新盆・初盆とはWhat is Niibon / Hatsubon
故人様が亡くなって四十九日後、忌明け後に初めて迎えるお盆を新盆・初盆といいます。
新盆・初盆は、故人様が初めて帰ってくるお盆となります。家族や親族、故人様と親しかった方を招いて、手厚く供養をいたします。
また、霊が迷わないように、普通の絵柄の入った盆提灯のほか、新盆・初盆用として白い提灯を飾ります。
この白い提灯を飾るのは基本的に、新盆・初盆のときだけですが、近年ではおしゃれなタイプで白い提灯もありますので、通年として使っていただけます。
新盆・初盆の時期Niibon / Hatsubon season
四十九日前にお盆を迎えた場合、次年の二年目に新盆・初盆としてお盆を迎えるのが一般的です。
例・6月後半に亡くなった場合、7月15日のお盆は、四十九日前に来ることになるので、翌年の7月15日が初盆となります。
8月も上記と同様となります。
盆棚・精霊棚をなぜ作るのか?Why make a tray / spirit shelf?
お盆の時に、特別に作られる棚のことを盆棚、精霊棚、魂棚と呼びます。
精霊棚はご先祖様を迎える舞台となり、ご先祖様のお位牌を中心に盆飾りをします。
また、仏壇の前に精霊棚を置き、お仏壇を中心にお盆に合わせたお飾りもされます。
棚は屋内だけでなく、屋外にも設置する場合もあります。
※地域によっては水棚という棚を設置することもあります。
盆棚・精霊棚へのお供物についてofferings to spiritual shelves
盆棚へのお供物は地域によって差異がありますが、大まかには以下のようになります。
1.稲、アワ、キビ、トウモロコシ等の穂
2.里芋などの農作物(里芋の葉は供え皿ともなります)
3.ほおづき、ハマナスなどの赤い実
4.素麺や、うどんなどの麺類(そのまま束となっている状態でお供えします)
5.水の子(ナスやキュウリ、カボチャなどを賽の目に切り水鉢や蓮のはや差お芋の葉の上に供えると水の子となります)
6.お団子
7.供え皿となる蓮の葉(里芋の葉)
8.盆花
※あくまで昔からの作法でございます。それぞれ出来る範囲で、お盆を迎えて頂ければと思います。
光る常花って?What is a glowing evergreen flower?
ルミナス系(※蓮華灯)と呼ばれる、造花にグラスファイバーを使った7色に光る花があります。
お盆の時期に精霊棚やお仏壇の横で盆提灯と一緒に鮮やかに輝いてくれます。
夏の時期、暑さによって生花がいつもよりも早く枯れてしまう時など非常に重宝します。
また、寒い地方では一年中、常花として使われております。
お盆が終わった後も、お仏壇に手を合わせるときに光らせてみるのもよいかと思います。