ワインを飲みたい! と思っても、暑い日に喉を潤すのにさすがにゴクゴクとはいけませんね。そこでおすすめなのが、ワインを使った冷たいカクテル。アルコール度も下がって、ゴクゴクいけちゃいます。ワイン以外の材料も特別なものはなくすぐに作れるので、余ったワインがあるときなどに気軽にお試しください。
冷たい白ワインをソーダ(無加糖)で割ったのが、スプリッツァー。語源は、ドイツ語で「弾ける」という意味の“スプリッツェン(Spritzen)”からきています。オーストリアのザルツブルグ生まれのカクテルです。
またソーダをビールに代えれば、ビア・スプリッツァーに。白ワインの酸味とビールの苦味が合わさり、キレ味のある爽快なカクテルになります。ビア・スプリッツァーは必ず白ワインで!
白ワインをグラスに注いでから、ソーダ(ビール)で満たし、軽くまぜます。いずれもよく冷やしておいてくださいね。 お好みでレモンやハチミツを添えて楽しんでください。 白ワインとソーダの割合は3対2、ビア・スプリッツァーはワインとビールを同量で。
キティは、赤ワインをジンジャーエール(無加糖)で割ったカクテルです。スプリッツァーと比べるとコクと渋味があって、食前酒にもおすすめです。
白ワインをジンジャーエールで割ると、オペレーターになります。フルーティーな飲み心地で、色もきれい! お風呂上がりや休日のブランチなどにもいいですね。ただし、キティもオペレーターも大変飲みやすいので、くれぐれも飲み過ぎには気をつけてください。
グラスに氷を入れ、同量のワインとジンジャーエールを入れ、軽くまぜます。 キティもオペレーターも同じです。オペレーターは、少しレモンを搾るといいでしょう
シャンパーニュ(もちろんスパークリングワインで代用OKです)をオレンジジュースで割ったのが、ミモザです。カクテルの鮮やかな黄色がミモザの花に似ているところからこの名が付いたとされ、別名“世界一贅沢なオレンジジュース”といわれています。
オレンジジュースをグレープジュースに代えると、ティツィアーノというカクテルに。これはイタリア生まれのカクテルなので、スプマンテで作るのが本式です。
ミモザは、冷たいオレンジジュースをグラスに入れてから、同量のスパークリングワインを数回に分けて静かに注ぎます。 ティツィアーノもミモザと作り方は同じですが、グレープジュースの量はスパークリングワインの半分に。どちらも果汁100%ジュースで
氷を入れたグラスに、ロゼワインとトニックウォーターを適量入れ、レモンスライスを添えれば、ターキッシュ・ハーレム・クーラーのできあがりです。
ロゼをポートワイン(ホワイト)に代え、レモン1個と、ミントの葉をのせれば、ポート・スプラッシュになります。トニックウォーターには香草や柑橘のエキスが含まれているので、ほど良い酸味や甘味があり、ワインの風味を引き立てます。ロゼワインは辛口の方がいいでしょう。
ポート・スプラッシュは、レモン1個分を適当にカットしてグラスに入れ、ポートワインとトニックウォーター各90mlを注ぎ、ミントの葉を飾ります。 レモンを潰しながら楽しみますが、面倒な方は最初からグラスにレモンを搾ってもいいでしょう。
ラベロ・ポートは、ポートワイン(ホワイト)にパイナップルジュースを加え、レモンスライスを添えたカクテルで、パイナップルの甘酸っぱさが活きています。
パイナップルジュースをピーチネクターに代えたのが、パラダイス・ガイア。正式にはルビー・ポートで作りますが、ホワイトでも充分に美味しいですよ。ポートワインは甘くこってりしているので冬向きのようですが、カクテルにするとぐっと夏向きになります。
グラスにホワイト・ポート60ml、冷たいパイナップルジュース90mlを入れて軽くまぜ、レモンを添えれば、ラベロ・ポートのできあがり。 パラダイス・ガイアは、パイナップルジュースをピーチネクターに代え、お好みで氷を入れたり、ソーダで割るといいでしょう。