ジェルネイルQ&A

すぐにリフトし、剥がれてしまいました。原因は何ですか?
様々な原因が考えられますが、以下の点をもう一度見直してみてください。
  • ●プレパレーション不足
    爪の際まできっちりサンディングしていたか、甘皮はしっかり処理できていたか、爪の水分油分はしっかりと除去できていたか、ダストが残っていなかったか、など
  • ●硬化不足
    メーカー指定の硬化時間を必ず守りましょう。硬化時間が短いと、表面は硬化しているように見えて中まで固まっていない場合があります。また、ランプの種類によっては劣化が原因で硬化不足が起こることがあります。定期的にメンテナンスを行いましょう。
  • ●エッジ部分の塗布が甘い
    爪先からリフトする方はおそらくこの原因だと思います。爪の裏側1ミリぐらいまで覆っても大丈夫ですので、エッジ部分もしっかり塗布しましょう。
  • ●ジェルが皮膚に付いている
    ジェルが皮膚に付いたまま硬化してしまうと、必ずそこからリフトしてしまいます。皮膚に付いてしまったら、必ずウッドスティックで取り除いてから硬化しましょう。
  • ●指先が乾燥している
    指先や爪の乾燥はリフトの原因になります。毎日数回キューティクルオイルで保湿することでリフトを防ぎましょう。
ジェルを塗り、ライトにあてると熱くなります。
ジェルをランプで照射すると、柔らかい状態からカチカチの硬い状態に硬化します。この硬化するときの化学反応により、エネルギーが熱として外に放出されます。これを「硬化熱」といい、ジェルを硬化させる際には必ず発生します。

ただし、熱さの感じ方は地爪の厚み・地爪の痛み具合・ジェルの厚み・湿度などさまざまな要因で微妙に変化するもので、熱く感じる方もいればまったく感じない方もいらっしゃいます。
どうしても熱くて我慢ができないという方は、

  • 熱く感じたらライトから手を出す
  • ジェルを薄めに塗り重ねていく
  • いきなりライトの中に入れず、ライトの手前で軽く硬化させてから中に入れる
など、工夫すると熱さが緩和されます。
カラージェルが完全に硬化されず、拭き取ると部分的に剥がれたり、穴があいたりしてしまうのはなぜですか?
考えられる原因は、
  • (1) 決められた硬化時間、きっちりライトを照射しているか
    硬化時間が短ければ、硬化不足を起こします。
  • (2) カラージェルを塗る前にしっかり混ぜているか
    カラージェルは時間が経つと色素は下に沈み、分離します。
    塗布する前には、スパチュラまたはつまようじ等で底をすくいあげるように、しっかり混ぜましょう。
    フォト・イニシエーター(重合開始剤)が均等に混ざるようにして下さい。
  • (3) ジェル塗布前に地爪の処理(油分・水分の除去)ができているか
    油分・水分が残っていると、ジェルを弾いてしまいます。
    塗布した直後は分からなくても、ライトに入れ、重合が始まってから縮んでしまいます。
  • (4) ジェルの厚みが薄い、または厚い
    【薄い場合】……ジェルの中に定着するのに十分なフォト・イニシエーターが含まれておらず、部分的に固まらない。(側面・穴など)
    【厚い場合】……色素に阻まれてライトが下まで届かず、表面だけ硬化した状態になります。
    表面は固まるものの、底面は硬化されず表面にシワが現れたりします。(これはカラージェルのみに現れる現象です)
  • (5) ライトのパワー低下
    従来のUVライトの場合、使用の有無に関わらず紫外線は約6ヶ月前後で放出量が減ってしまいます。CCFLのUVライトはフルパワーが持続するので問題ありませんが、従来のUVライトをご使用の場合はライト交換をご検討ください。
    また砲弾型LEDを搭載しているLEDランプは、使用していくうちに表面が白く濁ったようになり、約3ヶ月ほどでパワーが落ちてしまいます。ライト自体の買い替えが必要になるかもしれません。
他にも様々な要因が重なって起きている可能性がありますが、代表的な原因は上の通りです。一度ご確認ください。
カラージェルの色が透けて、自爪の色が見えてしまいます
透け感のあるシアーなカラーや色が濃いカラーなど、カラーによってそれぞれ特徴があります。
例えば1度塗りでパキッと色が出るものもあれば、1度塗りは薄づきで2度塗りすればはっきり色が出るものなど様々です。
1度塗りで思ったような色が出なかったときは、多量に塗布するのではなく、薄く何度も重ねて色を出しましょう。厚塗りをしてしまうと仕上がりがデコボコになったり、リフトしやすくなってしまう可能性があります。
また、ほとんどのメーカーのジェルもそうですが、カラージェルは時間が経つと色素が思った以上に沈殿しますので、塗布前にしっかりと混ぜてください。(30回程度は混ぜましょう)
ジェルクリーナーは同じメーカーでないとダメですか?
基本的には、同じメーカーのものをお使いください。
違うメーカーや、エタノールで代用すると、光沢がなくなってしまったり、表面が溶けてくもってしまったりする事もあります。
同じメーカーでお使いいただくことで、ツヤが一番良く出ますし、綺麗に仕上がります。
ジェルによっては、拭き取り不要のトップジェルなどもあります。
『硬化時間は○分』と書かれていますが、1度塗り目も2度塗り目もそれぞれ指定された時間照射が必要なのでしょうか?
それぞれジェルメーカーの指定した硬化時間を必ず守ってください。
濃い目のカラージェルに関しては、2度塗り目の色素が阻み、下のジェル層にまで光がとどかなく完全に固まらない場合がございますので、長めに照射しましょう。
ジェルとランプのメーカーが異なる場合は、硬化時間の検証をしていない場合が多いため、それぞれのメーカーに確認するかご自身で検証してみましょう。
塗布する際、ジェルの表面がデコボコになります。何かコツなどはありませんか?
硬いジェルだと筆あとが残り、デコボコの表面になりやすいと思いますが、ジェルにはセルフレベリングという、 ジェルが自動的に平らになろうとする力が備わっていますので、これらを上手く利用すると良いでしょう。
  • 塗布する際ブラシで触りすぎずにセルフレベレングを利用し、少し待ってから硬化する。
  • 塗布したあと、指を逆さにし(手のひらを上)ジェルが均一になるのを待ち、手のひらを返してからライトに入れると、ジェルは重力で滑らかなカーブを作ります。
【注意】セルフレベリングだといって、あまりに待ち過ぎると爪からジェルがはみ出し、流れてしまいます。
ジェルの硬さなどをみて、タイミングを見つけて下さい。
ジェルとジェルとの間にマニキュア(カラーポリッシュ)を挟んで良いのでしょうか?
基本的にはしない方が良いと思います。

ジェルを重ね塗りする際、未硬化ジェルを拭き取らずにジェルを塗布していきます。
その原理と同じで下地にジェルがないと、上のジェルが定着せず剥がれてしまいます。
部分的にラメなどをアートする程度なら問題はありませんが、どうしても塗りたいという場合はマニキュアを完全に乾かしてからにしましょう。
乾いていないのにジェルを塗ってしまうと、ジェルとの間に挟んだマニキュアは乾きません。
ライトで硬化するとジェルが縮んでしまいます。
キューティクルライン(爪の根元やサイド)のジェルが縮んでしまうのは、
  • 1.プレパレーション(事前処理)が不十分。油分・水分が残っているとジェルを弾いてしまう。
  • 2.ジェルの厚みが均一でない。(時間とともに薄塗りの部分が厚塗りの部分に引っ張られてしまっている)
  • 3.ジェルの量が少ない。
などの原因が考えられます。
冬場は縮み防止のために、最初の1度塗り目のジェルを『1本塗って硬化』のように、1本ずつ施術していくのも効果的です。
クレーター(穴)が出来ます。
Q2でも少し触れていますが、ジェルの表面に出来る、1mm程度の小さな穴を『クレーター』と言います。 ジェルを塗布した際、部分的にジェルの厚みが薄くなっているところにクレーターが出来てしまいます。
気になる時は、上からもう一度ジェルを塗りましょう。
ブラシの保管方法を教えてください。
使用後のジェルブラシは、ジェルクリーナーを含ませたワイプまたはコットンでしっかり拭き取ってください。その後、キャップをして保管します。キャップが無い場合は、紫外線や室内照明の光が当たらないようにアルミホイルで筆先を包んで保管しましょう。