2011年3月12日に発生した福島第一原発事故以来、各地で食品から国の暫定基準値を上回る放射能が検出されたというニュースが続いています。こうした状況を受け、私たちは牛の飼育から乳製品の製造・販売までを一貫して行う企業の責任として、原乳と野シバの核種別残留放射能検査および牧場の環境放射線測定を始めました。

中洞牧場と福島第一原発との距離
中洞牧場と福島第一原発の距離は直線で 267 km あります(東京・福島第一原発間は直線距離で 220 km)。決して絶対的な安全圏とはいえない距離ですが、測定結果は低い数値が続いています。 この低い数値が続いているのは、中洞牧場の南方に位置する 1,200 〜 1,900m の北上山系の長大な山塊が壁となって、放射性物質を防いでくれているからではないかと考えています(中洞牧場の標高はおよそ 700 〜 850m で、北上山系中の窪地にあります)。



生乳・飼料(野シバ・乾草)から放射性物質は検出されておりません!
福島第一原発事故以来、牛たちが食べる山の野シバ・冬場に給与する乾草といった飼料からも、牛たちから搾られる生乳からも、幸いなことに放射性物質は検出されておりません。
安心してお召し上がりいただけます。