カランカラーン (ドアの開く音・・・)


『ようこそ BAR 文房具カクテル へ』

本日もようこそお越し下さいました。だいぶ当店の趣向を感じとって頂けたようですね。
ありがとうございます。

さて、そろそろ文房具好きの皆様が揃ったところで
今宵も文房具の話に花を咲かせ美味しいお酒の肴にして下さい。


7drink 広島天応工場研修とPen Style Memo 第2話


呉の夜、万年筆話と川口氏の歌声(私も少し参加させて頂きました。)とでお腹も心も満腹になり翌朝を迎えました。翌朝は、セーラーS氏と工場のK氏に車で迎えに来て頂き工場に着いたのは8時過ぎでしたが川口氏は既に準備にかかっておられました。(朝早くからペン先に調整をなさっていました。)川口氏より『明日は術科学校にいったらええわ』言われS氏と私は、呉の向かいの島、江田島へと向かいました。
N君は、早朝から川口氏の翌日からの調整の勉強に励む事になりました。

さてS氏とフェリーに乗り込み江田島の術科学校(現在名称は、海軍自衛隊第一術科学校)へ向かい見学依頼をいたしました。10時30分よりオリエンテーションを受けどうような歴史があったのか?また各建物の由来など約1時間に渡り担当の教官より詳しい説明を受けました。海軍の資料館に案内された時に少し複雑な思いがいたしました。多分、20歳前後の方々が戦死をした思い出の数々を拝見し、随分平和な暮らしに慣れてしまっているのだと思うとともに、激動の時代を生き抜いた両親の世代の方に感銘を受けました。また、大講堂や赤レンガの幹部候補生学校学生館など歴史ある建物も感動いたしました。見学を終えるとちょうどいいぐあいにお昼ご飯の時間でしたので学校内の食堂にて昼食をとることにしました。

フェリーに乗り呉工場へ戻ったのは1時を廻っておりました。S氏より『Memoが出来上がっているので写真撮影しますか?』との問いかけに『見せて下さい』とのなんとも間の抜けた返事をしていました。S氏より『これは売れますよ』とお褒めを頂き有頂天になり写真撮影いたしました。広島に今回で3度目になると思いますが一度も広島市内の百貨店や文房具店を訪れた事がないのでS氏に無理を言い市内の案内をお願いいたしました。川口氏からも『福屋の万年筆売場が参考になるけん』と言われ案内して頂きました。2時過ぎに工場長にご挨拶とお礼を申し上げ工場を後にいたしました。(N君には、後1日居残り研修なので別れをつげ川口氏へ研修のお願いとお礼を申し上げました。)

広島駅に到着して広電に乗り八丁堀で下車して福屋八丁堀本店 万年筆売場へ案内して頂きました。また広島の中心の商店街を案内して頂き文房具店も見学させて頂きました。5月と言うのに2人は汗だくになっていました。S氏が『市民球場見ていきますか?』私『少しだけ・・』と言いながら外周を見て帰るつもりでしたが社会人の大会を開催していて運よく2人は球場内に入る事が出来ました。(文房具と野球には目がありません)
始めての広島市民球場を後にしてS氏に原爆ドームを案内して頂きました。テレビや写真でしか見たことのないドームを見てまた少し胸が締め付けられる思いが込み上げて参りました。(複雑な心境になりました)新幹線の時間も迫ってきて広島駅にS氏と向かい新幹線に乗り込み広島を後にいたしました。車中話好きの2人は、ビールをおつまみに話が弾み新大阪まであっと言う間に到着いたしました。時間も少し早かったのでそのまま大阪へ向かい昨晩の続きを話して万年筆話でまた盛り上がり夜は暮れていきました。自宅に戻り夜中に高熱に見舞われたのは小さな頭に沢山知識を詰めすぎたと会社では報告しております。

今回の研修で工場長 川口さん Sさん Kさん本当に実りある出張が出来ました。大変お世話になりました。

Pen Style Memo
「幹部候補生学校学生館」 「大講堂」




・2007.07.02 7drink 〜広島天応工場研修とPen Style Memo 第2話〜