Q 合成界面活性剤と天然界面活性剤の違いは?
A 界面活性剤とはたとえば【水と空気】、【水と油】などその物質ごとに混ざり合うことがなく、界面(境界)をつくっているものに対して、混ざるように働きかける物質のことを言います。

「界面活性剤は悪い」と思われがちですが、石けんも界面活性剤の一つなのです。石けんは水で流すことによりその界面活性剤としての機能を失うというとても優しい性質を持っており、古くは数千年前より使われてきた歴史ある、優しい界面活性剤ということができます。

合成界面活性剤は石けんの界面活性剤と違います。天然の成分から作られる天然界面活性剤と、石油由来の成分からつくられる合成界面活性剤に分けれらます。ですから、「全ての界面活性剤が悪い」ということもできません。
お肌への悪い影響として考えられるのは、皮膚の脂を壊すことにより浸透させるような働きのある合成界面活性剤はよくないと考えられます。有効成分をお肌に浸透させようとし、本来お肌が持つバリア機能を壊すことにより浸透させようとすれば、必要としない有害な物質まで取り込むようになり、お肌として必要な本来のバリア機能を壊してしまうのです。