あなたの髪は、スタイリングが決まりにくいクセ毛ですか? もし、毎朝スタイリングをやり直しているなら、それは髪のクセが原因かもしれません!!
実は日本人女性は、クセ毛で悩んでいる方が多いんです!
当店ナカノザダイレクトがアンケートを行ったところ、なんと「髪のクセ毛、縮毛・矯正毛」でお悩みの方は、合わせて約30%という結果に!
クセ毛 | 縮毛 矯正毛 |
硬毛 | 軟毛 | 枝毛 切れ毛 |
白髪 | その他 | 合計 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
3,990 (24.1%) |
899 (5.4%) |
2,156 (13.0%) |
1,599 (9.7%) |
4,896 (29.6%) |
1,946 (11.7%) |
1,076 (6.5%) |
16,562 |
※アンケート期間・実施回数 2014/09/16〜2016/05/09 全38回分 複数回答可能
つまり、10人中3人の女性は「クセ毛で何らかのお悩みを抱えている」ということになります!
クセ毛は人によって違いがあり、なかなか解決できないお悩みの一つです。
「クセ毛でも扱いやすい髪にできるのかなぁ・・・」
「雨の日のセットってどうしたらいいんだろう・・・」
いろいろな人にアドバイスを聞いたりインターネットで調べても、クセ毛を解決する答えは出てきません。
クセ毛には数種類のタイプがあり扱いやすい髪にするためには、ヘアケアの方法が重要です。つまり、自分のクセ毛タイプに合ったヘアケアをしないと、髪はなかなか言うことを聞いてくれないんです。
そこで!
今回、世界中のクセ毛のお悩みをなくすべく、「クセ毛に悩まないヘアケアノウハウ」を取り上げることにしました。
シャキーンと真っ直ぐに伸びる直毛と、くねくね波打つクセ毛は何が違うのでしょうか。はじめに、クセ毛になってしまう原因をご紹介します。
クセ毛の毛根は、曲がっています。 直毛の毛根が真っ直ぐになっているのに対して、クセ毛の毛根はカーブしています。
毛根は、髪を作る工場です。毛根が曲がっているので作られる髪が曲がってしまい、クセ毛となって生えてきます。
髪内部には、水を吸いやすいタンパク質(親水性タンパク質)と水を吸いにくいタンパク質(疎水性タンパク質)があります。直毛は、親水性タンパク質と疎水性タンパク質が均等に並んでいます。一方、クセ毛は親水性タンパク質と疎水性タンパク質が、不均等だったり、どちらか一方に集中しています。
親水性のタンパク質は、水分を吸うと膨脹します。疎水性タンパク質は、水分に強いので少しの水分では膨脹を起こしません。
雨の日にクセが強く出てしまうのは、親水性側と疎水性側で髪の膨脹率に差がでるためです。
(専門用語では、親水性のタンパク質・・オルトコルテックス、疎水性タンパク質・・パラコルテックスと言います。)
直毛は、親水性と疎水性のタンパク質が均等に並んでいるので水分を含んでも均等な円で膨脹し、クセが出ません。
直毛の人でも、年齢を重ねるにつれて髪がうねったり、クセがでるようになることがあります。加齢によるクセは頭皮のたるみ、つまり毛穴の形が変形した可能性があります。
毛穴の形がキレイな円形の時は、ところてんのように真っ直ぐ髪は生えてきます。しかし、頭皮がたるみ毛穴の形が変形してしまうと、髪の断面が楕円形になります。楕円形の髪の毛になることで、タンパク質の偏りが起こり、クセのある髪になります。
子供の頃は、キレイなサラサラ髪だったのに思春期頃から急にクセ毛になったなんて話を聞いたことありませんか?
子供は、成人に比べると髪が細くクセが出にくい場合があります。思春期を迎える頃から、ホルモンによって身体だけでなく髪も硬く太くなります。髪が太くなると、生まれつき持っていた髪のクセが出はじめ、急にクセ毛になったように感じます。
父親と母親の2人がクセ毛の遺伝子と直毛の遺伝子両方を持っていた場合、子供がクセ毛の遺伝子を継承する確率は理論上約75%です。
参考文献:東北大学【原子間力顕微鏡による 毛髪に対するブリーチ処理の影響に関する研究】
https://ir.library.tohoku.ac.jp/re/bitstream/10097/56450/1/Nawa-Teppei-2013-Tour03-297.pdf
日本人のクセ毛のほとんどが、うねり毛です。個人差はありますが、大きなカーブでうねっているか、小さなカーブで波打っています。髪の外側には親水性タンパク質が並び、中心付近に疎水性タンパク質が局所的に集まっています。
そのため、うねり毛は水に濡れるとクセが消えストレートになります。ドライになるとタンパク質の不均一が原因で再びクセが出てきます。シャンプーをした時に直毛のようになる髪は、うねり毛となります。
毛根部分がまっすぐであれば直毛になりますが、毛根の形が曲がっている場合は、生まれたての柔らかい髪が曲がった毛根の形に沿って堅くなるためクセ毛となります。
波状毛は、水に強くドライ、ウェットに関係なくクセが消えません。
縮毛・連珠毛は、うねり毛の特徴である毛根の曲がりと、波状毛の特徴であるタンパク質の不均一両方を持っているクセ毛です。
髪の内部は、親水性タンパク質と疎水性タンパク質が一方に偏り2分割構造になっています。縮毛のクセ毛は、毛根が頭皮に対して横向きに寝てしまい毛根への血流量が少なくなるためタンパク質に偏りが出ると考えられています。
縮毛・連珠毛も、水に強くドライ、ウェットに関係なくクセは消えません。
クセ毛を毛根から直毛にすることはできません。しかし、クセ毛と上手に付き合っていくことはできます。クセ毛のタイプに合った対策方法をご紹介します。
「クセ毛だから、なりたい髪型なんて100%無理!」と、諦めないでください。今からご紹介する方法で、あなたの理想の髪に近づけてください。
美容室でのカット時に、流れやクセのうねりに逆らわないようにカットしてもらえれば、クセ毛の広がりを抑えることが出来ます。
髪が太く毛の流れが強い方や、髪が膨らみやすい髪型になってしまう方は、髪を梳(す)いてもらうなどボリュームのバランスを調整するようにカットをお願いしましょう。
ボリュームを抑えるためには、髪の重みがある方が落ち着きやすいので梳(す)きすぎだけには注意してください。
雑誌でもパーマスタイルがたくさん提案されています。あなたのクセを残したまま毛先のパーマでスタイルを楽しむ方法があります。毛先のパーマには、元々のクセより強いカールを選ぶとスタイルが決まりやすくなります。あなたの髪でしかできないパーマスタイルを楽しめるチャンスかもしれません。
クセ毛対策の定番は、やはりストレートパーマ・縮毛矯正です。ストレートパーマ・縮毛矯正は、髪の収まり、スタイリングに時間を取られないので朝が楽です。初めてストレートパーマ・縮毛矯正をしたときは、別人になったように感じるかもしれません。ただし、ストレートパーマ・縮毛矯正には強力な薬剤が使われるので、アレルギー持ちの方は十分に気を付けてストレートパーマ・縮毛矯正を利用してください。
次に、簡単に日頃からできる、クセ毛のセルフケア方法をご紹介します!
髪のカールが比較的軽いうねり毛の人は、ドライヤーの使い方を変えるだけで落ち着いた髪にできます。
クセ毛の人に多いのが、クセのボリュームを抑えたくて上から押さえつけてしまうパターンです。
実は、髪のボリュームを抑えたいときは、髪の根元を起こす方がいいんです。
というのは、髪の広がり具合は、髪の根元の角度で決まるからです。
ボリュームを上から押さえつけてしまうと、髪の根元から髪全体がぺたんこに寝てしまいます。根元が寝てしまうと、毛先は横に向かって広がります。
一方、髪の根元を少し立ち上げてあげると、髪は足元に向かって縦に広がります。意外ですが、根元を立ち上げた方が、全体のボリュームや広がりを抑えることができます。
髪を乾かす時は、ドライヤーの温風を髪の根元にしっかりあてて、根元を起こすようにしながら乾かしてください。乾かす時に手ぐしを通しながら少しだけ髪を引っ張るように乾かすと、かなりクセが落ち着きます。
お風呂上がりの髪を自然乾燥させている人は、今すぐ止めてください。お風呂上がりの髪は、キューティクルが開き、剥がれやすくなっています。その状態ではトリートメントやヘアマスクを使ってケアしても、開いているキューティクルから栄養分がどんどん抜けていきます。さらに、髪内部の水分も抜けていくのでパサパサの乾燥髪になってしまいます。
乾燥が進むと、広がりやすく扱いにくい髪になってしまいます。しっかりドライヤーで乾かすとキューティクルが毛先に向かってキレイに並ぶので、指通りが良くなりツヤもでます。
お肌の紫外線対策はバッチリなのに、髪の紫外線対策は考えたことがなかった・・・なんて人も多いのではないでしょうか。日傘や帽子を使った紫外線対策は、クセ毛にも有効です。日光の強い日差しと紫外線で髪の水分が蒸発していきます。
クセ毛は、髪内部の水分バランスが崩れやすく、水分バランスが崩れるとうねりが出ます。日傘や帽子を上手に使いながらお肌だけではなく髪の紫外線対策も忘れないでください。
クセ毛だけでなく、パーマスタイルにも使われるヘアアイロン。市販のアイロンは、安全性重視のために設定温度が低めで、なおかつ細かい温度設定ができません。
美容室で使われる業務用アイロンは、美容師のスタイリングのために細かい温度設定ができます。さらに、髪をデザインしやすい設計になっているので、クセ毛を活かしたパーマスタイルにも縮毛矯正をしたストレートスタイルにも活用できます。
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直毛に比べるとクセ毛は、パサパサ乾燥して髪がまとまりません。クセ毛は、髪のうねりやねじれによって髪内部の水分が蒸発しやすく、乾燥しやすくなっています。
さらに、クセのせいで髪と髪の間に空間ができてしまい、空気が通りやすくなっています。髪がうねっていることで、髪と空気が触れあう表面積も大きくなります。ますます髪の水分が蒸発しやすくなり、髪の乾燥が加速します。
そんな乾燥しやすいクセ毛のシャンプーとトリートメントを選ぶポイントは、
ズバリ、「水分補給」です。
髪へ水分をしっかりと届け、頭皮環境を整えてくれるシャンプー&トリートメントを選んでください。
髪の主成分は、タンパク質(アミノ酸)です。アミノ酸系シャンプーは、 髪のタンパク質に近づきやすく髪への栄養補給・水分補給に優れているシャンプーです。
洗浄力のやさしいアミノ酸系シャンプーは、頭皮を必要以上に洗いすぎることもありません。クセ毛の原因となる毛穴の汚れをしっかりと落とし、キレイな頭皮環境を保つことができます。
Q.縮毛矯正したあとに、クセ毛用シャンプーを使ってもいいの?
A.はい、大丈夫です。
クセ毛用シャンプーは、髪に栄養や水分を補給し、クセ毛を出来るだけ扱いやすいようにするためのシャンプーです。縮毛矯正の後に使うと、髪のくせを収まりやすくするだけでなく縮毛矯正の効果を持続させることができます。
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クセ毛用トリートメントの選び方は、ヘアアイロンがポイントです。ヘアアイロンを「使う」「使わない」でトリートメントの選び方が変わります。
クセ毛をまとめるために毎日ヘアアイロンを使うと、熱ダメージによってキューティクルが剥がれやすくなってしまい髪から水分が抜けやすくなります。髪はパサパサに乾燥し、くせを強くしてしまいます。
ヘアアイロンを使っているのに髪がまとまらずクセが強く出る時は、シリコンが配合されているトリートメントがオススメです。
使い方は、毛先を中心に髪の表面をトリートメントで包むようにします。頭皮にトリートメントが付いてしまうと、頭皮トラブルの原因になってしまうので、トリートメントは頭皮に付かないように注意してください。
シリコン入りのトリートメントを使うと、髪の表面がシリコンでコーティングされた状態となり、ヘアアイロンの熱から髪を守ってくれます。
さらにもう一手間で熱ダメージを回避!
洗い流さないトリートメントをプラスすると、ヘアアイロンの熱ダメージをさらに減らすことができます。
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クセ毛は、頭皮環境の変化や髪にハリコシがあるかどうかで髪の収まりがよくなったり、いつもよりクセが強くなったりと変わります。頭皮環境を改善すれば、髪にハリコシが戻り、収まりよく扱いやすい髪になります。
トリートメントは、髪の毛だけでなく頭皮環境をケアできるトリートメントをオススメします。クセ毛用と記載のないトリートメントでも、大丈夫です。クセ毛用にこだわらずに、あなたの髪と頭皮の状態に合わせたトリートメントをお選びください。
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くせ毛には個性があるので、今回の記事を参考に自分の髪にあったシャンプーやトリートメントを選んでください。クセ毛に共通することは、乾燥のしやすさです。乾燥した髪に潤いを与える商品をお試しくださいね。
カールアイロンでクセを活かすふんわりスタイルもいいですね。
縮毛矯正・ストレートパーマ・ストレートアイロンを頻繁にされる方は、オイル系の洗い流さないトリートメントで髪のダメージを防いでください。
当店オリジナル「sizqu essence(シズク エッセンス)」は、コストパフォーマンスの高いオイル系の洗い流さないトリートメントです。
無香料なのでフォーマルにもカジュアルにも使えます。
僕の髪もどちらかと言えば、クセ毛ですね。ワックスを無造作につけて、軽く握りながらセットすると良い感じのパーマ風になります♪
髪の毛よりも…
服装のクセがすごいっ!(by千鳥のノブさん)
それでは皆様、また次回をお楽しみに〜♪
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