンは、欧州コンサートホール機構(ECHO)のライジング・スターに選ばれ、ウィーン楽友協会、アムステルダム・コンセルトヘボウ、エルプフィルハーモニー・ハンブルク、フィラルモニー・ド・パリなどの有名ホールで18回ものリサイタルを行いました。
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ショスタコーヴィチ(1906-1975):
交響曲 第1番・第3番
2つのスケルツォ [ヨーン・ストルゴーズ、BBCフィルハーモニック、ハレ合唱団]発売日:2025年10月10日
NMLアルバム番号:CHAN20398CD価格:2,850円(税込)
ヨーン・ストルゴーズによるショスタコーヴィチ交響曲集第5弾。本シリーズではこれまで第11番から第15番までの後期交響曲が取り上げられてきましたが、今回は作曲家の学生時代に書かれた初期の管弦楽作品に焦点が当てられています。 冒頭に収録された2つのスケルツォは、まだ彼が独自のスタイルを確立する前の作品ながら、後に作曲された交響曲第1番との共通点を備えており、若きショスタコーヴィチの才能がすでにうかがえます。交響曲第1番は卒業試験のために2年かけて完成され、初演と同時に大きな成功を収めました。続く合唱を伴う交響曲第3番では、作曲技術の著しい成長とともに、当時の政治的状況の変化も反映されています。 ショスタコーヴィチはすでにこの頃、創作活動において政治的配慮が不可欠であることを認識しており、本作では労働歌風の旋律を引用し、メーデーの祝祭的な雰囲気を生き生きと表現しています。ストルゴーズは、緻密なテンポ設定と実直なアプローチを通して、若きショスタコーヴィチが抱いていた信念と理想を鮮やかに浮かび上がらせています。
収録作曲家:
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ニールセン(1865-1931):
交響曲 第5番
クラリネット協奏曲
序曲「ヘリオス」 [エドワード・ガードナー、ベルゲン・フィルハーモニー管弦楽団、アレッサンドロ・カルボナーレ]NIELSEN, C.: Clarinet Concerto / Helios / Symphony No. 5 (Carbonare, Bergen Philharmonic, Gardner)
発売日:2025年10月10日
NMLアルバム番号:CHSA5314SACD-Hybrid価格:2,850円(税込)
2015年にノルウェーの名門オーケストラ、ベルゲン・フィルハーモニー管弦楽団の首席指揮者に就任し、現在は名誉指揮者を務めるエドワード・ガードナーによるニールセン作品集第3作。 序曲《ヘリオス》はギリシャ旅行中に着想され、エーゲ海の一日を描いた音画的な作品です。クラリネット協奏曲は4つのセクションから成る単一楽章構成で、クラリネットには多彩な音色が求められます。作曲者は交響曲第5番の構成を闇と光の対比、善と悪の闘争、夢見ることと行動することといった二項対立に例え、無意識ながら第1次世界大戦の経験が影響している可能性を示唆しています。打楽器の活躍と金管による壮麗なクライマックスはいかにもニールセンらしいところで、CHANDOSのすぐれた録音がこれを遺憾なく伝えてくれます。 クラリネット協奏曲のソリストは、2003年からローマのサンタ・チェチーリア国立アカデミー管弦楽団の首席奏者を務めているアレッサンドロ・カルボナーレ。若くして国際的な評価を得てソリストとしても活躍し、日本でもおなじみです。
収録作曲家:
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地平線
フランスの歌曲集
リリ・ブーランジェ、カナル、ドビュッシー、
ポリニャック、クレティアン、デュパルク、シュトロール 他 [キティ・ウェイトリー、エドウィジュ・ヘルシェンローダー]Vocal Music (French) - BOULANGER, L. / CANAL, M. / CHRÉTIEN, H. / DEBUSSY, C. / DUPARC, H. / POLIGNAC, A. de (Horizons) (Whately, Herchenroder)
発売日:2025年09月19日
NMLアルバム番号:CHAN20324CD価格:2,400円(税込)
19世紀末から20世紀前半のパリを拠点に活躍した作曲家たちの歌曲を取り上げたアルバム。この時代のパリは、1889年の万国博覧会などを契機に地理的・文化的な関心が広がり、芸術的にも刺激に満ちた都市であるとともに、女性作曲家の活動も盛んになっていました。このアルバムでは、そうした女性作曲家の作品を中心に選曲。ピエール・ルイスによる官能的な詩に基づく「ビリティスの歌」や、中国の詩をフランツ・トゥーサンがフランス語に翻訳した「翡翠の笛」など、当時人気を博した詩を用いた作品が含まれています。カナルの「翡翠の笛」やクレティアンの3つの歌曲は、いずれも世界初録音となります。 艶のある歌声の持ち主、メゾ・ソプラノのキティ・ウェイトリーは、英国で学び、キャスリーン・フェリアー賞などを受賞後、ヴェルビエ音楽祭アカデミーに参加。2013年から2015年にかけてはBBCニュー・ジェネレーション・アーティストとして活動し、BBCプロムス出演や新作歌曲の委嘱などを行いました。ベルリン・フィルをはじめとする主要オーケストラと共演し、リサイタルやオペラなど多方面で活躍する他、「SWAP’ra」の共同設立者として、女性音楽家の支援にも力を入れています。 エドウィジュ・ヘルシェンローダーは、エリック・ヴィドンヌに師事し、ロンドン王立音楽アカデミー大学院でマルコム・マルティノーらの指導を受けました。キティ・ウェイトリーや女優ドミニク・ブランと共演したシェイクスピアを題材にしたリサイタルなどでも注目を集めるだけではなく、エコールノルマル音楽院でフランス語発音や役作りの指導にもあたるなど教育の面でも活躍しています。
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チャイコフスキー(1840-1893):
〈管弦楽作品集 第3集〉
管弦楽組曲 第2番
スラヴ行進曲他 [アルペシュ・チャウハン、BBCスコティッシュ交響楽団]TCHAIKOVSKY, P.I.: Orchestral Works, Vol. 3 - Suite No. 2 / Marche slave / The Storm (BBC Scottish Symphony, Chauhan)
発売日:2025年09月19日
NMLアルバム番号:CHSA5352SACD-Hybrid価格:2,700円(税込)
好評シリーズ、アルペシュ・チャウハンとBBCスコティッシュ交響楽団によるチャイコフスキー管弦楽作品集。この第3集は、交響曲よりも自由な形式で書かれた管弦楽組曲第2番を中心に、歌劇《エフゲニー・オネーギン》から「間奏曲とワルツ」、「ポロネーズ」などの有名曲をはじめ、学生時代の作品「雷雨」と歌劇《チャロデイカ》からの曲が並び、最後は勇壮なスラヴ行進曲で幕を閉じるという選曲です。チャウハンは、オーケストラから精緻な音を引き出すとともに、あまり演奏されない作品でも細部まで行き届いた演奏を聴かせます。名プロデューサー、ブライアン・ピジョン&録音エンジニア、ラルフ・カズンズのコンビによる収録。SACDでのリリースです。 バーミンガム出身の指揮者アルペシュ・チャウハンは、スクロヴァチェフスキに師事し、ヴァシリー・ペトレンコやファンホ・メナのマスタークラスに参加。2014〜2016年にはバーミンガム市交響楽団の副指揮者を務め、アンドリス・ネルソンス、エドワード・カードナーの薫陶を受けました。2015年にデビュー後、アルトゥーロ・トスカニーニ・フィルの首席指揮者に就任し、ブラームスの交響曲全曲などを指揮。現在はデュッセルドルフ交響楽団の首席客演指揮者、バーミンガム・オペラ・カンパニーの音楽監督を務める傍ら、世界各地の主要オーケストラに客演しています。また、音楽教育にも積極的に関わり、若い音楽家の支援に尽力しています。2022年に大英帝国勲章OBEを受章しました。
収録作曲家:
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海
フランスのピアノ三重奏曲
- サン=サーンス、メル・ボニス、ドビュッシー [ニーヴ・トリオ]発売日:2025年09月19日
NMLアルバム番号:CHAN20337CD価格:2,400円(税込)
アメリカ、ロシア、日本の奏者によって2010年に創設された、ゲール語で「明るく」「晴れやかな」といった意味の名前を持つ「ニーヴ・トリオ」。この最新アルバムは19世紀末から20世紀初頭のフランス作品に焦点を当てたもので、作曲から完成までに5年以上を要したサン=サーンスの「ピアノ三重奏曲第2番」、規模こそ小さいものの、ロマン主義と印象主義の世界を橋渡しするようなメル・ボニスの「夕暮れと朝」に続き、アルバムの後半にはサリー・ビーミッシュによるドビュッシーの「海」の編曲版が収録されています。 ビーミッシュは、この交響的な作品をピアノ三重奏に編曲するにあたり、ドビュッシーらしい色彩感とテクスチュアを重視。その結果、この有名曲を新鮮な響きで楽しめる編曲が生まれました。
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Pictures from Finland
フィンランドの絵画
パルムグレン、シベリウス
マデトヤ、ライティオ、カヤヌス [ラモン・ガンバ、オウル・シンフォニア 他]Orchestral Music (Finnish) - PALMGREN, S. / MADETOJA, L. / RAITIO, V. / KAJANUS, R. / SIBELIUS, J. (Pictures from Finland) (Oulu Symphony, Gamba)
発売日:2025年09月19日
NMLアルバム番号:CHAN20401CD価格:2,400円(税込)
2023年発売の『フィンランドの序曲集』(CHSA5336)に続く、ラモン・ガンバとオウル・シンフォニアによるフィンランドゆかりの作品を集めた1枚。四季や風景をテーマにした多彩で詩的な小品が収録されています。 アルバム・タイトルはパルムグレンの交響的絵画「フィンランドから」から採られており、これは四季の移ろいを描いた4つの楽章で構成された、自然への賛美と豊かな色彩感にあふれた組曲。 オウル出身のマデトヤによる「田園組曲」は、1916年のピアノ曲集をもとに1933年に編曲された作品で、澄んだ夜明け、遊び心、広大な風景と孤独感、そして優雅で洗練された舞曲といった詩情豊かな世界が描かれています。一転、彼の「悲しむマリア」はフィンランド内戦間近の不穏な空気を反映した作品です。 他には、シベリウスが義兄アルヴィド・ヤルネフェルトの戯曲のために作曲した「鶴のいる風景」、そして「フィンランド音楽の父」と称されるカヤヌスの、民俗的要素を色濃く反映した「フィンランド狂詩曲第2番」など、自然や伝承に根ざした作品が並びます。 さらに、斬新な作風が知られるライティオの作品も含まれており、フィンランドの管弦楽作品の多彩で魅力的な姿を多角的に紹介する内容となっています。
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モーツァルト(1756-1791):
〈ピアノ独奏作品集 第2集〉
きらきら星変奏曲
ピアノ・ソナタ「トルコ行進曲付」他 [フェデリコ・コッリ]MOZART, W.A.: Piano Works, Vol. 2 - Sonata No. 11 / Variations, K. 265, 455 / Adagio, K. 540 (Colli)
発売日:2025年09月19日
NMLアルバム番号:CHAN20350CD価格:2,850円(税込)
デイリー・テレグラフ紙が「美しく軽やかなタッチと抒情的な優美さ」と称賛するフェデリコ・コッリによるモーツァルト作品集。 第2集となるこのアルバムは、モーツァルト晩年の作品である「アダージョ K.540」で幕を開けます。続く2つの変奏曲でコッリは各変奏に豊かな表情を与え、主題との関連性を巧みに浮かび上がらせています。アルバムの締めくくりはピアノ・ソナタ「トルコ行進曲付き」。こちらの第1楽章も主題と6つの変奏で書かれています。第2楽章はメヌエットとトリオ、そして終楽章はモーツァルト屈指の人気曲「トルコ行進曲」で結ばれます。 フェデリコ・コッリは1988年、イタリアのブレシアに生まれ、ミラノやザルツブルクで研鑽を積みました。2012年のリーズ国際ピアノ・コンクールで優勝を飾り、その後は世界各地の主要オーケストラや名指揮者と共演、欧米・アジアの著名ホールでも演奏を重ねています。室内楽にも積極的に取り組み、数多くの実力派奏者と共演。録音活動ではスカルラッティやバッハ、モーツァルトの作品を中心に高い評価を得ています。
収録作曲家:
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Sparks from Ashes - 灰から散る火花
ドヴォルザーク、バルトーク、
カプラーロヴァー、クシチカ:
歌曲集 [ニッキー・スペンス、ディラン・ペレス]Vocal Recital (Tenor): Spence, Nicky - DVOŘÁK, A. / KAPRÁLOVÁ, V. / BARTÓK, B. / KŘIČKA, J. (Sparks from Ashes)
発売日:2025年09月05日
NMLアルバム番号:CHAN20338CD価格:2,850円(税込)
ロイヤル・オペラでアスミク・グリゴリアンと共演した《イェヌーファ》の映像や、ラトル指揮ロンドン響と共演した同曲のCD、更にHyperionのヤナーチェク歌曲集に参加するなど、ヤナーチェク歌いとして評価の高いニッキー・スペンスの歌う東欧歌曲集。 中心となるのはドヴォルザークの「糸杉」。1860年代に書かれたこの歌曲集は当時ドヴォルザークが恋心を寄せていた女優ヨゼフィナ・チェルマーコヴァーへの思いが反映されたと考えられています。詩はグスタフ・プフレガー=モラフスキーによるもので、つかの間の愛の幸福、拒絶、別れ、そして自然への慰めといったテーマが描かれています。この歌曲集はドヴォルザークにとって重要な創作の源泉でもあり、彼は後に12曲を弦楽四重奏用に編曲し、さらに1888年には8曲を改訂して「愛の歌」作品83として出版しました。ドヴォルザークの若き日の情熱が凝縮された美しい作品をスペンスは優しく歌い上げています。 他には、バルトークが1915年に出版されたスロバキアの民謡集から5曲を選び、田舎の結婚式の様々な様相を描いた「村の情景」や、チェコ・フィルハーモニー合唱団の指揮者やプラハ音楽院の作曲教授などを歴任した作曲家ヤロスラフ・クシチカによるおとぎ話を題材とした寓話的な歌曲、カプラーロヴァーの愛を主題とした歌曲集「灰から散る火花」などが収録されています。「別れとハンカチ」は、カプラーロヴァー自身の人生の転機を反映した作品として知られます。
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King of Kings - 王の中の王
J.S.バッハ(1685-1750):
アンドルー・デイヴィス編曲による管弦楽作品集 [BBCフィルハーモニック、アンドルー・デイヴィス、マーティン・ブラビンズ]BACH, J.S.: Orchestrations by Andrew Davis (King of Kings) (BBC Philharmonic, Brabbins, Andrew Davis)
発売日:2025年09月05日
NMLアルバム番号:CHAN20400CD価格:2,850円(税込)
1989年から2000年までBBC交響楽団の首席指揮者を務め、紳士的な気品と情熱のある音楽作りによって人気のあったアンドルー・デイヴィスの遺作と呼ぶべきアルバムが登場。ストコフスキーばりに、バッハのオルガン曲をオーケストラ・アレンジした壮大な作品集です。 アンドルー・デイヴィスはセント・オールバンズでピーター・ハーフォード氏にオルガンを師事し、ケンブリッジではデイヴィッド・ウィルコックスに就いて4年間にわたりオルガンの研究と演奏を専門的に深めました。忙しい指揮活動の傍らオルガンへの関心を生涯持ち続け、バッハのオルガン曲の管弦楽編曲は彼のライフワークとなっていたようです。 このアルバムは彼の80歳の記念として企画されたものでしたが、病を得て録音を完結できずに世を去ってしまいました。その遺志を継いだマーティン・ブラビンズによってアルバムが完成し、ここに追悼盤としてリリースされます。ブックレットには当録音のプロデューサーで、長年にわたりBBCフィルのプロデューサーを務めてきたマイク・ジョージによる故人の回想と感謝のこもったコメントと各曲の解説が記されています(英語)。 アンドルー・デイヴィスは編曲に際してストコフスキーのものを意識していたようです。デイヴィス版の特徴の一つは、グロッケンシュピール、ヴィブラフォン、マリンバなどの打楽器を巧みに用いて響きに煌めきを与えている点。また、管楽器が効果的に活躍する場面も多く、これは原曲のオルガンの響きを意識したものといえるでしょう。おなじみの「トッカータとフーガ ニ短調」はストコフスキー版とは全く違う風情の味わいを楽しめます。
収録作曲家:
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バツェヴィチ(1909-1969):
〈管弦楽作品集 第2集〉
交響曲 第2番
ピアノ協奏曲
大交響楽団のための協奏曲 [サカリ・オラモ、ピーター・ドノホー、BBC交響楽団]BACEWICZ, G.: Orchestral Works, Vol. 2 (Donohoe, BBC Symphony, Oramo)
発売日:2025年08月22日
NMLアルバム番号:CHSA5345SACD-Hybrid価格:2,700円(税込)
2013年よりBBC交響楽団の首席指揮者を務めるサカリ・オラモ。2023年にリリースされて好評を得たバツェヴィチ作品集に続編が登場します。 「ピアノ協奏曲」はショパン没後100年を記念してポーランド作曲家連盟が主催した「フレデリック・ショパン作曲コンクール」の応募作。ベテランのピーター・ドノホーがソリストとして参加し、巧みなピアニズムを聴かせています。 「交響曲第2番」は実質的には3作目の交響曲ですが、最初の作品が破棄されたため「第2番」とされています。彼女はこの作品について、「偉大な古典の巨匠たちの伝統を参照しつつ、自身の音楽的発見を盛り込んだ」と述べています。 「大交響楽団のための協奏曲」は、バツェヴィチ自身が創作活動の新たな段階へ移行する過程の一部と位置づけた重要な作品。 SACDハイブリッド盤での発売です。
収録作曲家:
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An American Affair
アメリカのフルート作品集
- フォスター、グリフィス、バーンスタイン 他 [リサ・フレンド、ロハン・デ・シルヴァ]発売日:2025年07月04日
NMLアルバム番号:CHAN20327CD価格:2,400円(税込)
英国で活躍するフルート奏者リサ・フレンドが、敬愛するアメリカの作曲家たちの作品を取り上げたアルバム。 「私の大好きなアメリカの作曲家たちの作品を録音することは、長年の夢でした」と語る彼女は、ニューヨークで育ち、幼い頃に父ロドニー・フレンドがレナード・バーンスタイン指揮のニューヨーク・フィルハーモニックでコンサートマスターを務める姿を間近に見て育ちました。リハーサルの合間に、父とバーンスタインが楽譜について語り合う様子が記憶に残っており、「その時代をもう一度体験できたらと願っています」と振り返ります。 このアルバムには、彼女の心に深く結びついたアメリカ作品とオリジナル・アレンジを収録。父が愛奏していたハイフェッツ編「Jeanie with the Light Brown Hair(金髪のジェニー)」、バーンスタイン《ウエスト・サイド・ストーリー》からの「Somewhere」、兄スティーヴンへの想いを込めた「Ashokan Farewell」、そして恩師レニー・シーバートに捧げたグリフィスの《ポエム》など、収録曲の一つ一つに深い想いが込められています。 リサ・フレンドはニューヨーク・フィルのレニー・シーバートに師事。その後、英国王立音楽大学でスーザン・ミランに、パリではアラン・マリオンに学び、研鑽を積みました。これまでにフィルハーモニア管弦楽団、ロイヤル・リヴァプール・フィル、ザルツブルク・モーツァルテウム管弦楽団などと共演し、クラシックFMやBBCなどのメディアにも多数出演。さらに、スティーヴン・スピルバーグ主催のリサイタルや英国王室行事、ロンドンのウィグモア・ホール、ソウルのLGアートセンターなど、国際的に幅広い活動を展開しています。
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大西洋横断
ブラス・アンサンブルのための音楽集
ウォルトン、アダムズ、ブリテン、
プライス、バーンスタイン 他 [オニックス・ブラス、他、ジョン・ウィルソン]Brass Quintet and Ensemble Music - ADAMS, J. / ARNOLD, M. / BERNSTEIN, L. / BRITTEN, B. / GERSHWIN, G. (Transatlantic) (Onyx Brass, J. Wilson)
発売日:2025年06月27日
NMLアルバム番号:CHAN20399CD価格:2,400円(税込)
『BBCミュージック・マガジン』で「英国で最も洗練されたブラス・アンサンブル」と称賛されるオニックス・ブラスは、フィリップ・ジョーンズ・ブラス・アンサンブルの活動に影響を受け、1993年に設立されました。メンバーはバーミンガム市交響楽団、ロンドン交響楽団、BBC交響楽団、イングリッシュ・ナショナル・オペラ管弦楽団、ロイヤル・バレエ・シンフォニア、イギリス室内管弦楽団など、英国の一流オーケストラで活躍する奏者たちです。 「Transatlantic 大西洋横断」と題されたこのアルバムでは、オニックス・ブラスの中核となるクインテット編成の作品に加え、ホルンのデイヴィッド・パイアットら、スペシャル・ゲストを迎えた拡張編成の作品も収録。多くの曲が初の商業録音となっており、中でもブリテンの2作品は、オールドバラのブリテン・ピアーズ・アーカイブに眠っていた秘蔵曲として注目されます。また、サー・マルコム・アーノルドやジョゼフ・ホロヴィッツによる、ブラス作品の定番ともいえる名曲も取り上げられています。
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ラフマニノフ(1873-1943):
交響曲 第1番
交響的舞曲 [ジョン・ウィルソン、シンフォニア・オヴ・ロンドン]発売日:2025年05月30日
SACD-Hybrid国内仕様 日本語解説付き価格:3,300円(税込、送料無料)
ジョン・ウィルソンとシンフォニア・オヴ・ロンドンによるラフマニノフ・シリーズ完結編、
最初の交響曲と晩年の傑作のカップリング。交響曲第1番は、初演の失敗により鬱状態となった作曲者がピアノ協奏曲第2番で名誉挽回したというエピソードの文脈で語られることが多いためか、第2番に比べると演奏頻度が格段に落ちますが、若きラフマニノフが本格的な交響曲作家としてのデビュー作として意欲を込めた創意と魅力的な楽想が近年見直されています。 一方、交響的舞曲は晩年の作品で、まず2台ピアノ版として完成させた後にオーケストラレーションを行い、最後のオーケストラ作品となったもの。ラフマニノフの作品によく引用されるグレゴリオ聖歌「怒りの日」の旋律が非常に印象的に使われています。交響的舞曲の第1楽章では交響曲第1番の主題が引用されており、その「響き合い」がこの2曲をカップリングした意図かもしれません。尚、ウィルソンは今回の録音に際して自筆譜を仔細に検討し、数か所の細部の誤りを訂正している模様です。 CHANDOSの看板プロデューサーとエンジニア、ブライアン・ピジョン&ラルフ・カズンズのコンビによる録音は今回も目覚ましく、オーケストラ全体の立体感と、細かい楽器の動きを明瞭に聞き取れる解像度が両立。この音だけでも楽しめる、そのような一枚に仕上がりました。 SACDハイブリッド・ディスクでの発売です。 ※国内仕様盤には増田良介氏による日本語解説が付属します。収録作曲家:
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ドリング(1923-1977):
オーボエ作品全集 [ニコラス・ダニエル、アダム・ウォーカー、エイミー・ハーマン、アントニオ・オヤルサバル]DRING, M.: Oboe Works (Complete) (N. Daniel, A. Walker, A. Harman, A. Oyarzábal)
発売日:2025年05月30日
NMLアルバム番号:CHAN20344CD価格:2,400円(税込)
マデリーン・ドリングは音楽と演劇を愛する音楽家一家に生まれ、9歳で王立音楽大学の年少部に奨学生として入学。ヴァイオリンを学んだ後、作曲をヴォーン・ウィリアムズ、ハウエルズ、ジェイコブらに師事し、演劇やパントマイムも学びました。その後は劇場や放送のための音楽を作曲するとともに、自ら舞台に立ち、歌やピアノを演奏。「その才能はガーシュウィンに匹敵する」と高く評価され、多くの作品を書きました。 1947年に、ロンドン交響楽団の首席オーボエ奏者ロジャー・ロードと結婚。このアルバムには夫ロードのために書いたり編曲したりした曲と、ロードが編曲した曲も含めた、ドリングのオーボエ作品の全てが収録されています。作風はどれも軽快で親しみやすく、時にはジャズ風のハーモニーやプーランクの影響も見られます。 イギリス出身のニコラス・ダニエルは、世界的に活躍するオーボエ奏者・指揮者。バロックから現代音楽、室内楽からオペラまで幅広いレパートリーを持ち、さまざまなアンサンブルと共演しています。2004年にQueen’s Medal for Music、2020年には大英帝国勲章(Order of the British Empire)を授与されました。アルバムではオヤルサバル、ウォーカー、ハーマンが共演、息のあった演奏を披露しています。
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〈ブラームス&コンテンポラリーズ 第2集〉
ヴィアルド(1841-1918)
ブラームス(1833-1897):
ピアノ四重奏曲集 [カレイドスコープ・チェンバー・コレクティヴ]発売日:2025年05月09日
NMLアルバム番号:CHAN20329CD価格:2,400円(税込)
カレイドスコープ・チェンバー・コレクティヴは、トム・ポスターとエレーナ・ユリオステによって2017年に結成され、知られざるレパートリーの紹介と興味深いプログラミングによって高い評価を確立してきたアンサンブルです。この「ブラームス&コンテンポラリーズ」は、ブラームスのピアノ四重奏曲と、同時代のあまり知られていない作曲家の作品を並べるという意欲的なプログラム。ル・ボーの作品を紹介した第1集に続くこの第2集では、ルイーズ・エリット=ヴィアルドのピアノ四重奏曲を取り上げています。 ルイーズ・エリット=ヴィアルドは、フランスの歌手、ピアニスト、作曲家。パリでポーリーヌ・ヴィアルド=ガルシアとルイ・ヴィアルドの長女として生まれました。幼い頃から音楽に親しみ歌手として活躍した後は、クララ・シューマンの協力を得て、フランクフルトのホッホ音楽院で声楽教師として活躍、作曲家としても300曲以上の作品を残しており、このピアノ四重奏曲は1883年に出版されています。「Im Sommer(夏に)」と題された本作は、4つの楽章それぞれに標題が付けられた、ストーリー性のある作品です。 一方、ブラームスのピアノ四重奏曲第3番は、1855年に最初のスケッチが作られるも、彼自身が仕上がりに満足せず、20年以上の歳月を経て1875年に完成されました。クララ・シューマンとの関係が指摘されることもある暗い情念を帯びた美しい作品です。
収録作曲家:
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R.シュトラウス(1864-1949):
歌劇《サロメ》 [マリン・ビストレム、ゲルハルト・ジーゲル、カタリーナ・ダライマン他、エドワード・ガードナー、ベルゲン・フィルハーモニー管弦楽団]発売日:2025年05月02日
NMLアルバム番号:CHSA5356SACD-Hybrid 2枚組価格:5,175円(税込、送料無料)
名コンビ、ガードナーとベルゲン・フィルの充実ぶりを伝える《サロメ》のライヴが登場。
北欧&ドイツ勢の強力歌手陣にも注目!2021/22シーズンからロンドン・フィルの首席指揮者に就任したエドワード・ガードナーは日本ではシンフォニー指揮者のイメージが強いですが、2007年には32歳でイングリッシュ・ナショナル・オペラの音楽監督に就任、現在もノルウェー国立オペラ&バレエの音楽監督を務めるなど、舞台作品でも高い評価を得ています。 この録音は、ガードナーが2015年から首席指揮者を務めるベルゲン・フィルを率いてエジンバラ音楽祭に登場した時のライヴで、手塩にかけてきたオーケストラの充実ぶりを遺憾なく伝えてくれます。声楽陣も強力で、現代のサロメ歌いとして定評のあるマリン・ビストレムを筆頭に、北欧とドイツのすぐれた歌手を揃え、聴きごたえ十分。録音データによれば1日限りのライヴ収録とのことですが、このクオリティは見事。 ガードナーが2023/24シーズン終了でベルゲン・フィルの首席指揮者を退任した際、オーケストラはその功績を讃え、今後の共演継続を願って名誉指揮者の称号を贈りました。この録音ではスコットランドを拠点とするLINNレーベルの創設者で、名エンジニアとして名高いフィリップ・ホッブスがプロデュースと収録を担当。勝手知ったるアッシャー・ホールで、複雑なスコアが生み出すダイナミックで濃密なサウンドと圧倒的な歌唱を匠に収録しました。SACDハイブリッド・ディスクでの発売です。収録作曲家:
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ラヴェル(1875-1937):
〈ピアノ曲全集〉
鏡、夜のガスパール、水の戯れ他 [ジャン=エフラム・バヴゼ]RAVEL, M.: Piano Works (Complete) (Bavouzet)
発売日:2025年04月25日
NMLアルバム番号:CHAN20287CD 2枚組国内仕様 日本語解説付き価格:3,300円(税込、送料無料)
2025年に生誕150年を迎えるラヴェルのピアノ独奏曲全集。ラヴェルは自己批判的で慎重な作曲家でしたが、発表された作品の完成度は非常に高く、その多くが現在も演奏・録音され続けています。彼自身はヴィルトゥオーゾ・ピアニストではなかったものの、高度な技術を要すると共にピアノの演奏効果や表現力を見事に活かした作品を作曲。演奏者のバヴゼはこれを奇跡に例えています。また自身のピアノ作品を管弦楽化することも多く、演奏家やにとって多様な作品解釈の可能性を開いています。 ラヴェルのピアノ曲には、生涯を通じて彼を魅了したテーマが反映されているところにも注目。鐘の響き(「鐘の谷」、「絞首台」)、水の流れ(「水の戯れ」、「海原の小舟」)、スペインの影響(「グロテスクなセレナード」、「道化師の朝の歌」)、そして彼が特に好んだ、舞踏としてのメヌエット(5曲作曲)が挙げられます。バヴゼは、ラヴェルにスパイス感、シューベルトに通じる寂寥感、オーケストラのような色彩感を読み取ると語っています。 ジャン=エフラム・バヴゼは、1962年フランス生まれ。パリ音楽院でピエール・サンカンに師事、パウル・バドゥラ=スコダや二キタ・マガロフからも学びました。1986年国際ベートーヴェン・ピアノ・コンクール優勝。古典から前衛まで幅広いレパートリーを持ち、ジャズにも関心を抱く他、ドビュッシーの《遊戯》の2台ピアノ編曲も手掛けるなど幅広い活躍をしています。 ※国内仕様盤には八木宏之氏による日本語解説が付属します。
収録作曲家:
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ギップス(1921-1999):
〈管弦楽作品集 第4集〉
ヴァイオリン協奏曲
交響曲 第5番
リヴァイアサン [ラモン・ガンバ(指揮)、BBCフィルハーモニック、チャーリー・ラヴェル=ジョーン]GIPPS, R.: Orchestral Works, Vol. 4 - Symphony No. 5 / Violin Concerto / Leviathan (Lovell-Jones, B. Anderson, BBC Philharmonic, Gamba)
発売日:2025年04月25日
NMLアルバム番号:CHAN20319CD価格:2,400円(税込)
好評シリーズ、ルース・ギップスの管弦楽作品集。第4集には世界初録音となるヴァイオリン協奏曲と、リヴァイアサン、大規模な編成の交響曲第5番が収録されています。 ヴァイオリン協奏曲は1943年、ギップスが21歳の時に兄ブライアンのために作曲、その翌年に初演されました。しかし広く知られることはなく未出版のまま残されました。「リヴァイアサン」はロンドン・フィルのファゴット奏者ヴァレンタイン・ケネディの依頼で作曲されたコントラファゴットをフィーチャーした作品。海の生き物、もしくは怪物などを連想させるタイトルとおり、音楽は半音階的に滑らかに動き、最後はほぼ最低音のB♭で締めくくられます。 交響曲第5番はギップス最大のオーケストラ作品で、4管編成に加え、6本のホルン、2台のハープ、チェレスタと数多くの打楽器を要す大作。ウォルトンに献呈されましたが、編成が大きすぎたこともありBBCに放送を拒否されるなど、彼女の生前には広く知られることがありませんでした。荘厳な前奏曲で始まる第1楽章、コールアングレとオーボエの旋律と柔らかいホルンの和音が印象的な第2楽章、エネルギッシュな第3楽章に続き、作品の核となる「オーケストラのためのミサ・ブレヴィス」と題されたフィナーレが続きます。この楽章は声楽を持たないミサであり、詩篇127篇の「主が家を建てるのでなければ」で始まり、キリエ、グローリア、クレド、ホザンナ、ベネディクトゥス、アニュス・デイが続き、コールアングレによるドナ・ノビス・パーチェムへと導かれます。最後は速いコーダで締めくくられ、弦楽器の和音とハープのグリッサンドが静かに消えていきます。 ヴァイオリン独奏はチャーリー・ラヴェル=ジョーンズ。15歳でロイヤル・フェスティバル・ホールでデビューして以来、世界各地の主要オーケストラと演奏を行い、現在はシンフォニア・オヴ・ロンドンのリーダーを務めています。ファゴットのビル・アンダーソンは12歳で楽器をはじめ、ジュリアン・ロバーツに師事。香港フィルハーモニー管弦楽団の首席コントラファゴット奏者、ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニー管弦楽団を経て、現在はBBCフィルハーモニックのメンバーとして活躍中です。
収録作曲家:
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グリーン(1695-1755):
オラトリオ「ジェフサ(イェフタ)」 [クリスティアン・カーニン、アーリー・オペラ・カンパニー]GREENE, M.: Jephtha [Oratorio] (Staples, Bevan, Mofidian, J. Budd, Early Opera Company, Curnyn)
発売日:2025年04月25日
NMLアルバム番号:CHSA0408SACD-Hybrid 2枚組価格:5,175円(税込、送料無料)
ヘンデルの主要作品を中心に、18世紀イギリスの歌劇作品を数多く録音しているクリスティアン・カーニンとアーリー・オペラ・カンパニーが、18世紀イギリスの作曲家モーリス・グリーンのオラトリオ「ジェフサ(イェフタ)」を世界初録音! 牧師の子として生まれたモーリス・グリーンは、幼い頃よりセント・ポール大聖堂の聖歌隊員として音楽を学び、やがて同大聖堂のオルガニストに就任。その後、チャペル・ロイヤルのオルガニスト兼作曲家、ケンブリッジ大学の音楽教授にも就き、最終的には、王室音楽師範(Master of the King’s Music)にもなったイギリス音楽史上の重要な作曲家です。グリーンが1737年に作曲した「ジェフサ」は、ヘンデルが隆盛させたジャンルである英語によるオラトリオにおいて、イギリス出身の作曲家としての初の成功作となりました。旧約聖書の士師記のエフタの物語に基づくオラトリオで、台本は、詩人であり、やがて英国国教会で重要な役職に就くことになるジョン・ホードリーが担当、旧約聖書のエフタの物語にほぼ忠実なストーリーとなっています。これは、新たな登場人物を加え、話が大きく改変されたヘンデルの同名のオラトリオ(グリーンの作品から約15年後の1751年に作曲)とは対照的です。色彩的なオーケストラ、変化に富んだ合唱、英語の語感が活かされた、感情を強く揺り動かす劇的なアリアや二重唱は、グリーンのすばらしい才能を示しています。 18世紀イギリスの劇作品を現代に復活させる重要な上演・録音を行ってきたクリスティアン・カーニンとアーリー・オペラ・カンパニーが、サイモン・ラトル、ダニエル・ハーディング、イヴァン・フィッシャーらと世界中のコンサートホール、歌劇場で共演し、ベルリン・フィルにも何度も登場するイギリス人テノール歌手アンドルー・ステイプルズをジェフサに、ヘンデルなどバロック・オペラやオラトリオの分野で目覚ましい活躍を示しているイギリス人ソプラノ、メアリー・ベヴァンをジェフサの娘に迎えた、充実の布陣による演奏です。現代でも取り上げられることの少ないモーリス・グリーンの作品の貴重な録音となるだけでなく、18世紀のイギリス人の作曲家の再評価につながる内容でしょう。ヘンデルの陰に隠れてきた音楽の復活にご期待ください。
収録作曲家:
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ヴァインベルク(1919-1996):
〈弦楽四重奏曲集 第5集〉
第3番、第9番、第14番 [アルカディア・クァルテット]WEINBERG, M.: String Quartets, Vol. 5 - Nos. 3, 9, 14 (Arcadia Quartet)
発売日:2025年04月25日
NMLアルバム番号:CHAN20328CD価格:2,400円(税込)
2006年にルーマニアのゲオルゲ・ディマ音楽アカデミーの生徒たちによって結成され、2014年の大阪国際室内楽コンクールをはじめとする多くのコンクールで優勝したアルカディア・クァルテット。前作の第4集はレコード芸術ONLINEで「表情のえぐり込みが深く、既存の全集とは違った個性がある。優秀な録音もアドヴァンテージだ」として推薦盤になりました。この第5集には、ヴァインベルクの異なる時期の作品が収録されています。 1944年に書かれた第3番は、彼の最初の成熟した四重奏曲と見なされる作品です。後の1987年には、彼自身がこの曲を「室内交響曲第2番」として改訂しています。1963年の第9番は、第二次世界大戦後、ギレリスやコーガン、コンドラシンといった著名な音楽家たちに支持された「輝かしい10年」の産物です。1978年に作曲された第14番は、ショスタコーヴィチの死後3年を経た時期の作品であり、5つの楽章がアタッカで切れ目なく演奏され、楽章ごとにメトロノーム記号のみが標示されています。 「インプロヴィゼーションとロマンス」は、スターリン時代に生まれた作品です。当時、作曲家たちは国家の求める「理解しやすい」音楽を書かざるを得ませんでしたが、ヴァインベルクは自らの音楽に独自の叙情性を織り込むことに成功していたと言えるでしょう。「インプロヴィゼーション」は、弱音器をつけて演奏されるアダージョで、流麗かつ美しい旋律が展開します。続く「ロマンス」は、彼のピアノ作品『子供の雑記帳』に通じる親しみやすい作風を持っています。この作品は彼の生前に演奏されることはなく、2018年6月にダネル四重奏団によって初演されました。
収録作曲家:
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スパニッシュ・アルバム
ファリャ、タレガ、ラヴェル、ボッケリーニ、アルベニス 他 [クシシュトフ・メイシンゲル、パトリツィヤ・ベトリー、メイシンゲル・ソロイスツ]Guitar and String Quintet Music - FALLA, M. de / TÁRREGA, F. / RAVEL, M. / BOCCHERINI, L. (The Spanish Album) (Meisinger, Betley, Meisinger Soloists)
発売日:2025年03月28日
NMLアルバム番号:CHAN20382CD価格:2,400円(税込)
1984年ポーランド生まれのクシシュトフ・メイシンゲル(マイジンガーとも)。アニエロ・デシデリオやクリストファー・パークニングらの名手に学び、ペペ・ロメロに匹敵する才能と評されるギタリストです。東京をはじめ、ウィーン楽友協会、ベルリン・フィルハーモニー、ロンドンのウィグモア・ホール、パリのシャトレ座など世界中で演奏する他、数々の音楽祭にも出演。2017年からはシュチェチンで「メイシンゲル音楽祭」を創設、芸術監督を務め、多くのアーティストを招聘しています。 このアルバムは「20世紀のギター作品集(CHAN20225)」、「スペイン作品集(CHAN20278)」に続くCHANDOSへの3枚目の録音で、1700年代から1900年代初頭のスペイン音楽を中心に選曲。パーカッション奏者のパトリツィヤ・べトリーと自らの名を冠した弦楽アンサンブル「メイシンゲル・ソロイスツ」とともに躍動感溢れる演奏を聴かせます。 使用しているのはイグナシオ・フレタ・ペスカドール製ギターの復元楽器(アンドレス・シュテルナー製)です。
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SHIFT
トロンボーンとブラスバンドのための作品集 [ピーター・ムーア、トレデガー・バンド、イアン・ポートハウス]Trombone and Brass Band Music - PRYOR, A. / LANGFORD, G. / LEIDZÉN, E. / DOBSON, S. / SPARKE, P. (Shift) (P. Moore, Tredegar Band, Porthouse)
発売日:2025年03月21日
NMLアルバム番号:CHSA5366SACD-Hybrid価格:2,700円(税込)
スーパー・トロンボーン、
ピーター・ムーア初の協奏曲集登場!ベルファストに生まれ、グレーター・マンチェスターで育ったトロンボーン奏者ピーター・ムーア。2008年12歳にしてBBCヤング・ミュージシャン・コンペティションで最年少優勝、CHANDOSレーベルには2010年にグレグソンの協奏曲のソリストとして初登場(14歳!)、2014年には18歳にしてロンドン交響楽団最年少楽団員として副首席奏者に迎えられるなど、輝かしい経歴を持ちます。2018年には初のソロ・アルバム「ライフ・フォース」(RUBICON)をリリース、首席奏者としても活躍したロンドン交響楽団を現在は退きソロ活動に専念する彼が、今回初の協奏曲集をリリースすることになりました。共演が英国式ブラスバンドの雄トレデガー・バンド(トレデガー・タウン・バンド)というのもたいへん豪華。 「口笛吹きと子犬」の作者としても知られる当時の有名トロンボーン奏者でスーザ・バンドでも活躍したアーサー・プライヤーが、スコットランド民謡「アニー・ローリー」を基に書き上げた華麗な変奏曲に始まり、ブラスバンド作品で知られる英国の作曲家サイモン・ドブソンがムーアのために書いた協奏曲の世界初録音、フィリップ・スパークがトロンボーンと吹奏楽のための書いた協奏曲の終楽章を作曲者自ら編曲した「サンベージ」などのほか、讃美歌や黒人霊歌、スタンダード・ジャズの編曲も収録しています。ムーアならではの目の覚めるような超絶技巧から、幅広い音域もムラなく歌い上げる伸びやかなカンタービレまでを堪能でき、トロンボーンが持つ魅力を極限まで楽しませてくれる素晴らしいアルバムです。 -
シューベルト(1797-1828):
〈交響曲全集 第4集〉
交響曲 第9番
オーケストラ伴奏付きの歌曲集 [エドワード・ガードナー、バーミンガム市交響楽団、メアリー・ベヴァン]SCHUBERT, F.: Symphonies, Vol. 4 - No. 9 / Orchestral Songs (M. Bevan, City of Birmingham Symphony, E. Gardner)
発売日:2025年03月14日
NMLアルバム番号:CHSA5354SACD-Hybrid価格:2,700円(税込)
エドワード・ガードナーのシューベルト交響曲全集の最後を飾るのは第9番「グレート」です。ガードナーはバーミンガム市交響楽団を操り、これまでの交響曲と同じく全体をすっきりとまとめ、極めてスタイリッシュかつ歌心溢れる演奏を聴かせます。アルバムには『ロザムンデ』からのロマンスや後世の作曲家がオーケストラ伴奏に編曲した歌曲も収録。英国ロイヤル・フィルハーモニック協会のヤング・アーティスト賞を獲得し、世界で活躍するソプラノ、メアリー・ベヴァンが詩情豊かに歌い上げます。 CHANDOSが誇るプロデューサー:ブライアン・ピジョン&録音エンジニア:ラルフ・カズンズのコンビによる収録、SACDでのリリースです。
収録作曲家:
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ラロ(1823-1892):
スペイン交響曲
サン=サーンス(1835-1921):
ヴァイオリン協奏曲 第3番
サラサーテ(1844-1908):
カルメン幻想曲 [ジェイムズ・エーネス、ファンホ・メナ、BBCフィルハーモニック]LALO, E.: Symphonie espagnole / SAINT-SAËNS, C.: Violin Concerto No. 3 / SARASATE, P. de: Carmen Fantasy (Ehnes, BBC Philharmonic, Mena)
発売日:2025年03月07日
NMLアルバム番号:CHAN20333CD価格:2,400円(税込)
前作のシベリウスのヴァイオリン作品全集(CHSA5267)がガーディアン誌ほか各誌で絶賛されたジェイムズ・エーネス。今作ではスペインの指揮者ファンホ・メナ率いるBBCフィルハーモニックを従えて、サラサーテにまつわる3つの作品を演奏。 スペイン生まれのサラサーテは、幼少期にパリ音楽院で学び、その後の一生をパリで過ごしました。多くの作曲家が彼に協奏曲を献呈、このアルバムに収録されたラロの「スペイン交響曲」とやサン=サーンスの第3ヴァイオリン協奏曲もサラサーテのために書かれた作品です。加えてサラサーテ自作の「カルメン幻想曲」も収録。どれもソリストの技巧の見せ場がふんだんに用意された華麗な曲で、エーネスは旋律を情熱的に歌い上げており、とりわけ「カルメン幻想曲」では様々な奏法を駆使した躍動的な演奏が楽しめます。
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ウォルトン(1902-1983):
〈管弦楽作品集 第1集〉
ヴァイオリン協奏曲
歌劇《トロイラスとクレシダ》による交響的組曲他 [チャーリー・ラヴェル=ジョーンズ、ジョン・ウィルソン、シンフォニア・オブ・ロンドン]WALTON, W.: Violin Concerto / Troilus and Cressida Suite / Portsmouth Point Overture (Lovell-Jones, Sinfonia of London, J. Wilson)
発売日:2025年02月28日
NMLアルバム番号:CHSA5360SACD-Hybrid価格:2,700円(税込)
ジョン・ウィルソンとシンフォニア・オヴ・ロンドンによる新しいシリーズはウィリアム・ウォルトンの作品集。第1集にはヴァイオリン協奏曲を含む3作品を収録しています。 歌劇《トロイラスとクレシダ》は、当時のパートナーであったアリス・ウィンボーンからの影響を受けて構想されました。しかし、台本がやや冗長で扱いにくいうえに歌手たちの調達がうまくできず、1954年ロンドンの初演の際は、準備不足がたたり音楽面での評価は分かれてしまいました。この作品はその後、他の都市でも上演されたものの、結局批評家からは厳しい意見を受け、ウォルトンは改訂を行いました。このアルバムに収録されているのは、1987年、アレンジャー、クリストファー・パーマーが作品をもとに製作した4曲からなる交響的組曲です。各曲は登場人物や事件を表現しており、最後には悲劇的なクライマックスを迎えます。 ヴァイオリン協奏曲は、ヤッシャ・ハイフェッツからの委嘱作ですが、当時のウォルトンは映画音楽の作曲に心が動いており、こちらを優先すべきか迷っていたといいます。しかしここでもアリス・ウィンボーンが彼の背中を押しこの協奏曲が書かれることになりました。第2楽章の情熱的なタランテッラが作品を難度の高いものにしています。1938年に全曲が完成、翌年アメリカで初演。1943年にはオーケストラ・パートの改訂を行い、ウォルトンの代表作の一つとなりました。 (曲目・内容欄に続く)
収録作曲家:
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グレツキ(1933-2010):
〈弦楽四重奏のための作品全集〉
弦楽四重奏曲 第1番-第3番
5つのクルピエ地方の歌 [シレジア弦楽四重奏団]GÓRECKI, H.: String Quartets (Complete) (Silesian String Quartet)
発売日:2025年02月21日
NMLアルバム番号:CHAN20383CD 2枚組価格:2,400円(税込)
EMI Polandから2008年に発売されたグレツキの3曲の弦楽四重奏曲に、今回初出となる「5つのクルピエ地方の歌」をカップリングしたアルバム。2枚組ながら特別価格での発売です。 3曲の弦楽四重奏曲はいずれも晩年の作で、クロノス・クァルテットの委嘱で書かれました。第1番は1988年に書かれた単一楽章の作品で、16世紀の作曲家ヴァツワフ・フォン・シャモトゥイの歌「Modlitwa, gdy dziatki spać idą 子どもたちが寝るときの祈り」の旋律が用いられています。第2番は「クワジ・ウナ・ファンタジア 幻想曲風に」という副題を持ち、ベートーヴェンの影響が感じられる古典的な4楽章構成の作品。第3番は1994年から95年にかけて作曲されたものの、2005年まで初演が行われることがなく、楽譜の献辞には「長年この四重奏曲を辛抱強く待っていたクロノス・クァルテットに」と記されています。タイトルはロシアの詩人ヴェリミール・フレーブニコフの詩から採られており、全曲を覆うテーマは、嘆き、哀悼、追悼、慰めと、彼の代表作「悲歌のシンフォニー」に通じるものがあります。 「5つのクルピエ地方の歌」はワルシャワ西部の民謡に基づいた合唱曲が原曲。グレツキ自身が「この作品は弦楽四重奏でも効果的に演奏できる」と提案しており、今回シレジア弦楽四重奏団によってそのヴァージョンの世界初録音が実現しました。 シレジア四重奏団は、ポーランドを代表する室内楽アンサンブルの一つ。コンセルトヘボウ、カーネギーホール、ウィグモアホールなど世界各地で演奏を行い、2019年にはBBCプロムスに初登場しました。ポーランド国立放送交響楽団の専属アンサンブルとして活動するとともに、1993年から2017年まで国際室内楽フェスティバルを主宰しました。自国の作品を主なレパートリーとし、2017年、グラジナ・バツェヴィチの弦楽四重奏曲全集の録音(CHANDOS)でグラモフォン賞を受賞、2023年にはミェチスワフ・ヴァインベルクの弦楽四重奏曲全集(CD ACCORD)をリリース、こちらも高く評価されています。
収録作曲家:
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ブラームス(1833-1897):
ドイツ・レクイエム Op.45 [ヨハンナ・ヴァルロート(ソプラノ)、ブライアン・マリガン(バリトン)、エドワード・ガードナー(指揮)、ベルゲン・フィルハーモニー管弦楽団]BRAHMS, J.: Deutsches Requiem (Ein) (Wallroth, Mulligan, Bergen Philharmonic Choir and Orchestra, E. Gardner)
発売日:2025年02月14日
NMLアルバム番号:CHSA5271SACD-Hybrid価格:2,700円(税込)
1865年から1868年にかけて作曲されたブラームスの「ドイツ・レクイエム」は、ラテン語によるレクイエムのテキストではなく、ルター派の聖書から自ら選んだ言葉を用いており、死者のための祈りよりもこの世に残されて生きる者に慰めを与えることを意図した構成になっています。エドワード・ガードナー指揮のベルゲン・フィルと合唱団は、透明度の高い澄んだ響きで、穏やかに温かく、この曲の世界を音にしてゆきます。 ヨハンナ・ヴァルロートは、ウィーン音楽芸術大学卒業後、2019年のミリアム・ヘリン国際歌唱コンクール優勝で国際的な注目を集め、2021年にはビルギット・ニルソン奨学金を受賞、2023年にはカーディフ世界歌手コンクールにスウェーデン代表として出場した期待の若手ソプラノ。すでにグラインドボーン音楽祭やウィーン国立歌劇場の舞台に立ち、その歌声は人々を魅了しています。ブライアン・マリガンは、アイルランド系アメリカ人のドラマティック・バリトン。メトロポリタン歌劇場やサンフランシスコ歌劇場をはじめ、欧米や日本の主要な歌劇場や音楽祭に定期的に出演、録音でも高い評価を受けています。 美麗な音色を高音質録音で伝えるSACDハイブリッド盤での発売です。
収録作曲家:
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ハイドン(1732-1809):
〈ピアノ三重奏曲全集 第4集〉
ピアノ三重奏曲
第26番・第31番・第34番・第36番他 [トリオ・ガスパール]HAYDN, J.: Keyboard Trios (Piano Trios) (Complete), Vol. 4 - Nos. 13, 20, 22, 32 (Trio Gaspard)
発売日:2025年02月07日
NMLアルバム番号:CHAN20330CD価格:2,400円(税込)
トリオ・ガスパールによるハイドンのピアノ三重奏曲全曲録音シリーズ。この第4集には1789年から90年代に書かれた4作を収録しています。 出版社の要請で急いで作曲されたという第26番、ハイドンがロンドンに滞在していた際に書かれた第34番、同時期に書かれエステルハージ侯爵夫人マリア・ヘルメネギルトに献呈された第36番、1792年頃に書かれた第31番。第31番は最初にヴァイオリンとピアノのためのソナタとして出版されましたが、後に出た版にチェロ・パートがあることから、ハイドンが三重奏曲として構想していたと考えられています。 最後に置かれたのはトリオ・ガスパールのためにサリー・ビーミッシュが書き上げた「トランス」で、この曲はハイドンのピアノ三重奏曲第40番からの影響と、認知症を患う彼女自身の母との関係が描かれた「変化、推移、消失」をテーマとする瞑想的な5分半の作品です。 トリオ・ガスパールは、2010年にドイツ、ギリシャ、イギリス出身のメンバーで設立。ワイマールで行われたヨーゼフ・ヨアヒム室内楽コンクールやウィーンでのハイドン国際室内楽コンクールなどで優勝した実力派のアンサンブルで、創設当時からハイドンの作品を積極的に演奏しています。
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ブゾーニ(1866-1924):
ピアノ作品集
バッハ作品の編曲とオリジナル作品 [ピーター・ドノホー(ピアノ)、カール・ルトフマイヤー(ピアノ)]BUSONI, F.: Fantasia contrappuntistica for 2 Pianos / 10 Variations on Chopin's Prelude / Piano Sonatinas Nos. 1, 2, 5 (Donohoe, Lutchmayer)
発売日:2025年01月31日
NMLアルバム番号:CHAN20342CD価格:2,400円(税込)
ピーター・ドノホーによるブゾーニ作品集の第2集は、高い評価を受けた前作(CHAN20237)に続き、彼の高い技術と音楽性が遺憾なく発揮されています。 今回のアルバムには、ブゾーニによるバッハの名作2曲の編曲、ブラームスに捧げられた「ショパンの前奏曲に基づく変奏曲」の他、ブゾーニのオリジナル作品のソナチネ第1・第2番やバッハの未完成フーガを基にした大作で、1921年に2台ピアノ版に編曲した「対位法的幻想曲」を収録。ドノホーは、ブゾーニの大作「ピアノ協奏曲」をBBCプロムスで演奏するなど、これまでにも彼の音楽を積極的に演奏しており、ここでも共感溢れる演奏を披露しました。 「対位法的幻想曲」でドノホーと共演するカール・ラッチマイヤーは英国王立音楽大学で学び、数々の賞を受賞し、BBCやクラシックFMでの放送にも出演。特にロンドンで25年以上続けて開催する「カンバセーショナル・コンサート」シリーズが評価されています。彼もブゾーニ演奏の第一人者として知られ、最近ではロンドンでの3日間のブゾーニ音楽祭を企画・出演し、ソロや協奏曲の演奏が賞賛されました。
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アーン(1874-1947):
ピアノ五重奏曲
ピアノ四重奏曲
歌曲集 [カレイドスコープ・チェンバー・コレクティヴ]HAHN, R.: Chamber Works and Songs (Kaleidoscope Chamber Collective)
発売日:2025年01月31日
NMLアルバム番号:CHAN20326CD価格:2,400円(税込)
ビロードのように滑らかな声とカリスマ性で国際的な注目を集めるテノール歌手、カリム・スレイマン。イーストマン音楽学校を首席で卒業し、コレギウム・ムジクムでポール・オデットの指導を受け、ライス大学で修士号を取得。その後、パリに移り、オートコントルのハワード・クルックに師事、また、シカゴのセカンド・シティ・トレーニング・センターで即興演奏を学びました。ソリストとしてだけではなく、トム・ポスターとエレーナ・ウリオステを創設メンバーとするカレイドスコープ・チェンバー・コレクティヴの中心メンバーとして活躍しています。 今回のレイナルド・アーンの作品を収録したアルバムには、アーン歌曲のピアノ伴奏部分が室内楽編曲にも適していることに気が付いたというポスターが自ら編曲を行いスレイマンが歌う歌曲6作に加え、たいへん魅力的なピアノ五重奏曲、ピアノ四重奏曲を収録。アーンの音楽の繊細な美しさを存分に楽しめます。
収録作曲家:
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ベネット(1936-2012):
〈管弦楽作品集 第5集〉
オルフェウスのソネット
管弦楽のための協奏曲他 [ジョン・ウィルソン(指揮)、BBCスコティッシュ交響楽団、ヨナハン・アースゴール(チェロ)]BENNETT, R.R.: Orchestral Works, Vol. 5 - Concerto for Orchestra / Sonnets to Orpheus / Diversions (Aasgaard, BBC Scottish Symphony, J. Wilson)
発売日:2025年01月31日
NMLアルバム番号:CHSA5266SACD-Hybrid価格:2,700円(税込)
ジョン・ウィルソンによるリチャード・ロドニー・ベネットの管弦楽作品シリーズ。この第5集には、1973年から1989年に作曲された3作品が収録されています。 「管弦楽のための協奏曲」は、デンバー交響楽団の指揮者ブライアン・プリーストマンの委嘱で作曲された、近代オーケストラの卓越した技量が試される作品。3楽章構成で、最後の楽章には華やかな変奏曲が置かれています。 アルバムの中心となる「オルフェウスのソネット」は、ベネットが長年のパートナーとの別離を決意した時期に書かれたチェロ協奏曲。この作品はエディンバラ国際音楽祭の委嘱作で、1979年9月にハインリッヒ・シフによって初演されました。「ダイヴァージョンズ」は、スコットランド民謡に基づく華やかな交響的変奏曲で、北ロンドンのハバーダッシャーズ・アスク校が創立300周年記念として委嘱した作品です。 ヨナハン・アースゴールはソリスト、室内楽奏者、教師として幅広く活躍するノルウェーのチェリストで、ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニー管弦楽団およびロンドン・シンフォニアの首席チェリストを務め、ギルドホール音楽演劇学校で教鞭をとっています。 美麗な音色を高音質録音で伝えるSACDハイブリッド盤での発売です。
収録作曲家:
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ルイ14世の時代のチェンバロ音楽
ダングルベール、ルイ・クープラン、シャンボニエール 他 [ソフィー・イェーツ(チェンバロ)]Harpsichord Music from the Reign of Louis XIV - COUPERIN, L. / LE ROUX, G. / CHAMBONNIÈRES, J.C. / LULLY, J.B. / d'ANGLEBERT, J.H. (S. Yates)
発売日:2025年01月10日
NMLアルバム番号:CHAN0830CD価格:2,400円(税込)
古楽に特化したCHANDOSレーベルCHACONNEシリーズの看板演奏家のひとりソフィー・イェーツは、ロバート・ウーリーやボブ・ファン・アスペレンに師事し、コンクール優勝を機に国際的に活躍して、今や英国を代表するチェンバロ奏者の一人となっています。 このアルバムでイェーツは17世紀のヴェルサイユとルイ14世の宮廷音楽に焦点を当てています。17世紀当時のヴェルサイユは、建築家、デザイナー、そして造園家ル・ノートルによる20年にわたる作業の後、最後の四半期になってルイ14世が恒久的にそこに移り住んだことで、多数の作曲家、舞踊家、教師、楽器製作者、そして演劇の演出家たちが、宮廷全体の芸術文化を支え、豊かな文化が育まれました。 ここに収録された作品は、表現力やチェンバロの音色の魅力を重視した洗練された音楽で、この創造的な時代を象徴するものです。
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ギップス(1921-1999):
〈管弦楽作品集 第3集〉
ホルン協奏曲
交響曲 第1番他 [ラモン・ガンバ(指揮)、BBCフィルハーモニック、マーティン・オーウェン]GIPPS, R.: Orchestral Works, Vol. 3 - Symphony No. 1 / Horn Concerto / Ambarvalia / Cringlemire Garden (M. Owen, BBC Philharmonic, R. Gamba)
発売日:2025年01月10日
NMLアルバム番号:CHAN20284CD価格:2,400円(税込)
ヴォーン・ウィリアムズやゴードン・ジェイコブに師事したイギリスの女性作曲家、ルース・ギップスの管弦楽作品集第3集。 アルバムは、「戴冠式行進曲」で幕を開けます。1953年6月2日に行われたエリザベス女王の戴冠式の一連の様子が描かれ、最後はウェストミンスター寺院に馬車が到着、最高潮の興奮が訪れます。「アンバルワリア」は彼女の作曲家仲間のエイドリアン・クラフトを追悼して書かれました。ホルン協奏曲はギップスの息子ランス・ベイカーのための作品。ここではBBC交響楽団の首席ホルン奏者マーティン・オーウェンが見事な演奏を披露しています。弦楽オーケストラの「グリングルマイア・ガーデン」は湖水地方からインスパイアされた牧歌的な小品です。1942年9月に完成した交響曲第1番は、戦争の恐怖が描かれており、とりわけ木管楽器の見事な書法が際立ちます。
収録作曲家:
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シューベルト(1797-1827):
〈ピアノ作品集 第7集〉
ピアノ・ソナタ 第18番、変ホ長調他 [バリー・ダグラス(ピアノ)]SCHUBERT, F.: Piano Works, Vol. 7 - Piano Sonatas Nos. 7 and 18 (B. Douglas)
発売日:2024年12月06日
NMLアルバム番号:CHAN20289CD価格:2,400円(税込)
好評を博しているバリー・ダグラスによるシューベルトのピアノ・ソナタ集。この第7集は、変ホ長調ソナタ D 568 とト長調ソナタ D 894 の2曲が中心です。 変ホ長調ソナタは、1817年に作曲され未完だった変ニ長調ソナタ D 567 を改訂・完成させたもので、死後に出版されました。このソナタは、全体の中で軽快さと優雅な楽想が際立っています。 ト長調ソナタは1826年に完成され、シューベルトが生前に出版した最後のソナタです。この作品はシューベルトの最後の3つのソナタに匹敵する規模と深みを備え、多くのピアニストにとって特別な位置を占めており、ダグラスも一音一音を慈しむように丁寧に演奏しています。 アルバムは、シューベルトの歌曲「糸を紡ぐグレートヒェン」と「どこへ?」(『美しき水車小屋の娘』より)のリスト編曲で締めくくられています。
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共鳴
ヴァインベルク(1919-1996)、
シェーンベルガー(1961-):
トランペット協奏曲他 [マティルダ・ロイド(トランペット)、リー・レイノルズ(指揮)、ロンドン交響楽団]Trumpet Concertos - WEINBERG, M. / SCHÖNBERGER, C. / RACHMANINOV, S. / GOEDICKE, A. (Resonance) (M. Lloyd, London Symphony, L. Reynolds)
発売日:2024年12月06日
NMLアルバム番号:CHSA5339SACD-Hybrid価格:2,700円(税込)
「Resonance=共鳴」のタイトルの通り、選曲と演奏において様々な響き合いを聴かせるアルバム。ヴァインベルクのトランペット協奏曲は、軍楽におけるトランペットの歴史が反映されており、マーラーやメンデルスゾーン、ストラヴィンスキーの音楽を引用しながらも、それらを暗く歪めたグロテスクなものに変えています。 シェーンベルガーの協奏曲はネオロマンティックであり、ロマン派の作曲家たちの影響が見られます。ラフマニノフの「ヴォカリーズ」は、音楽が呼び起こす感情や記憶を表現し、トランペットがその抒情性を引き立てます。アルバムの最後の作品、ゲディケの「演奏会用練習曲」は、ロイドのお気に入りの作品。もともとピアノとトランペットの曲で、彼女はしばしばアンコールで演奏していましたが、今作ではリー・レイノルズによる管弦楽伴奏版での演奏です。 マティルダ・ロイドは、ケンブリッジ大学、英国王立音楽アカデミーで研鑽を積み、マルメ音楽大学では、現代最高峰のトランペット奏者の一人であるホーカン・ハーデンベルガーに師事。2014年にBBC Young Musician of the Year Brass Finalを受賞し、2016年にはBBCプロムスでデビュー。翌年にはフランスで開催されたエリック・オービエ国際トランペット・コンクールで第一位に輝くなど、大いに期待されている若手です。古典派から現代まで幅広いレパートリーを持ち、委嘱作品の初演を積極的に行うなどトランペットのレパートリー拡大にも力を注いでいます。 このアルバムは、彼女の華麗な音色を高音質録音で伝えるSACDハイブリッド盤での発売です。
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ブゾーニ(1866-1924):
ヴァイオリン・ソナタ集
4つのバガテル [フランチェスカ・デゴ(ヴァイオリン)、フランチェスカ・レオナルディ(ピアノ)]BUSONI, F.: Violin Sonatas Nos. 1 and 2 / 4 Bagatelles (F. Dego, F. Leonardi)
発売日:2024年11月29日
NMLアルバム番号:CHAN20304CD価格:2,400円(税込)
ブゾーニの没後100年記念アルバム。
フランチェスカ・デゴのヴァイオリン・ソナタ集イタリアのヴァイオリニスト、フランチェスカ・デゴ。前作のブラームス/ブゾーニ:ヴァイオリン協奏曲(CHSA5333)に続き、ヴァイオリンとピアノのための2つのソナタと4つのバガテルを録音しました。どちらのヴァイオリン・ソナタもホ短調で書かれており、作品からはドイツ・ロマン派の影響が強く感じられます。 第1番のソナタはブラームスのヴァイオリン・ソナタ第3番からインスパイアされたロマンティックな作品ですが、10年後に完成された第2番は内容が更に深まり、複雑な対位法が駆使されています。第3楽章にはJ.S.バッハのコラール「Wie wohl ist mir 幸いなるかな、おお魂の友」を主題とした長大な変奏曲が置かれています。 2つのソナタよりも以前に書かれた4つのバガテルは、作曲家エゴン・ペトリのために書かれた作品で、ブゾーニはエゴン・ペトリの母親に恋をしていたとされており、それもあってか、ブゾーニの作品には珍しく軽快な音楽で、「生きる喜び」が感じられます。 フランチェスカ・デゴは日本でも既にNHK交響楽団をはじめ様々なオーケストラと共演し、多くのファンを獲得、また室内楽でも活躍しており、ピアニスト、フランチェスカ・レオナルディとは定期的にリサイタルで共演を行っています。収録作曲家:
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ファッシュ(1688-1758):
〈管弦楽作品集 第4集〉 [テンペスタ・ディ・マーレ]FASCH, J.F.: Orchestral Works, Vol. 4 (Tempesta di Mare)
発売日:2024年11月29日
NMLアルバム番号:CHAN0829CD価格:2,400円(税込)
CHANDOSの好評シリーズ、ヨハン・フリードリヒ・ファッシュの作品集。第4集は2023年にツェルプストで開催された国際ファッシュ音楽祭の開幕コンサートのライヴを収録したもので、全曲世界初録音です。 ツェルプストは、ファッシュが宮廷楽長として仕えた所縁の街。ここで演奏するテンペスタ・ディ・マーレはフィラデルフィアを拠点とする古楽オーケストラで、2007年にドレスデン図書館に所蔵されている未出版の管弦楽作品の手稿譜のコピーを入手して以降、ファッシュの管弦楽作品に長年情熱を注いできました。彼らは毎シーズンにわたり、ファッシュの作品を調査、新たな発見をするとともに、未だ録音されていない作品を録音しています。 ファッシュの音楽は、卓越した技術や表現力、独創性、ユーモアを備えながらも独自の作曲スタイルを持っています。同時代の中央ヨーロッパの作曲家たちは、ヴィヴァルディやコレッリ、テレマンに似た音楽で満足していましたが、ファッシュはその影響を受けつつも、バッハやヘンデルなど他の作曲家とも異なるギャラント風の響きを生み出し、バロック音楽と古典派音楽の架け橋になりました。この音楽に魅せられたというテンペスタ・ディ・マーレは当時のスタイルを研究の上、溌剌とした演奏を披露しています。
収録作曲家:
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マクダウェル(1860-1908):
〈管弦楽作品集 第1集〉
ピアノ協奏曲
交響詩「ランスロットとエレーヌ」他 [ワン・シャイン(ピアノ)、ジョン・ウィルソン(指揮)、BBCフィルハーモニック]MACDOWELL, E.: Orchestral Works, Vol. 1 - Piano Concerto No. 1 / Lancelot und Elaine / 2 Fragments (Xiayin Wang, BBC Philharmonic, J. Wilson)
発売日:2024年11月29日
NMLアルバム番号:CHAN20305CD価格:2,400円(税込)
アメリカのロマン主義作曲家・ピアニスト、エドワード・マクダウェルはニューヨークで生まれ、10代でパリ音楽院に入学し短期間ピアノを学びましたが、すぐに自分に合った音楽環境を求めてドイツに移り、シュトゥットガルト、ヴィースバーデン、そしてフランクフルトのホッホ音楽院(現フランクフルト音楽・舞台芸術大学)でピアノと作曲を学び、1880年に卒業。その後はしばらくドイツで活動した後、1888年にアメリカに帰国。最初の8年間をボストンで過ごし、最終的にニューヨークへ移り、コロンビア大学の初代音楽教授となりました。 この管弦楽作品集第1集には、マクダウェルの代表作の1つであるリスト、チャイコフスキー、シューマンの影響を感じさせるピアノ協奏曲と、2曲の交響詩を中心に収録しています。マクダウェル自身も卓越したピアニストだったため、協奏曲ではソリストに高いテクニックが求められますが、「ニューヨーク・タイムズ」や「グラモフォン」で高く評価されているワン・シャインが輝かしいパッセージを見事に弾きこなし、複雑なピアノのテクスチャーの中から美しい旋律を浮かび上がらせています。ワーグナーを思わせるライト・モティーフを用いた「ランスロットとエレーヌ」はアーサー王伝説にインスパイアされており、「ラミア」はマクダウェルの生前には演奏されることがありませんでした。 他には11世紀の物語「ロランの歌」から生まれた2つの曲を収録。また、彼の代表作「野ばらに寄す」の管弦楽版でのジョン・ウィルソンが紡ぐ美しいオーケストラの音色も聴きどころです。
収録作曲家:
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シベリウス(1865-1957):
ヴァイオリンと管弦楽のための作品全集 [ジェイムズ・エーネス、エドワード・ガードナー、ベルゲン・フィルハーモニー管弦楽団]SIBELIUS, J.: Violin Concerto / Serenades / Humoresques / Earnest Melodies / Suite (Ehnes, Bergen Philharmonic, Gardner)
発売日:2024年11月01日
NMLアルバム番号:CHSA5267SACD-Hybrid価格:2,700円(税込)
CHANDOSレーベルを中心に数多くの作品を録音しているカナダのヴィルトゥオーゾ・ヴァイオリニスト、ジェイムズ・エーネスによるシベリウスのヴァイオリン協奏曲と小品集。自らもヴァイオリニストを志したシベリウスの唯一のヴァイオリン協奏曲と、北欧民謡が巧みに織り込まれた「6つのユモレスク」などの作品を、国際的に高く評価されているエーネスが情感豊かに演奏。バックを務めるのはこれまでにもバルトークやニールセン、ヤナーチェク作品で共演してきたエドワード・ガードナーとベルゲン・フィルです。 楽器の美音を高音質録音で伝えるSACDハイブリッド盤での発売です。
収録作曲家:
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ヴァインベルク(1919-1996):
〈弦楽四重奏曲集 第4集〉
弦楽四重奏曲 第6番・第13番・第15番 [アルカディア・クァルテット]発売日:2024年10月25日
CD価格:2,400円(税込)
2006年にルーマニアのゲオルゲ・ディマ音楽アカデミーの生徒たちによって結成され、2014年の大阪国際室内楽コンクールなど多くのコンクールで優勝したアルカディア・クァルテット。これまでに3作発売されたヴァインベルクの弦楽四重奏曲集はいずれも高く評価されています。 この第4集には、第6番、第13番、第15番を収録。第6番は1946年にモスクワ郊外で作曲され、友人のゲオルギー・スヴィリードフに捧げられました。しかし作風が先進的だったため演奏を当局に禁止されてしまい、ヴァインベルクはショスタコーヴィチが1975年に亡くなるまで四重奏曲を作曲しませんでした。 第13番は1977年にボロディン四重奏団に捧げられ、単一楽章で彼の弦楽四重奏曲中、最も短い作品です。第15番は1979年に作曲され、9楽章からなり、楽章にはタイトルや表現指示がなくメトロノームの指示があるのみです。
収録作曲家:
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コーツ(1886-1957):
〈管弦楽作品集 第4集〉 [ジョン・ウィルソン(指揮)、BBCフィルハーモニック]発売日:2024年10月25日
CD価格:2,400円(税込)
高い評価を受けているジョン・ウィルソンとBBCフィルのエリック・コーツ作品集。第4集は行進曲「ミュージック・エヴリホエア」で壮大に幕を開けます。この曲はイギリスのテレビ局Rediffusionのジングル・チューンとして使用されました。 続く「フットライツ」は戦間期のウェスト・エンドの華やかさを描き、戦時中の士気高揚のために作られた「アイ・シング・トゥ・ユー」や、息子オースティンのために書かれた「3頭の熊」、ノッティンガムシャーからロンドンへの移住を反映した「フロム・メドウ・トゥ・メイフェアー」なども収録。コーツ作品として初めてアルトサクソフォンが用いられた「星空の下で」や、妻フィリスに捧げられた「4つの世紀」も含まれています。 イギリスのライト・ミュージックの定番名曲を抜群のノリと味わいで聞かせます。
収録作曲家:
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フランス・オペラの序曲集
オーベール、プランケット、ルコック [ネーメ・ヤルヴィ(指揮)、エストニア国立交響楽団]発売日:2024年10月25日
CD価格:2,400円(税込)
フランスのバレエ音楽集(CHAN20132)に続くネーメ・ヤルヴィとエストニア国立交響楽団によるアルバム。今作ではオーベール、プランケット、ルコックのオペラの序曲を収録。フランス・オペラ界を席巻した人気作曲家オーベール、初演後400回も連続で公演されたというブランケットの《コルヌヴィーユの鐘》、フランス革命後のパリを舞台にしたルコックの《アンゴー夫人の娘》、ゴードン・ジェイコブがこの歌劇の音楽を用いてレオニード・マシーンのためにバレエ用に編曲した組曲を収録。ヤルヴィとエストニア国立交響楽団が往時のヒット曲の魅力を今に蘇らせています。
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モーツァルト(1756-1791):
〈ピアノ協奏曲集 Vol.10〉
ピアノ協奏曲 第1番-第4番他 [ジャン=エフラム・バヴゼ(ピアノ)、ガボール・タカーチ=ナジ(指揮)、マンチェスター・カメラータ]MOZART, W.A.: Piano Concertos, Vol. 10 - Nos. 1, 2, 3, 4 (Bavouzet, Manchester Camerata, Takács-Nagy)
発売日:2024年10月25日
NMLアルバム番号:CHAN20323CD価格:2,400円(税込)
フランスの名ピアニスト、ジャン=エフラム・バヴゼとガボール・タカーチ=ナジによるモーツァルトのピアノ協奏曲シリーズ。第10集となる本作では、天才作曲家の幼少期の作品を演奏しています。 この4つの協奏曲は、父レオポルトが11歳のモーツァルトに、当時の人気作曲家ホーナウアーやラウパッハらの鍵盤のためのソナタを与え、それにオーケストラのパートを加えて協奏曲に編曲するように練習させたものです。この「パスティーシュ(作風の模倣)」の技法は、特に後期バロックおよび初期古典派の時代において広く用いられていました。モーツァルトは原曲には一切手を加えず、オーケストラのパートのみを書き上げることで作品を完成させています。 今回、バヴゼは各曲にふさわしいと考えるカデンツァを用意。彼が尊敬するアシュケナージのカデンツァやモーツァルト自身の作、さらに第2番の第2楽章ではマレイ・ペライア作、そして第3楽章では、バヴゼが慕うイヴォンヌ・ロリオが演奏したメシアン作と推測されるカデンツァを演奏するなど、趣向が凝らされています。 アルバムの冒頭にはモーツァルトの初期の歌劇から2曲の序曲が演奏されています。
収録作曲家:
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サットン(1967-):
ヴァイオリン協奏曲
5つの劇場用小品集
管弦楽組曲『戦火の馬』他 [フェネラ・ハンプリーズ(ヴァイオリン)、マイケル・シール(指揮)、BBCフィルハーモニック]発売日:2024年10月25日
NMLアルバム番号:CHAN20349CD価格:2,400円(税込)
英国の作曲家エイドリアン・サットンは1967年にケントで生まれ、ジンバブエと南アフリカで青春時代を過ごした後、ロンドン大学のゴールドスミス・カレッジで音楽を学びました。キャリア初期にはスタジオやコンサート用の作品を制作し、テレビ脚本家としても活動しましたが、後に劇音楽に関心を移し、ロンドンの国立劇場とのコラボレーションで多くの人気作品を手掛け、「戦火の馬」や「夜中に犬に起こった奇妙な事件」で成功を収め、ローレンス・オリヴィエ賞を受賞しました。サットンの音楽は、20世紀イギリスのオーケストラ音楽、特にウォルトンやバックス、フィンジからの影響が感じられます。その作風は劇的で、感情表現やハーモニーが頻繁に変化します。 2022年に病気の診断を受けた後、コンサート音楽に専念することを決意し、新たな作品を次々と発表しました。その1つが、2023年6月に発表されたヴァイオリン協奏曲。これはフェネラ・ハンフリーズによって世界初演されました。彼は、これらの新作を「本当の自分の音楽」と表現。このアルバムではヴァイオリン協奏曲を中心に据え、劇場作品に基づく管弦楽曲などを聴くことができます。
収録作曲家:
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ベートーヴェン(1770-1827):
〈弦楽四重奏曲集 第2集〉
弦楽四重奏曲
第2・5・8・13番/大フーガ [ドーリック弦楽四重奏団]BEETHOVEN, L. van: String Quartets, Vol. 2 - Nos. 2, 5, 8, 13 (Doric String Quartet)
発売日:2024年10月25日
NMLアルバム番号:CHAN20300CD 2枚組価格:2,400円(税込)
1998年に活動を開始したイギリスのドーリック弦楽四重奏団が結成25周年を機に満を持してスタートしたベートーヴェン・チクルスの第2集が登場。第1集と同様に、初期、中期、後期の作品を組み合わせて収録しています。 2008年の大阪国際室内楽コンクールで優勝し、近年は来日公演も増えてきたドーリックSQ、2019年の来日公演では第13番を大フーガ付きで披露して喝采を浴びましたが、ここでは更に一段と練り上げた演奏を聴かせています。初期作品の第2番ではピリオド・スタイルの弓に持ち替えて軽やかな演奏を披露するなど、積み重ねてきた研究と演奏実践の成果が詰まったセットです。
収録作曲家:
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ブロック(1899-1945):
〈室内楽作品集〉
ピアノ三重奏曲
弦楽四重奏曲
組曲/五重奏曲 [ARCアンサンブル]BLOCK, F.: Chamber Works (ARC Ensemble)
発売日:2024年10月25日
NMLアルバム番号:CHAN20358CD価格:2,400円(税込)
ARCアンサンブル(Artists of The Royal Conservator)による優れた企画「亡命者たちの音楽」シリーズの最新作です。 フレデリック・ブロック(フリードリヒ・ブロッホ)は、ウィーン出身の作曲家。当初、父親からは音楽の道に進むことを反対されていましたが、第一次世界大戦後には支援を受け、ヨゼフ・ボフスラフ・フェルステルとハンス・ガルに作曲を師事。1920年代から1930年代にかけて、室内楽や管弦楽作品、オペラで成功を収めました。1938年のドイツによるオーストリア併合後、祖国を離れ、1940年にアメリカへ移住。そこで、多くの交響曲、オペラ、ピアノ曲を作曲、また他の作曲家の作品をラジオ放送用に編曲しましたが、46歳という若さでこの世を去りました。 このアルバムには、ブロックのウィーン時代の3作品と、アメリカ移住後に作曲された「組曲」が収録されています。1920年代から1930年までの作品はウィーンの伝統に連なるもので、彼が傾倒していたマーラーやコルンゴルトの 影響が感じられます。一方、アメリカに亡命後に作曲された「組曲」は、力強い楽想と独創性に満ちた作品です。
収録作曲家:
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シュルマン(1924-2020):
〈管弦楽作品集〉
ピアノ協奏曲
交響的練習曲「ガウディアーナ」
「マン・イン・ザ・スカイ」
ロマンシング・ザ・ストリングス [ワン・シャイン(ピアノ)、ベン・ジャーノン(指揮)、BBCフィルハーモニック]SCHURMANN, G.: Piano Concerto / Gaudiana / Man in the Sky Overture / Romancing the Strings (Xiayin Wang, BBC Philharmonic, Gernon)
発売日:2024年10月11日
NMLアルバム番号:CHAN20341CD価格:2,400円(税込)
作曲家、ピアニスト、指揮者のジェラルド・シュルマンは、当時オランダ領東インドのケルトソノ(ジャワ島)で生まれました。家族はスルタンの宮殿に近い場所に住んでおり、そこではしばしばガムラン楽団が演奏していました。この伝統的なインドネシア音楽の五音音階と緻密なリズムは、若きシュルマンに深い印象を残し、その異国情緒は長じてからの作品にも反映されています。1950年代から1960年代にかけて、映画音楽の作曲家として活躍。「ロングアーム」や「黒博物館の恐怖」などの音楽を書き上げました。 このアルバムには彼の4つの作品を収録。「マン・イン・ザ・スカイ」は、同名の映画のためにシュルマンが作曲した演奏会用序曲です。ピアノ協奏曲は2つの楽章から成り、第1楽章は速くて技巧的、第2楽章は瞑想的な性格を持っています。名ピアニストのジョン・オグドンのために作曲され、1973年11月に初演されました。 「ロマンシング・ザ・ストリングス」は、ディズニーの映画『Dr. Syn - Alias the Scarecrow(まぼろし密輸団)』のためにシュルマンが作曲したオリジナルの音楽を主題とした6つの短い変奏曲。アルバムの最後におかれたのは「ガウディアーナ」で、カタルーニャの建築家ガウディの作品にインスパイアされた管弦楽のための交響的練習曲です。 協奏曲でピアノを演奏するの中国出身、現在はアメリカで活躍するピアニスト、ワン・シャイン。これまでの録音は『グラモフォン』誌、BBCミュージック・マガジンなどで高く評価されています。
収録作曲家:
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ロジャース&ハマースタイン:
ミュージカル《回転木馬》 [ハックマン、ベネット、他、ジョン・ウィルソン(指揮)、シンフォニア・オヴ・ロンドン]RODGERS, R.: Carousel [Musical] (Complete original score) (Hackmann, Bennett, Boggess, Ovenden, Sinfonia of London, J. Wilson)
発売日:2024年10月11日
NMLアルバム番号:CHSA5342SACD-Hybrid 2枚組価格:5,175円(税込、送料無料)
前作『オクラホマ!』(CHSA5322)の成功に続く、ジョン・ウィルソンとシンフォニア・オブ・ロンドン (SOL) によるロジャース&ハマースタインの新作は、回転木馬の呼び込みで生計を立てる男ビリーと客として訪れた女工ジュリーの悲恋を描き「愛とはなにか」を問う名作ミュージカル《回転木馬》です。 この録音では、オリジナル・スコア(ノーカット)とドン・ウォーカーによるオリジナルの35人編成のオーケストレーションを使用、主役の2人にはナサニエル・ハックマンとミカエラ・ベネットを起用し、脇を固める人物も素晴らしい歌手たちが演じるとともに、合唱パートはロンドンのウエストエンドで活躍している24人の若手歌手が担当しています。 心に残るナンバーも多く、とりわけ第2幕でジュリーとネティによって歌われる「人生ひとりではない」(You'll Never Walk Alone)は、1963年10月にジェリー&ザ・ペースメイカーズのカバーによって全英チャートの1位を獲得しました。ジョン・ウィルソンは、この作品を「ロジャース&ハマースタインの最大の成果」と評価し、音楽が物語のドラマティックな効果を増幅していると述べています。ゴージャスな響きを余すことなく高音質録音で伝えるSACDハイブリッド盤での発売です。
収録作曲家:
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ウエルカム・ジョイ
英国近現代の女声合唱曲集 [コーヴァス・コンソート、フレディー・クロウリー(指揮)]発売日:2024年10月11日
NMLアルバム番号:CHSA5350SACD-Hybrid価格:2,700円(税込)
フレディ・クロウリー率いるコーヴァス・コンソートによるのCHANDOS第2作。前作のサクソフォン四重奏との共演(CHAN20260)で注目を集めた彼らが、今作では女声合唱とハープのための音楽に焦点を当てています。 アルバムの中心となるのは、グスターヴ・ホルストの女声合唱作品で、『二つの東洋の絵』、『葬送歌と祝婚歌』、そして『リグ・ヴェーダからの合唱賛歌』の3曲を収録。女学校での教職経験を持ち、女声合唱の推進者でもあったホルストならではの繊細かつ抒情的な作品です。他には、ホルストの娘イモージェンや彼女と同世代の女性作曲家エリザベス・ポストンの作品、さらに近現代の女性作曲家たちの作品も収録されています。また、インド生まれでアメリカを拠点に作品を発表している作曲家シュルティ・ラジャカセルがホルストと同様に「リグ・ヴェーダ」からインスピレーションを受けて作曲した2曲の世界初録音作品も聴くことができます。 教会のまろやかな響きを生かした美しいハーモニーを高音質録音で捉えたSACDハイブリッド盤での発売です。
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ジェラール(1896-1970):
バレエ音楽『ドン・キホーテ』全曲他 [ファンホ・メナ(指揮)、BBCフィルハーモニック]発売日:2024年09月27日
NMLアルバム番号:CHAN20268CD価格:2,400円(税込)
ロベルト・ジェラールはカタルーニャ出身の作曲家で、グラナドスにピアノを学んだほか、ウィーンでシェーンベルクに師事した唯一のスペイン人です。1928年にバルセロナに帰国、その約20年後に十二音技法に取り組み、亡命先のイギリスでは前衛音楽の担い手として活躍しました。このアルバムには、彼がスペイン時代にストラヴィンスキーやバルトークの影響を受けて作曲した作品が収録されています。 『アレグリアス』は1940年代初頭に作曲された、フラメンコからインスピレーションを得た4楽章のユーモラスな組曲です。また、1941年のフェリペ・ペドレルの生誕100年を記念して作曲した交響曲『ペドレルへのオマージュ』の一部を1954年に再構成した『ペドレリアーナ』も収録されています。 アルバムの中心である『ドン・キホーテ』は室内オーケストラのために書かれた作品ですが、ここでは、様々な形を経て1950年にロイヤル・オペラでの上演用に改訂した版を聴くことができます。初演ではニネット・ド・ヴァロアが振付を行い、ロバート・ヘルプマンがドン・キホーテ、マーゴ・フォンテインがドゥルシネアを踊りました。
収録作曲家:
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ルーテッド
スメタナ、コールリッジ=テイラー、
スーク、マルタン:
ピアノ三重奏曲集 [ニーヴ・トリオ]発売日:2024年09月27日
CD価格:2,400円(税込)
アメリカ、ロシア、日本の奏者によって2010年に創設された、ゲール語で「明るく」「晴れやかな」といった意味の名前を持つニーヴ・トリオ。今作「Rooted」では民族音楽からインスパイアされた音楽を演奏しています。 冒頭に置かれたスメタナの三重奏曲は、1855年、彼の長女の死を悼み書かれたもので、リストが「真の天才だけが書けるもの」と評した作品。ボヘミア舞曲の旋律が巧みに用いられています。 スークの三重奏曲は彼の初期の作品で、穏やかな作風の中にも師であるドヴォルザークの影響とチェコ音楽の伝統が感じられます。同じくドヴォルザークの影響を受けた、サミュエル・コールリッジ=テイラーの「黒人のメロディ」は、黒人霊歌からインスピレーションを得たピアノ曲が原曲であり、彼自身が5曲をピアノ三重奏のために編曲しています。 アルバムは1925年にフランク・マルタンが作曲したアイルランドの伝統的なメロディに基づく三重奏曲で締めくくられます。
収録作曲家:
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夢の笛吹き
ギップス(1921-1999):
室内楽作品集 [ユリアナ・コッホ(オーボエ)、ジュリアン・ブリス(クラリネット)、マイケル・マクヘイル(ピアノ)]発売日:2024年09月27日
NMLアルバム番号:CHAN20290CD価格:2,400円(税込)
20世紀イギリスの作曲家ルース・ギップスは幼少期から音楽の才能を示し、1937年に16歳で王立音楽大学に入学してオーボエとピアノを学ぶとともに、ヴォーン・ウィリアムズとゴードン・ジェイコブから作曲を学びました。大学在学中にブラームスのピアノ協奏曲第2番を演奏し、1942年のプロムスでは彼女の交響詩『Knight in Armour』がヘンリー・ウッドによって演奏されました。戦争中にはバーミンガム市交響楽団の首席オーボエ奏者となりましたが、戦後、ロンドンに戻ってからは演奏機会が減少したため、室内楽の作曲と教育に専念しました。このアルバムには1938年から1990年に作曲された彼女のオーボエとコールアングレを用いた室内楽作品が収録されています。 ユリアナ・コッホはロンドン交響楽団の首席オーボエ奏者。2018年に王立音楽大学のオーボエ教授に任命され後進の指導に当たっています。
収録作曲家:
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ロベルト&クララ・シューマン:
オーボエとピアノのための作品集 [ニコラス・ダニエル(オーボエ)、ジュリアス・ドレイク(ピアノ)]発売日:2024年09月27日
NMLアルバム番号:CHAN20295CD価格:2,400円(税込)
ニコラス・ダニエルは、1980年にBBCヤング・ミュージシャン・コンクールで優勝し、ヨーロッパを中心に活躍するイギリスの名オーボエ奏者です。彼はバロックから現代作品まで幅広いレパートリーを持ち、デュティユー、ジョン・タヴナー、マクミラン、ティペットらの作品を初演して高い評価を得ています。また、ブリテン・シンフォニア、ハフナー・ウインド・アンサンブル、オルシノ・アンサンブル、ブリテン・オーボエ四重奏団の創設メンバーでもあります。 このアルバムにはシューマン夫妻の作品を収録。オリジナルのオーボエ曲は冒頭ロベルトの『3つのロマンス』だけで、他はダニエル自身の編曲に加え、クラリネット版やヴァイオリン版の編曲を収録、ダニエルはいずれも見事に吹きこなしています。また、室内楽の達人ジュリアス・ドレイクのピアノもたいへん味わい深いものです。
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ブリス(1891-1975):
ブラスバンドのための作品集 [ブラック・ダイク・バンド、ジョン・ウィルソン(指揮)]発売日:2024年09月27日
NMLアルバム番号:CHSA5344SACD-Hybrid価格:2,700円(税込)
ブラック・ダイク・バンド&ジョン・ウィルソン!
ブリティッシュ・ブラスによるブリリアントなブリス!イギリスの作曲家アーサー・ブリスは、第二次世界大戦中にBBCの音楽監督を務め、大戦後には3つの放送局で音楽番組を担当、1953年にはアーノルド・バックスの後任の「Master of the Queen's Music 国王の音楽師範」に就任しました。 本アルバムには、ブラスバンド(金管バンド)のレパートリーにおける重要な2作品、1936年の全英ブラスバンド選手権の課題曲「ケニルワース」と1962年の「ベルモント変奏曲」を中心に収録。また別の作曲家がブラス用に編曲した「チェックメイト」のバレエからの「4つの舞曲」や、映画『来るべき世界』からの組曲の他、ロバート・チャイルズとマイケル・ハルステンソンによるこのアルバムのための新たな編曲作品も含まれています。これらの編曲作品は民謡に根差した英国音楽の伝統を重んじつつも、新古典派の作風やジャズまでをも採り入れたブリスの野心的な作風を忠実に反映しています。 ブラック・ダイク・バンドは、1855年からの長い歴史を持ち、350以上の録音を制作して数多くのコンクールで優勝した、世界で最も成功したブラスバンドの一つです。2023年にはシンフォニア・オヴ・ロンドンで名録音を連発している指揮者ジョン・ウィルソンを名誉総裁に迎えました。ブラック・ダイク・バンドの持ち味である高度なアンサンブルと華麗さの中に深みを感じさせるブリティッシュ・ブラスのサウンド、シンフォニー・オーケストラでの経験で練り上げられたジョン・ウィルソンの格調高い音楽づくり、シンフォニア・オヴ・ロンドンの名録音で名高いブライアン・ピジョンとラルフ・カズンズの収録とあって、新次元のブラス・サウンドが期待できます。 高度なアンサンブルを生かした華麗な音色を高音質録音で捉えたSACDハイブリッド盤での発売です。収録作曲家:
