audite
audite(アウディーテ)は演奏・録音ともに高品位なものにこだわり、ルツェルン音楽祭のアーカイヴ・シリーズなどの歴史的録音と現役演奏家の最新 録音をリリースするドイツのレーベル。1973年にシュトゥットガルトで設立され、現在はドイツ最高峰のトーンマイスター養成コースで知られる音楽大学 の所在地デトモルトを拠点としています。
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ペヤチェヴィチ(1885-1923):
〈交響的作品全集〉
交響曲、ピアノ協奏曲、序曲他 [イヴァン・レプシッチ、シュターツカペレ・ワイマール、アニカ・シュリヒト、マルティナ・フィリャク]発売日:2026年03月06日
CD 2枚組価格:4,650円(税込、送料無料)
クロアチアの作曲家ベヤチェヴィチの名前が母国以外でも語られるようになったのは21世紀に入ってから。特に没後100年の2023年に注目される存在となりました。 1885年にブダペストに生まれ、1923年にミュンヘンで没した彼女は、貴族の家系に育ち、言語的・文化的背景から「中央ヨーロッパの作曲家」と位置づけられます。作風はロマン主義を基盤としながら、印象主義や表現主義の要素も取り入れており、とりわけ後期作品において独自の深化が見られます。 この2枚組のアルバムは、彼女の管弦楽作品の全容を収録。指揮は彼女と同郷でライプツィヒ市立歌劇場の音楽総監督を務めるレプシッチ、オーケストラは2024年から彼が首席指揮者を務めるシュターツカペレ・ワイマールです。ラフマニノフの影響が感じられる「ピアノ協奏曲 ト短調」とウィーンで部分初演された「交響曲 嬰へ短調」の2つの大作を中心に、先進的な和声をもつ「ファンタジー・コンチェルタンテ」、ドイツ音楽の伝統的な性格を備えた「序曲」、カール・クラウスやライナー・マリア・リルケの詩に基づく管弦楽伴奏歌曲、「夜想曲」の管弦楽版を収録しています。
収録作曲家:
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ヴェルナー(1693-1766):
ミサ曲「唯一である三位一体を崇め」
ミサ曲「見よ、冬は過ぎ」他 [ラ・フェスタ・ムジカーレ]発売日:2026年02月27日
CD価格:3,075円(税込、送料無料)
「ハイドンの前任者」ヴェルナーに光を当てる録音プロジェクト最終巻!グレゴール・ヨーゼフ・ヴェルナーは18世紀オーストリアの作曲家。ヴェネツィア出身でウィーン宮廷の副楽長だったアントニオ・カルダーラに師事し、1728年からはアイゼンシュタットのエステルハージ家の宮廷楽長に就任、死去するまでその地位にありました。晩年の彼を補佐すべく副楽長に迎えられ、彼の死後その地位を継いだのはあのヨーゼフ・ハイドンでした。 ハイドンの名声の影に隠れて、音楽史からは忘れられた存在であったヴェルナーに再び光を当てたのが、ハンガリー出身で長らくドイツの古楽界で活躍してきた鍵盤奏者・指揮者のラヨシュ・ロヴァトカイ(1933~)でした。ウィーン宮廷のバロック音楽のスペシャリストであったロヴァトカイは40年以上に渡ってヴェルナーの再発見と研究に努め、2021年からはドイツの気鋭の古楽器オーケストラ、ラ・フェスタ・ムジカーレとのコンビで、ヴェルナーの録音プロジェクトをスタートさせました。今回がプロジェクトの掉尾を飾る5枚目のアルバムとなっています。 当巻ではヴェルナーが晩年に作曲した2つの祝祭的なミサ曲を収録。ミサ曲「唯一である三位一体を崇め」は、三位一体の祝日のために書かれた壮麗な作品。ミサ曲「見よ、冬は過ぎ」は旧約聖書の「ソロモンの雅歌」の一節をテキストとする自作のモテットを基にした作品で、そのモテットも収録されています。ミサ曲はウィーンの伝統的な対位法を用いた合唱とオペラの要素を取り入れた独唱を融合させたもので、声楽と器楽のバランス感覚や色彩感の鋭さも秀逸です。後期バロックと古典派の音楽をつなぐ貴重な作例となっています。 (...)
収録作曲家:
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ブラームス(1833-1897):
〈ピアノ作品集〉
変奏曲集
インテルメッツォ集他 [ジミン・オウ=ハヴェニート]発売日:2025年11月07日
CD 3枚組価格:4,875円(税込、送料無料)
ジミン・オウ=ハヴェニートは、明晰なタッチから生まれる豊かな響きと楽譜に忠実な表現で知られており、このブラームス作品集でも、恣意的なテンポや強弱を避け、明快で透明感のある解釈を生み出しています。 ソウル生まれの彼女は、ソウル大学でチョン・ジンウ、ケルン音楽舞踊大学でアロイス・コンタルスキーに学び、ソリストとして活動するほか、放送や録音、さらに亡き夫ライムント・ハーヴェニスとのピアノ・デュオでも活躍しました。教育者としてはマインツ音楽大学やフランクフルト音楽・舞台芸術大学で後進を指導しました。2013年からは再びソロ活動を本格化し、これまでに11枚のソロCDを発表しています。
収録作曲家:
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バッハ(1685-1750)
グバイドゥーリナ(1931-2025):
無伴奏チェロ作品集 [ウルジナ・マリア・ブラウン]Cello Recital: Braun, Ursina Maria - BACH, J.S. / GUBAIDULINA, S. (Braun)
発売日:2025年10月31日
NMLアルバム番号:Audite97.830CD価格:2,850円(税込)
「GradusadParnassum芸術の頂点への階梯」をテーマにしたアルバム。18世紀と20世紀の音楽を組み合わせることで、時代を超えた響きのつながりや対話を示すとともに、曲の並べ方には音の高さや調性の工夫もあり、聴き手には自然なつながりを意識させます。 グバイドゥーリナの「10のプレリュード」は、あらゆる奏法を取り入れた練習曲で、現代のチェロ技法の集約ともいえる作品。バッハのチェロ組曲はチェロ独奏というジャンルの基礎を築いた作品です。なかでもここで全曲が演奏された第5組曲は、弦を低く調弦する(スコルダトゥーラ)特別な奏法や、リュリ風の序曲、4声のフーガを含む大規模で変化に富んだ内容で知られています。 ウルジナ・マリア・ブラウンはソリスト、室内楽奏者、作曲家として活躍し、歴史的演奏にも深く通じています。名門校で学び、国際コンクールで受賞を重ね、現在はウィーン・コンツェントゥス・ムジクスの首席チェリストを務めるなど、多方面で活動を続けています。前作(AU97829)ではベートーヴェンをはじめとした古典派作品を19世紀の楽器(ロレンツォ・ヴェンタパーネ製)で披露しましたが、このアルバムではモダンとバロック、2種類のチェロを使い分けて演奏しています。
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J.S.バッハ(1685-1750):
トッカータ集(全7曲) [ジョナサン・フェルッチ]BACH, J.S.: Toccatas (Ferrucci)
発売日:2025年09月05日
NMLアルバム番号:Audite97.826CD価格:2,850円(税込)
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J.S.バッハ(1685-1750):
編曲とトランスクリプション集 [ジャン=バティスト・デュポン]BACH, J.S.: Arrangements and Transcriptions - BWV 29, 645, 648, 650, 867, 1004, 1066, 1079 (Dupont)
発売日:2025年09月05日
NMLアルバム番号:Audite97.834CD価格:2,850円(税込)
アレンジメント(ここでは原曲に手を加える編曲)とトランスクリプション(原曲を別の楽器に移し替える)をタイトルに掲げるアルバム。演奏者のデュポンは、バッハがこの道の偉大な達人として多くの傑作を残していることに敬意を払い、彼に続く作曲家たちによる仕事もとりあげつつ、演奏家としての強い衝動から自らもアレンジとトランスクリプションに取り組んでこのアルバムを作りました。 その強い動機となっているのが当録音に使われたトゥールーズのサン・セルナン聖堂のオルガン。多くの作曲家を刺激して「オルガン交響曲」を書かせ、フランス近代オルガン音楽の隆盛を支えたカヴァイエ=コルが手掛けた銘器です。デュポン自身の編曲の中では「シャコンヌ」が特に見事。大オルガンの性能をめいっぱい発揮した重厚かつ壮麗な出来栄えで、まるでもともとオルガン曲であったかのような圧倒的な説得力です。管弦楽組曲第1番は透明感のあるサウンドが印象的。速い楽章における俊敏な躍動感をオルガンで表現するのはかなり高度なテクニックです。 サン・セルナン聖堂のオルガンは17世紀末に起源を持ち、1845年にDaublaine & Callinet社が新オルガンを製作。1887年にはカヴァイエ=コルがこれを基に名作とされるオルガンを完成。20世紀に幾度かの改修が行われた後、1993~96年にBoisseau-Cattiaux社が全面修復し、1996年のオルガン国際音楽祭「Toulouse-les-orgues」で披露。2017~18年に再度整備され、楽器本来の気品と表現力を取り戻しました。
収録作曲家:
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ベートーヴェン(1770-1827):
〈フルートとピアノのための後期作品集〉
民謡主題と変奏曲集 [ヨハネス・フーシュテッド、ソントラウト・シュパイデル]BEETHOVEN, L. van: Late Works for Flute and Piano (Hustedt, Speidel)
発売日:2025年09月05日
NMLアルバム番号:Audite97.822CD価格:2,850円(税込)
18世紀末から19世紀のヨーロッパでは、民族意識の高まりを背景に民謡ブームが起こり、各地でフィールドワークによる民謡の収集が進みました。イギリスでは楽譜商人ジョージ・トムソンが、スコットランド、ウェールズ、アイルランドの民謡の収集と出版に尽力し、スコットランド文化の形成に貢献しました。 トムソンは、収集した民謡に洗練された詩をつけ、ハイドンやベートーヴェンといった著名な作曲家に編曲を依頼、ベートーヴェンには、スコットランドやチロルの民謡を主題とした変奏曲の作曲を依頼し、華麗で親しみやすい作品を求めました。ベートーヴェンはこれに応じ、1818年に作業を開始し、作品105と作品107を完成させています。これらの作品は短い主題と変奏が続く形式で、ヴァイオリンでもよいとされるフルートパートは任意となっており、ピアノ独奏でも演奏可能。作品105の第4曲は、日本では「庭の千草」として親しまれているメロディが元になっています。 ヨハネス・フーシュテッドは、ブレーメンとカールスルーエで学び、著名な演奏家のマスタークラスで研鑽を積んだフルート奏者です。彼は世界各地で演奏、録音、初演を行い、現代作品の献呈者としても知られています。現在、カールスルーエ音楽大学で教鞭を執っており、2022年にはゲオルク・メッツガー作品の初録音がドイツ・レコード批評家賞にノミネートされました。この演奏では、同じくカールスルーエ音楽大学の教授として後進の指導にあたるソントラウト・シュパイデルがピアノを担当しています。
収録作曲家:
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ドヴォルザーク(1841-1904):
弦楽四重奏曲 第12番 「アメリカ」
弦楽五重奏曲 第3番
8つのユーモレスク [マンデルリング四重奏団、ローランド・グラッスル]DVOŘÁK, A.: String Quartet No. 12, "American" / String Quintet, Op. 97 / 8 Humoresques (arr. M. Eichhorn) (Mandelring Quartet)
発売日:2025年08月22日
NMLアルバム番号:Audite97.828CD価格:2,850円(税込)
1983年結成、ドイツを代表するベテラン四重奏団が長年愛奏してきたレパートリーをいつくしむように奏でるアルバム。ドヴォルザークがアメリカ滞在中に書いた人気作2曲に加え、「ドヴォルザークのユーモレスク」として知られる第7番を含む作品101全8曲を、弦楽四重奏で演奏していることも見逃せません。 弦楽五重奏で共演するローランド・グラッスルは、四重奏団の元メンバーで2018年からはミュンヘン音楽演劇大学の教授を務めています。
収録作曲家:
