カランカラーン (ドアの開く音・・・)


『ようこそ BAR 文房具カクテル へ』

私は、本業がBARの経営者ですが 文房具好きが高じて文房具を語る事で有名な
マスターです。文房具を愛してはや30年が過ぎようとしています。
ここに毎夜 お越し頂くお客様は、それはそれは文房具の愛好家の方ばかりです。

さて文房具好きの皆様が揃ったところで『私の出番かな?』

今宵も文房具の話に花を咲かせ美味しいお酒の肴にして下さい。


50drink  黄色いシャープペンシル

 最近、巷ではラミーの黄色いシャープペンシルが良く売れている事を教えて頂きました。
アニメ番組【けいおん!】(高校のクラブ活動、軽音部を舞台にした女の子たちの物語らしい..)で主人公が、ラミーサファリの黄色シャープペンシルを使うシーンがあるらしく中高生の間で噂になり輸入元でも品切れを起こしているぐらいブームになっているそうです。

シャープ好きのマスターは、早速お店でリサーチしたりブログを確認したりと...思いのほか沢山のブログがありました。自称シャープ好きとしては、手に取り書き心地の試運転?試し書きを行ってみたところ確かにデザイン的に優れておりしかも、持ち方も考慮した斬新な作りに改めて感心いたしました。

ただ、マスターの勝手な?定義ではございますがシャープペンシルには深い思い入れがありその中でも一般的なシャープよりも製図用シャープを沢山今でも愛用しております。最近では、ペンテル社の【GRAPH 1000】の限定レッド色0.3mm 硬度H芯を入れてよく使っています。製図用シャープについては、以前もステッドラーのレグシャープなどについて文房具カクテルでも少し触れさせて頂きました。

製図用シャープとは従来その名の通り設計図などを製作する時に設計士の皆様が使われておりましたが、CADやパソコンの普及に伴い専門筆記具という分野から遠のいた感がありましたが、近年では一般筆記具として広く愛用されています。マスターも店頭にいた頃にお客様より『書きやすいシャープペンシルはありますか?』と尋ねられると必ず『製図用シャープが優れていますよ・・・』また『プロの設計士が使っているので安心ですよ・・』とオススメ。確かにその言葉に説得されて製図用シャープをお選び頂き購入して頂いた事を思い出します。

製図用シャープ、三角スケール(通称三スケ)、テンプレートは、私のメモ道具として三種の神器です。それほどの大げさなものではありませんが・・・・新たな店舗を作る時にいつもこの三種の神器とグラフ用紙が活躍するのです。頭の中で考える事を旨くパソコンでは、表現する事が苦手で社内でエクセルを活用して展開図等を作る事が出来る人物がいますがマスターはまだまだ【グラフ用紙派】?で貫こうと考えております。

昨日、本店に行くとステッドラーの営業マンの方が建築士フェアーの入れ替え作業をしておられました。レグシャープのカタログを見て1本のシャープペンシルにここまで機能を詰め込める事が出来るのは素晴らしと一人で改めて感動を覚えました。マスターの引き出しの中には沢山のシャープペンシルが転がっており その日の感触でシャープペン選びをする事は1日の楽しみです。結構飽き性なのでころころと変る!という表現が正しいのかもしれません。日本は、シャープペンシルの細字大国です。海外では、09mmや0.7mmが主流ですが日本人は繊細な表現力や細かいところまでビッシリと手帳に記入されるのが大好きな人種なのかもしれません。一度機会があれば1000円程度で贅沢な書き心地を味わえる製図用シャープを手帳記入用としてお使い下さい。新しい発見が出来るかもしれません。


Lamy safari サファリ
ボールペン/ペンシル0.5mm

ペンテル 製図用シャープ 
グラフ1000 

建築士試験合格
応援フェア



・2009.06.18 50drink 〜黄色いシャープペンシル〜