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縄跳びの練習は小学校前からスタート

縄跳びは小学校の体育でやるイメージがありますが、最近では幼稚園や保育園でも練習する場所が増えています。


子供の体力低下が問題になってからというもの、低年齢から様々な運動を経験させよう!という幼稚園が増えてるんですよね。


しかし、あなたは子供に縄跳びを教えられますか?

縄跳びは単純ゆえ教えるのが難しい

縄跳びなんて、まわして跳ぶだけ・・・


そう思ったあなた。だからこそ、縄跳びは教えるのが難しいんです。


大人にとっては単純な動きすぎて、なんで跳べないのか?が意味不明です。でも子供にとっては「まわして跳ぶ」だけでも十分に複雑な運動なんですよ。


大人:簡単すぎて、できない理由がわからない

子供:複雑な運動なので、どうやったらいいかわからない



よく親子で練習しててケンカになることありませんか?

子供の態度が云々もありますが、根源的な原因ここにあるんです!



縄跳びの上達は道具選びから

縄跳びの練習をするまえに、まずは使いやすい道具を選びましょう。

とくに3-6歳の子供は言葉を理解力が未熟で、集中力も続きません。長時間の練習をするのも難しいです。


そこで上手に道具を選び、自然と跳べるようになるように仕向けていくのがポイントです。



道具選びのコツ

  • 上達を促す
  • モチベーションあがる
  • 小さい子でも使いやすい

縄跳びの最初はビーズロープがオススメ

はじめて縄跳びを練習するなら、断然おすすめなのがビーズロープです。


ビーズロープとは、ナイロン製のヒモに約9mmのビーズがたくさん通っている縄跳びのことです。クセが付かず、さらに適度な重さがあるため、回す感覚をつかむのにぴったりです。

またビーズが地面にぶつかる音でジャンプのタイミングをつかみやすくなり、自然と上達を促す効果もあります。


ビーズロープの特徴

  • 適度な重さがある
  • 地面にぶつかる音でリズムが掴める
  • クセがつかない

布製・ヒモのロープはNG

布製やヒモの縄跳びは、上達を妨げるのでオススメではありません。

スポーツクラブや幼稚園の指定で使っていたり、かわいいデザインの商品も多いのですが、上達には向きません。


その理由はロープが軽すぎるからです。


3-6歳ではじめて縄跳びを練習する場合、ロープの重さをしっかり感じられる方が上達を早めます。


布製・ヒモの縄跳びは、耐久性こそ優れていますが、軽すぎて回す感覚をつかみにくい。電車ごっこ等のロープ遊びには適していますが、縄跳びの練習には残念ながら向いていません。

ビニール製の縄跳びは△

ビニールで出来ている縄跳びは、初めての練習にはあまり適していません。


理由は布製・ヒモのロープと同じで軽すぎて、回す感覚をつかみにくいからです。またビニール製はクセが付きやすく、ゆっくり回す前とびの練習では上達の妨げになることがあります。


二重跳びや交差跳びなど、もっと技にチャレンジするタイミングで使うのがオススメです。

縄跳びの練習3つの流れ

初めてなわとびを練習する子どもには、マントーまわすーなわとびピョンの、


この3つの流れで動きをイメージさせてあげる練習法が効果的です。


小学校にはいる前後の子どもは理解力が未熟です。大人がアレコレ説明しても、理解がしきれません。しかも説明したことを体で表現するのも難しく、言われてることが上手にできないのです。

だからこそ、言葉で説明するのではなく、端的に伝えてあげる練習が効果的です。

縄跳びをマントの姿勢で準備



写真のように、縄跳びを肩にくっつけるポーズで構えます。これをマントの姿勢といいます。


マントの姿勢からスタートすることで、最初の1回転目をスムーズに回せるようになるだけでなく、連続で2回・3回目を跳ぶときにも効果があります。


マントの姿勢では、ひじを左右に広げるイメージで構えられるようにしましょう。

大きく回す



次はマントから思いっきり前に縄跳びを回していきます。このとき、ジャンプをしないのがポイントです


とくに小さい子供は縄跳びを回すタイミングとジャンプのタイミングが上手く掴めません。

よくあるのが回しながらジャンプをしてしまう状態で、これだとうまく飛び越すことが出来ません。まずは縄跳びを大きく回すだけに集中させましょう。

また、縄跳びをまわすときに地面に叩きつけてしまう子もいるので「優しく大きく」と付け加えてあげてもいいでしょう。



なわとびピョン!で飛び越す



縄跳びが体の前に回ってから、その場で飛び越していきます。

ここで大切なのは、回してからジャンプをすることです。地面に縄跳びがくっついてからジャンプをするように気をつけましょう。

ビーズロープが地面について「カシャン!」と音がなってから跳ぶよ!と伝えてあげるとより分かりやすいですね。


3-6歳の子どもは、無意識に複数の動きが混ざってしまう子が多いです。回す、跳ぶのリズムが混ざってしまうと、ジャンプに気を取られてうまく回せません。

「回す」と「跳ぶ」の動きを別々にさせてあげることが、上達の近道です!


とんだら、マントに戻る

縄跳びを飛び越えられたら、最初のマントの姿勢の戻りましょう。


そして、

マント ー まわす ー 縄跳びピョン


この掛け声で繰り返していけば、徐々に連続で跳べるようになります。


スタートのマントの姿勢は、回し始めがしやすいだけでなく、腕を返す動きをするために重要です。


縄跳びを連続で跳ぶとき、大人は無意識のうちに腕を返す動きをしています。これは肩の関節の可動域(動かせる範囲のこと)の関係上、腕を後ろに回すときには必ず入る動きです。

大人の場合は無意識にできてしまうのですが、3-6歳の子どもは難しい。

だからこそ、マントの姿勢を作ることで腕の返しを自然とできるような仕組みにしています。

縄跳びで苦労する人に届けたい

日本なわとびアカデミーは、縄跳びの正しい情報と知識を発信して、縄跳びで苦労する人を1人でも助けたいという気持ちで発足させました。


縄跳びができず、運動が嫌いになってしまう。縄跳びが原因で親子がケンカをしてしまう。



こうした、縄跳びが原因で生まれる嫌な思いを1つでも減らしたいんです。


縄跳びは本来、とても楽しいスポーツなんです。

罰ゲームや苦行のための道具じゃありません。


正しい道具、正しい練習方法を通じて、1人でも多くの人に縄跳びの楽しさに触れてもらえたら、これ以上の喜びはありません。