カランカラーン (ドアの開く音・・・)


『ようこそ BAR 文房具カクテル へ』

私は、本業がBARの経営者ですが 文房具好きが高じて文房具を語る事で有名な
マスターです。文房具を愛してはや30年が過ぎようとしています。
ここに毎夜 お越し頂くお客様は、それはそれは文房具の愛好家の方ばかりです。

さて文房具好きの皆様が揃ったところで『私の出番かな?』

今宵も文房具の話に花を咲かせ美味しいお酒の肴にして下さい。


25drink 雪の結晶『Pen Style MEMO』08年限定カラー


昨年5月に、メモの作業にピッタリなコンパクトで使いやすい万年筆
『Pen-Style MEMO』を発売させて頂きました。07年度はピンク色を限定色として、定番カラーにはブラック・レッド・イエローの3色を同時に発売いたしました。

さて今回の08年限定カラー『SNOW WHITE(スノーホワイト)』ですが
雪の結晶を思い浮かべながら白い限定の萬年筆を08年は、作ってみたいと思い出したのは昨年に飛騨高山へと夏休みを利用して少し遠出でしたが愛車と共に伺いました。その日は確か30度を超える猛暑日で既に到着前から脱水症状?で早く宿について美味しいビールを飲むことを楽しみに頑張って運転していました。夕方3時過ぎ頃でしょうか?ようやく旅館に到着し少し落ち着いたところで、市内をぶらぶら観光し『古い町並み』を散策していました。旅館に戻って温泉に入り待ちに待った夕食の時間です。地ビールで『飛騨高山麦酒』を飲み干し『さて朝市の後白川郷か?飛騨の里』どちらに行こうか?思案しておりました。

翌朝、飛騨高山の有名な朝市を訪れヒノキ細工で沢山の小物が販売されていたり『赤かぶ検事』で有名な赤かぶが沢山売っていました。昨日全ての古い町並みを廻る事が出来なかったので残りのお店を拝見して廻りました。飛騨のお土産では『猿ぼぼ』が有名で猿の赤ん坊からきたそうです。家内円(猿)満や災いが去る(猿)にちなんでいるそうです。飛騨の観光で最後になりましたが白川郷まで足を伸ばす時間がなく飛騨の里へ最後に訪れる事にいたしました。

飛騨の里は合掌造りをはじめとした古い貴重な民家が移築復元され少しタイムスリップしたような空間でした。普段の仕事では想像もつかないぐらい清閑な空間に思わず見とれておりました。その中でもひときわ目についたのは、江戸後期に立てられた『旧西岡家』の茅葺き屋根の民家で、4階建てで壁が真っ白で夏の青い空との融合は今でも目に焼きついています。この地区の冬、豪雪で銀世界となった時のコントラストも見てみたいものだと思いました。白壁と雪の結晶が合さった白はさらに透き通ったような白になるかな?と想像しておりました。その時に来年限定カラーは、『白だ!!』と閃き12月24日のクリスマスに発売したら『売れるぞ』と完全に自我の世界へ心酔しておりました。

結局イメージの色合わせなどに時間がかかり12月の発売より2ヶ月遅れの2月15日に発売出来るようになりました。字幅は、EF(極細)F(細字)MF(中細)の3種類です。昨年、尋ねた飛騨の里も今は豪雪だと思います。雪の季節に届く『SNOW WHITE』文房具にしては、少し浪漫がありませんか・・・・ ご期待下さい。


Pen-Style MEMO
『SNOW WHITE(スノーホワイト)』



・2008.02.15 25drink 〜雪の結晶『Pen Style MEMO』08年限定カラー〜