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How toコラムです。
ジェルは無理に剥がしてしまうと爪を痛めてしまう可能性があります。 長くジェルネイルを楽しめる基本ですので、正しいオフをマスターしてください。
今回のポイント
ジェルオフ
ファイルで皮膚を傷つけないように、爪の横の皮膚をしっかりと抑えて下げます。
自分でオフするときは、親指で片方ずつ抑えて皮膚を下げてください。
ジェル表面をファイルで傷をつけます。
皮膚に傷がついてしまうとアセトンによるアレルギーや 滲みることがありますので、操作になれない場合はファイルのグリットを 180~200Gにするなど安全性を重視してください。 セミハードジェルやジェルを多く使っている場合は80Gを使用してもOK
爪元はジェルが薄めでリムーバーが染み込みやすいため 無理に爪元までサンディングする必要はありません。
リムーバーを使う前にキューティクルオイルで皮膚を保護します。
爪だけにリムーバーを染み込ませたコットンを置くのは無理です。 リムーバーの揮発性で皮膚が乾燥することを防ぎましょう。
リムーバーを染み込ませたコットンを爪の上に置きます。
隙間がないように巻きます。10~15分程度放置します。
ジェルが柔らかくなっていたら、プッシャーやウッドスティックでやさしくジェルを落とします。
15分の放置後、プッシャーとファイルでジェルが軟化した部分をオフした状態です。
傷がついてしまった場合、傷にジェルが付着する ことでアレルギーの原因となりますので、施術を中止しましょう。
ジェルが固い部分があったので、リムーバーを巻き追加で10分放置後、 オフしているところです。
爪の表面が毛羽立つようにファイルは一定方向に動かします。 往復させると爪表面が滑らかになってしまい逆効果です。
ジェルが残らずオフできた状態です。
スポンジファイルで爪の表面を滑らかにします。この時少しだけ 残っているベースジェルはオフできます。
キューティクルオイルを爪、周りの皮膚に塗って保護をしてオフ終了です。
ネイリストに聞いてみた
ジェルネイル、マニキュアをやる方にとってアセトンは身近な溶剤ですよね。
ネイル用に気軽に使っているアセトンですが、火気厳禁なので取り扱いには気を付けてください。
よくアセトン100%(ピュアアセトン)とリムーバーはどちらがオフにいいですか?と聞かれます。
どちらにも一長一短があります。
アセトン100%は溶解・揮発性が高いため、使い方を間違えると爪や皮膚が乾燥しすぎてひび割れすることもありますが、
その分ジェルを分解する力が強くすばやくオフができます。
リムーバーにもアセトンは含まれています。
リムーバーは初心者様でも手軽に使えるようアセトンの含有量を調整し、保護のためトコフェノールなどが添加されています。
ジェルを分解するというより柔らかくすると言った方がイメージしやすいかもしれません。
アセトン100%と比べ、分解能力は落ちますが、乾燥しにくいのが特徴です。
アセトン100%、リムーバーどちらでもジェルはオフできますので、
自分の熟練度と爪や皮膚の状態と相談しながら使い分けてください。