ネイル工房

COLUMN vol.29

2019.10.30
CATEAGORY
#How to

セルフネイラー向け
ジェルオフ操作

難易度 ★☆☆☆☆

もっと楽しく、もっとキレイに。
あなたのネイルアートを応援する
How toコラムです。

今回のテーマ
ジェルオフ
ジェルリムーバー

ジェルは無理に剥がしてしまうと爪を痛めてしまう可能性があります。 長くジェルネイルを楽しめる基本ですので、正しいオフをマスターしてください。

TODAY'S POINT

今回のポイント

  • 無理は大敵
  • 皮膚、爪の保護

HOW TO

ジェルオフ

  • 01. スキンダウン

    ファイルで皮膚を傷つけないように、爪の横の皮膚をしっかりと抑えて下げます。

    POINT

    自分でオフするときは、親指で片方ずつ抑えて皮膚を下げてください。

  • 02. サンディング

    ジェル表面をファイルで傷をつけます。

    POINT

    皮膚に傷がついてしまうとアセトンによるアレルギーや 滲みることがありますので、操作になれない場合はファイルのグリットを 180~200Gにするなど安全性を重視してください。 セミハードジェルやジェルを多く使っている場合は80Gを使用してもOK

  • 03. ファイリングが終わった状態

    爪元はジェルが薄めでリムーバーが染み込みやすいため 無理に爪元までサンディングする必要はありません。

  • 04. キューティクルオイルで保護

    リムーバーを使う前にキューティクルオイルで皮膚を保護します。

    POINT

    爪だけにリムーバーを染み込ませたコットンを置くのは無理です。 リムーバーの揮発性で皮膚が乾燥することを防ぎましょう。

  • 05. リムーバー

    リムーバーを染み込ませたコットンを爪の上に置きます。

  • 06. アルミホイルを巻く

    隙間がないように巻きます。10~15分程度放置します。

  • 07. ジェルの落ち具合を確認

    ジェルが柔らかくなっていたら、プッシャーやウッドスティックでやさしくジェルを落とします。

  • 08. 15分の放置後の状態

    15分の放置後、プッシャーとファイルでジェルが軟化した部分をオフした状態です。

    POINT

    傷がついてしまった場合、傷にジェルが付着する ことでアレルギーの原因となりますので、施術を中止しましょう。

  • 09. 繰り返し

    ジェルが固い部分があったので、リムーバーを巻き追加で10分放置後、 オフしているところです。

    POINT

    爪の表面が毛羽立つようにファイルは一定方向に動かします。 往復させると爪表面が滑らかになってしまい逆効果です。

  • 10. ジェルがほぼ落ちた状態

    ジェルが残らずオフできた状態です。

  • 11. 爪表面を滑らかに

    スポンジファイルで爪の表面を滑らかにします。この時少しだけ 残っているベースジェルはオフできます。

  • 11. 仕上げ

    キューティクルオイルを爪、周りの皮膚に塗って保護をしてオフ終了です。

Tips & Tricks

ネイリストに聞いてみた

アセトンとリムーバーどちらがいいの?

ジェルネイル、マニキュアをやる方にとってアセトンは身近な溶剤ですよね。 ネイル用に気軽に使っているアセトンですが、火気厳禁なので取り扱いには気を付けてください。

よくアセトン100%(ピュアアセトン)とリムーバーはどちらがオフにいいですか?と聞かれます。 どちらにも一長一短があります。 アセトン100%は溶解・揮発性が高いため、使い方を間違えると爪や皮膚が乾燥しすぎてひび割れすることもありますが、 その分ジェルを分解する力が強くすばやくオフができます。 リムーバーにもアセトンは含まれています。 リムーバーは初心者様でも手軽に使えるようアセトンの含有量を調整し、保護のためトコフェノールなどが添加されています。 ジェルを分解するというより柔らかくすると言った方がイメージしやすいかもしれません。 アセトン100%と比べ、分解能力は落ちますが、乾燥しにくいのが特徴です。

アセトン100%、リムーバーどちらでもジェルはオフできますので、 自分の熟練度と爪や皮膚の状態と相談しながら使い分けてください。

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