カランカラーン (ドアの開く音・・・)


『ようこそ BAR 文房具カクテル へ』

本日もようこそお越し下さいました。

少し間が空きました事をお詫びいたします。
先月、この文房具カクテルでも登場した最愛の母親を亡くしました。
男の子はいくつになっても母親が最高の女性だと思っている方は沢山おられると思います。
私もその一人とは言うまでもありません。こうして文房具に携わる仕事を出来た事をいつも
母親は近所の人に自慢話ばかりしている母親でした。『親バカ』なんでしょうね・・・
少しの間 お休みをしていた事お詫びしながら天国でも楽しみにしている母親の為にも
今宵も文房具の話に花を咲かせ美味しいお酒の肴にして下さい。


20drink FILOFAX日本上陸U(マスター、ロンドン上陸)


前回、山根一眞氏の著書で『スーパー手帳の仕事術』で夢中になった私はいつかロンドンのFILOFAX社や百貨店のハローズに行ってみたいと常々思っておりましたがそのチャンスが2001年にやって参りました。

最初は、ドイツ フランクフルトの文房具業界最大の展示会『フランクフルト・メッセ』へ参加させて頂きました。前年に引き続き2年連続の参加でしたので、メッセの後にFILOFAX社の新作レセプションにも参加させて頂きました。当時の新作一番の目玉は、今年日本限定色を発売して話題の『CROSS』でした。斬新なデザインとクロス状のステッチが特に目を引きこれはヒット商品になるでは!?と予感した事を思い出します。

翌日フランクフルト空港からドーバー海峡を越え無事ロンドン・ヒスロー空港到着いたしました。FILOFAX社の本社を表敬訪問させて頂き日本で初めて出会ったウィンチェスターの話
などさせて頂きましたが当時は、親会社がDAY RUNNER社で低い価格帯の商品を沢山世界で販売する戦略だと伺い『CROSS』が価格帯としては高級な商品だと伺いました。
日本は、いつもウインチェスターが代名詞のように言うがFILOFAX社は今後はファッションなど取り入れていきカラー展開などを考えている事を教えて頂きました。当時、極東担当のファーガソン氏に連れられロンドンのセンター店へ案内して頂き『これが憧れのFILOFAX社SHOPか!!』と感動をしておりました。この気持ちは女性がブランドSHOPの立ち並ぶフランス Prisの町並みのSHOPに入った時の感動と同じように思いました。
(マスターは以外とミーハーだととも確信いたしました)
デザイン担当の方に今年の世界トレンドのカラーチャートを見せて頂いたり『ここのSHOP
ではこの商品がよく売れているんですよ』と丁寧に説明して頂きお店を後にいたしました。

その後、やはりロンドンに来た限りは、ロンドンバスに乗ってみたいと思い一緒に参加させて
頂いた方々とロンドンバス2階屋根無しの2階に乗り込みさっきあった事を話をしていました。
『久しぶりに日本語を聞きます。何処からロンドンへお越しですか?』流暢な日本語を聞き
あれ???このバスには日本人は私たち5人しかおらず一同顔を見て『?????』でした。その声をかけて頂いた方は埼玉で勤務しており里帰りでイギリスに帰国されていたそうです。ロンドンの市内で何処にいったらいいよと親切に教えて頂き非常に参考になりました。
世界最古のチューブ(地下鉄)にも乗りハローズの百貨店ではトイレでお金が必要な事も
びっくりいたしました。20年間思い続けた霧の都ロンドンとFILOFAX社を訪問できた事はいまでも楽しい思い出として残り、宿泊したロンドンのHOTELで毎朝ご飯を用意して頂くおば様に『あなたのロンドンのお母さん』と言って頂き、ご飯を沢山食べなさいと言われたロンドンのお母さんにも少し会いたくなりました。

 2008年限定品
スワロフスキー クリスタル
 2008年限定品
クロス レッドステッチ



・2007.12.10 20drink 〜FILOFAX日本上陸U(マスター、ロンドン上陸)〜