カランカラーン (ドアの開く音・・・)


『ようこそ BAR 文房具カクテル へ』

私は、本業がBARの経営者ですが 文房具好きが高じて文房具を語る事で有名な
マスターです。文房具を愛してはや30年が過ぎようとしています。
ここに毎夜 お越し頂くお客様は、それはそれは文房具の愛好家の方ばかりです。

さて文房具好きの皆様が揃ったところで『私の出番かな?』

今宵も文房具の話に花を咲かせ美味しいお酒の肴にして下さい。


24drink 華麗なる『MADE IN JAPAN』


今回のお話は、30年程前に発売された恐らく、世界初のシャープペンシルとボールペンが合体した今や複合筆記具の代名詞でもある『シャーボ』についてお話したいと思います。

マスターが高校に在学中の頃、ゼブラから多分?世界で始めて世に出た商品で、当時テレビコマーシャルでは『右へまわすとシャープペンシル、左にまわすとボールペン。1本で2本分!』と言う斬新なキャッチコピーで発売からわずか4ヶ月で80万本を突破する大ヒット商品となったそうです。その後、時代とともに時計付きや漆を施したデザインなど様々な商品を世に送りだしました。まだ、マスターがこの業界にお世話になる前に、今や日本人ならよくご存知の全日本野球チームの監督星野仙一氏が『まだまだ勉強!!』と言いテレビコマーシャルに出演しておられた事が鮮明に思い出されます。
(今もマスターまだまだ文房具の勉強中です!!)

筆記具の王者「萬年筆」も海外で開発され明治に海軍などの兵隊さんが持ち帰り日本にも沢山の萬年筆メーカーがの創業し、その後に筆記具メーカーも沢山創業して参りました。常に新しい技術は、世界で開発され日本は物まね大国と揶揄された時代もありましたがこうして文房具の世界に飛び込み沢山の文房具を見て参りましたが『改良して新たなものへの創業』は非常に日本人の気質にもあい技術大国日本の誇りの1本でないか?一人感心しております。2007年発売から30年経過した昨年、ゼブラは新たな切り口で『シャーボX』を世に送り出しました。

本体×シャープメカ×ボールペン替芯で幾らの組み合わせが出来るのでしょうか?
デザインもGood Design賞を獲得しデザイン+機能性で海外製品でよく『デザインは良いのですが・・』と言う点もクリヤしてしまい正に複合筆記具大国『JAPAN』の面目一身でありました。またボールペンの替芯についても油性芯とジェル芯。また、シャープ機構も03mm・05mm・07mmと様々なお客様を満足させる商品ラインナップは日本人の好みの多さをよく理解した賜物ではないかなと感心しております。そして、替芯を持ち運び出来るようにリフィルケースを作ったりシャーボXマスターズケースを作ったりと本当にMONO作りに賭けるゼブラ様の意気込みが強く伝わって参ります。様々なお客様の要望にお答え出来るこの『シャーボX』は日本を代表する筆記具の逸品である事は言うまでも無く、気分に応じて芯を変える事でインクの色を変える事の出来る萬年筆の繊細も持ち合わせています。

是非この春、進入学や新社会人の方へのプレゼントにお勧めの1本です。頑張った自分にもご褒美の意味をこめて自身のプレゼントにも良いかもせれません。マスターのお勧めの1本は、シャーボX CL5レザーホワイトでシャープ機構は勿論0.3mmでボールペンはジェル芯0.4mmブラックと0.4mmカーマインドレッドの組み合わせが手帳を書き込むのに最高の組み合わせです。皆様は、どのような組み合わせのシャーボXがお好みですか???


ゼブラ シャーボが出始めたころの
店頭用ポスター
(見覚えあります?)
オリジナルの組合せが楽しい
ゼブラ シャーボX



・2008.02.04 24drink 〜華麗なる『MADE IN JAPAN』〜