「牛乳は新鮮なものがおいしい」と思ってらっしゃる方が多いのですが、中洞牧場の牛乳(というか「ノンホモ・低温殺菌」の牛乳は、多分すべてそうだと思います)は製造後4〜5日で美味しくなりはじめ、同 10〜14日(=賞味期限の3〜7日後)ぐらいで味のピークに達します(製造後3週間め!ぐらいがいちばん美味しい、なんて言う人もいます)。

2本以上お買い上げいただいた場合、1本は着荷当日か翌日に、もう1本は1週間〜10日後ぐらいに飲んでみてください。あるいは、毎日少しずつ飲んで味の変化をお楽しみください。『牛乳はしぼりたてが美味しい』という通説が単なる思い込みにすぎないということにお気付きいただけるかと思います(←搾りたては搾りたてで美味しくはあるのですが)。
ノンホモ・低温殺菌牛乳が時間の経過とともに美味しくなるのは、『肉やお刺身はちょっと置いた方が美味しい』と言われるのと同じように、冷蔵庫内でおだやかな冷温熟成が進むためではないかと考えています。
賞味期限は「表示日を過ぎたものは販売してはならない」という法律で、「表示日を過ぎたものは飲めない」というものではございません。ただし、ヘンな臭いがしたら飲まないでください。
着荷日が賞味期限表示日を過ぎるものは販売しておりません。
保存は10度以下(可能であれば5度以下)でお願いします。



たしかに、牛乳は牛のママちゃんが可愛い仔牛のために出しているのですから、わたしたちも牛乳が人間にとって必須の食材だとは思いません(これも下コラムにあるように少し違うんですが)。

でも、カラダに悪いというのは、少し違うと思います。温暖ないし暑い地域には穀物も野菜も魚も肉も十分にありますが、寒冷地の人びとは、何万年、何千年もの間、痩せた土地で出来る少しの穀物・野菜・肉・乳などで健やかに命をつないできたわけです。

したがって、昔ながらの方法でちゃんと作られた畜産酪農製品であれば、それぞれ’必須ではない’ということはあっても’ワルモノ’とまでは言えないと思います。

それに、アレルゲンなど、多くの人にはだいじょうぶでも、特定の人には向かない、悪いといった食品は牛乳の他にもたくさんあります。

長くつづいてきた酪農・畜産地域の食習慣のことを考えると、あらゆる人に悪いというのはやはり少し乱暴な議論ではないでしょうか(でも日本の伝統食はたしかに素晴らしいと思います)。



これについては、実は、わたしたちもそう考えていました。「人の母乳は子供のため、牛乳は仔牛のため、羊乳は仔羊のため」というわけです。ところが、著名な乳酸菌研究者である中国科学院の金峰(ジン・フェン)教授にそんな話をしたところ、「それは違いますよ、XXさん」と叱られてしまいました。

いわく「人間をはじめとする動物のカラダは、乳酸菌に代表される’よい菌’によって護られている。それらの有用菌なくして健やかな命は存在し得ない(したがって、殺菌や抗菌はできるだけやらない方がいい)。
人間の母乳・牛乳・馬乳・羊乳・山羊乳・駱駝乳・豆乳などの乳飲料は、体内にいる乳酸菌などのエサとしても役に立つんです。これは、母親から哺乳を拒否された動物の赤ちゃんが他の動物の乳でちゃんと育つことからも理解できます。しっかり勉強してくださいっ!

う〜ん、まさに’目から鱗’。不勉強ですみませんでした!というわけで、ちゃんとしたミルクと乳製品をとどけたいと願うわたしたちにも、たいへん嬉しいことを知ったのでした。