「切り目という技法」


まず、財布の耐久性として一番重要なことは、壊れる箇所をできるだけ少なくすることです。
故障箇所としては、財布の外周部分や小銭入れの内側、札の出し入れ口によく見られます。
純札の場合小銭入れが付いていないため、作りの点で気をつけるのは、外周部と札の出し入れ口
この「スタンダードビルフォルダー」はこの2点において「切り目」で仕上げています。

 
 
 

「独自の手法でスティングレイをハイポリッシュに」

右側が仕入れた時点の状態、ポリッシュ上げとなってますがラッカーを吹き付けて光沢を出しています。
左側が当工房にて削りなおした状態、薬品ではない光沢です。
手作業でヤスリで仕上げていくと鈍い光沢が出てきます。

 

 通常スティングレイはその敷き詰められた石により「綺麗な縫い目」「綺麗なコバ」を作るのは不可能とされてきました。




コバの裁断面、仕上げ前の状態
 


 
 

財布を「綺麗に磨き上げられた切れ目」に仕上げるには、とても手間がかかります。
なかなか根気のいる作業で、削って磨いての作業を3回ほど繰り返してやっと綺麗な面が出来上がってきます。

作り手にとって生産性は低いですが、「出来上がったときのコバ面の綺麗さが、
「製品のクオリティを決める大きな要因のひとつ」と言われていますので、手の抜けない作業です。

あと1番の利点はコバの再生が可能ということです。
ボロボロになったコバでもきちんと削り磨きなおしてやれば綺麗に再生します。


 
line up

 STSB-04bkbr(ブラック×ブラウン)

表革 エイ/スティングレイ/ガルーシャ(黒)ポリッシュタイプ
中革 仔牛(ブラウン)カーフレザー
裏革 成牛(グレー)ステアレザー

 
 
 STSB-04nvnv(ネイビー×ネイビー)

表革 エイ/スティングレイ/ガルーシャ(ネイビー)ポリッシュタイプ
中革 羊(ネイビー/チョコ):シープクロームレザー
裏革 成牛(グレー)ステアレザー

 

STSB-04tbiv(ターコイズ×アイボリー)

 表革 エイ/スティングレイ/ガルーシャ(ターコイズ)ポリッシュタイプ
中革 ショルダー(アイボリー)牛ヌメ革
裏革 成牛(グレー)ステアレザー