無添加石鹸本舗:無添加石鹸 釜焚き石鹸 コールドプロセス製法 手作り

<<製造工程>>

製造工場では主に2つの製法を使い分けて石鹸製造をしています。

【釜焚き製法】
伝統の釜焚き製法は、季節や温度、湿度、火力、そして何より鹸化の状態を判断する経験が重要な製法で、釜焚き製法を完璧に出来るのは日本では数社、職人は数人しかいないと言われています。
じっくりと釜に3日間張り付き、目と鼻と培った経験で原料油の変化に向き合います。絶妙のタイミングでアルカリと配合し、状態を観察しながらゆっくりと石鹸にしてゆきます。
職人や工場は70年近い長い経験・経歴があり、今までに数百万個、数百種類の石鹸を世に送り出してきました。


【コールドプロセス製法】
もう一つの製法であるコールドプロセス製法においても、徹底してお肌に良い石鹸を作るという釜焚き製法と同じコンセプトのもとに、こちらもとても多くのお客様にご支持を頂いております。
それぞれの原料の特色、性質を知り尽くした職人の考案するオリジナリティあふれる石鹸と、その石鹸を作る職人の技術が高く評価されています。
すべての石鹸は人の手で1つ1つ丁寧に作り上げる石鹸であり、今では皮膚科の病院や薬局をはじめ、日本全国の大手百貨店、5つ星ホテルのアメニティ、各地のお土産屋や温泉、町おこしのご当地グッズ、牧場やギフト商品として、様々な方にご好評頂いています。


【2つの製法の違い】

釜焚き石鹸
・洗い上りはつるつるすべすべです。お肌が自然な風合いに優しく洗い上ります。敏感肌の方、アレルギー体質の方などには大変ご好評いただいています。
・香料など一切入っていないため、香りは昔ながらの素朴な石鹸の香りです。
・長期乾燥・熟成の為、固くて溶け崩れのしにくい石鹸です。コスパが良いと人気です。お風呂場に置きっぱなしでもぐずぐずになりにくいです。
・泡はしっかり立てるとクリーミーできめの細かい泡が作れます。

コールドプロセス石鹸
・洗い上りはしっとり仕上がります。乾燥しがちな季節にもご好評いただいています。
・配合したハーブや精油の香りがお楽しみいただけます。ただ、あえて無香料にしてあるものもあります。
・釜焚き石鹸ほど固くはありませんが、標準サイズ(90g)で洗顔で約1か月~1か月半程度ご使用いただけます。
・泡立ちはレシピにもよって大きく異なります。泡立ちが早くて、泡持ちがいいのは神戸 酒石鹸、ヤギミルク石鹸などですが、オリーブ油ベースのひのき石鹸、ピュア・オーガニック石鹸などは使用感は良さと引き換えに泡持ちがそこまでよくはありません。

釜焚き製法製造工程

【釜焚き製法とは】

大きな釜に原料となる天然椊物油を入れ、薪を使って高い火力で約3日かけてじっくりと焚き上げてゆきます。
焚き上げた石鹸は何工程にも分けて自然乾燥させ、熟成させてゆきます。
その後人の手で切り分け包装してゆきます。

つるつるすべすべの優しい洗い上りが特徴で、特にお肌に何かしらお悩みの方にも人気です。

【釜焚き製法工程】

1.薪を使った釜焚き

直径1.2m、高さ3mの大きな釜に原料油を入れ、薪で温度を上げてゆきます。
薪はボイラーより火力が強く、釜焚き石鹸作りには最適です。
一回の釜焚きで出来る石鹸は約2,000個です。

2.鹸化過程 その1

焚き始めて2時間。まだ油の鹸化がそれはどは始まっておらず、色も原料油の色そのものです。
薪をどんどんくべて温度を上げてゆきます。
油の状態を見ながら苛性ソーダを入れてゆきます。

3.鹸化過程 その2

熱で油と苛性ソーダが反応して鹸化が進んできました。
かなりの熱で蒸気が釜から噴出しています。
石鹸になりかけの油が釜の上にじわっと上がってきています。
もう一息ですが、ここからが釜焚きの正念場。

4.鹸化完成!

職人が温度や表面、時には舌で石鹸の状態を確認しながら熟練した勘と感覚で最後の仕上げをしてゆきます。
注意しないとすぐに吹き上がったりするので細心の注意が必要です。

石鹸の色がきれいな飴色になり、表面が滑らかでシワが入るようになってくれば完成です。ここまでで釜焚き開始から約72時間(約3日間)です。

5.釜揚げ

一晩寝かした出来たての熱い液体状の石鹸を木型に濾しながら移し、自然冷却させてゆきます。
季節にもよりますが、約2日で木型に移した石鹸が固形化し、大きな直方体のブロックが出来ます。

6.石鹸カット その1

木型から取り出した40kg近い石鹸のブロックを丁寧にピアノ線で裁断し棒状の形状にしてゆきます。

とても重くて固いので3人がかりで切り分けてゆきます。何十ブロックもカットするので、夏場には大変な重労働です。

7.乾燥過程 その1

棒状にカットした石鹸を井形に組み、この状態で1回目の乾燥に入ります。この状態で約30日程度乾燥させてゆきます。

カットしたての石鹸はかなり熱く、冬場なら湯気が勢い良く立ちます。

8.乾燥過程 その2

棒状で乾燥した石鹸を各商品の販売サイズに合わせてカットし、さらに1ヶ月~1ヵ月半、長い時は3~6ヶ月間自然乾燥させます。

商品サイズは小さいもので15g、大きいもので600gなど様々です。裁断機を変えることによって様々なサイズに切り分ける事が可能です。

9.刻印

この時、金型で石鹸にロゴマークなど刻印を打ち付けたりすることもできます。

10.石鹸完成!

表面がきれいに乾燥し、色がきれいな茶色になって石鹸の完成です。

人の手で1つ1つ丁寧に作られた石鹸は機械で大量に作られる石鹸には無い温かみと味わいがあり、まるで洗練された和菓子のような風合いを醸し出します。

11.包装作業

添加物など一切含まない為、自然乾燥が進むと形がいびつに歪んできます。
何度も繰り返し商品検品をしながら丁寧に手作業で包装してゆきます。

パッケージは酸素等を通さないバリアコーティングになっており、酸化を遅らせ品質を保持します。
また、袋は燃えるゴミとして出してもダイオキシンなどの有害物質を発生しない素材を使っています。

12.商品完成!

最後に商品に化粧帯を巻いたり、化粧箱に入れて完成です。

コールド製法製造工程

【コールドプロセス製法とは】

生の油から火を使わずオイルとアルカリの化学反応熱だけで石鹸にしてゆきます。

原料の油に含まれるグリセリン(保湿成分)などの栄養分を豊富に残した贅沢な石鹸に仕上がります。

また、素材の持つ色や香り、素材自体の良さをそのまま丸ごと石鹸にする製法で、素材の特長を活かして洗い上りや使用感を変えることができる製法です。

釜焚き製法に比べ早く出来上がりますが、使用感を上げるためにはしばらくの熟成が必要です。

コールドプロセスはレシピが命。油や配合物の性質を見極め、使用感や色、香りなど、目的通りに考案した配合レシピを作り出し、その通りに正確に作れるのは職人の経験の成せる業です。












【コールドプロセス製法工程】

1.原料の計量

使用する油や苛性ソーダ、配合物などの原料をレシピ通り0.01gまできちんと量り用意します。

2.温度調節

アルカリを水に溶かしてゆき、同時に油の温度を上げてゆきます。共に適温になるよう調節してゆきます。

3.撹拌開始

原料油にアルカリを加え、撹拌機(かくはんき)で混ぜ込んで行きます。
配合物がある場合、それによって配合するタイミングがそれぞれ違うため、注意深く適時に配合してゆきます。

4.流し込み

トレース(粘り)が程よく出たら撹拌をストップ、こぼさないよう注意しながら型に流し入れてゆきます。
この状態で石鹸が固化するのを待ちます。

5.石鹸カット その1

固形化した石鹸をカット台に乗せてまずは棒状にカットしてゆきます。
1ブロックが40kgの重量なので、3人がかりでカットします。
釜焚き石鹸ほど固くない場合が多いですが、配合によってはカット台が壊れるくらい固くなる場合もあります。

ハーブや精油を配合していると作業場はその香りに包まれます。製造現場から戻った職人にはハーブのいい香りがしみついています。

6.乾燥過程

棒状にカットした石鹸をいったんパレットに入れて乾燥させてゆきます。
何十、何百と積み重ねて、湿度、温度の管理されたムロで寝かします。

7.石鹸カット その2

各商品の販売サイズに合わせてカットしてゆきます。
商品サイズは小さいものでサンプルサイズの10gから標準サイズのの90g、400gなど様々な商品サイズに対応しています。

裁断機を変えることによって様々なサイズに切り分ける事が可能です。
この時、金型で石鹸にロゴマークなど刻印を打ち付けたりすることもできます。

8.包装作業

何度も繰り返し検品をしながら1つ1つ手作業で包装してゆきます。
熟練の包装作業スタッフが目で見て手で触って検品しながらの包装です。

9.商品完成!

最後に商品をそれぞれ化粧帯や化粧箱に入れて完成です。