カランカラーン (ドアの開く音・・・)


『ようこそ BAR 文房具カクテル へ』

私は、本業がBARの経営者ですが 文房具好きが高じて文房具を語る事で有名な
マスターです。文房具を愛してはや30年が過ぎようとしています。
ここに毎夜 お越し頂くお客様は、それはそれは文房具の愛好家の方ばかりです。

さて文房具好きの皆様が揃ったところで『私の出番かな?』

今宵も文房具の話に花を咲かせ美味しいお酒の肴にして下さい。


28drink 「ロジャ?」はずっと昔から人気もの


船員さんの多い港町のある文具屋さんでは、港での調達品を書き込み手配するのに
必要な調達メモ用紙の要望が多いようです。上から順番にちぎれる天糊のメモ用紙では
なく途中からちぎれるミシン目の物はないかという問い合わせから、数少ない仕入先を
探し回り、ご要望にぴったりのロジャに辿り着いたということです。ロディアがロジャと呼ば
れていた30年程前の話ですがそれから以降ずっと店の伝票棚の横に常にオレンジ色の
表紙を積み上げ続けているそうです。

イベントや野外活動でも、ハードな現場や打ち合わせでもロディアを良く見かけるように
なりました。あらかじめ必要な項目を各ページの表題に記入し、気が付いたことを片っ端
から関連性のある表題の下に書き込んで行き、スタッフと打ち合わせの時には、担当者
毎に表題を一斉に配布し、一挙に物品調達やプロジェクト、イベントを進めるのに便利
ですね。これがミシン目(マイクロカット)機能による切り取って配布することの魅力では
ないでしょうか?くるっときれいに折り曲げられる表紙には、あらかじめ大胆な折り目が
ついている。また、その表紙が防水加工がされ、用紙が書きやすくしなやか、5mm方眼
で作図もしやすい。メモ用紙でありながら、その基本的機能の工夫は、徹底したこだわり
があります。それが何十年も形を変えることなく、現代にでも世界の最前線で活躍する
ブロックメモとして不動の地位を確立している大きな要因でしょう。

港町では早くからA5サイズの16番のロディアもよく見かけます。リーガルパッドのJrサイズ
と同じく旧居留地の外資系の貿易会社では大型タイプを打つための原稿を書き留め、
厚紙の台紙を利用して黒電話に立て掛けバリバリと猛スピードでタイプを叩くきれいな
事務員さんをよく見かけていたらしい。今もロジャくださいと声掛けられるとうれしくなる
店員さんから聞いたのですが、この春、ロディアからは精悍な黒い表紙が出たらしい。

黒いロディアとオレンジのロディア、マスターも新しい発想が次々と湧きあがってくる。
普段使いと色分けて使って見ても面白い。
カウンターには黒・・・・・ エプロンにはオレンジを・・・・・
今宵も楽しい喉がしびれるような明石海峡カクテルとロジャ色の選択の時間を
いかがでしょうか? 
いっしょに飲んで見ませんか・・・

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・2008.03.31 28drink 〜「ロジャ?」はずっと昔から人気もの〜