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鶏ときのこと栗の秋メニュー
私にとってポルトガルの秋と言えば栗ときのこです。11月になると、街には焼き栗の屋台が出て大粒の栗に粗塩をふったものが売られています。そして、小さな食料品店の片隅にも、かごに入った野生のきのこがお目見えします。見るからに、どこかの森で採ってきたような香りの高いきのこです。
鶏ときのこと栗に、生クリームと白ワイン。まずくなりようがない組み合わせの料理です。
きのこは2種類でもかまいませんが、味がしっかり出る舞茸はぜひ入れてほしいです。生クリームは50mlと、フレンチなどと比べると控えめですが、このくらいの量だとこってりしすぎないでまとまりのある味になります。パンにこのソースをつけながら食べるととってもおいしいです。
材料(4人分)
鶏もも肉 | 2枚 |
---|---|
市販の甘栗 | 12個 |
しめじ | 1パック |
舞茸 | 1パック |
マッシュルーム | 6個 |
玉ねぎ | 1/2個 |
にんにく | 1かけ |
生クリーム | 50ml |
白ワイン | 100ml |
オリーブオイル | 大さじ2 |
塩 | 少々 |
こしょう | 少々 |
作り方
- 鶏もも肉は大きめの一口大に切って塩、こしょうする。
- 甘栗は殻のついているものはむく。しめじと舞茸はほぐし、マッシュルームは4つに切る。玉ねぎとにんにくはみじん切りにする。
- 鍋を熱してオリーブオイルを大さじ1入れ、鶏肉を皮の方から入れてきつね色なるまで焼く。ひっくり返して反対側も焼く。鶏肉を取り出して、鍋に残った余分な脂をペーパータオルで拭き取る。
- 鍋に新たにオリーブオイル大さじ1、玉ねぎ、にんにくを入れて柔らかくなるまで炒める。(鍋底の焦げ目をこそげるように炒める)鶏肉を鍋に戻し、白ワインを加える。上にきのこを広げて塩、こしょうし、蓋をして中火で10分煮る。(途中で混ぜる)
- 蓋を取って生クリームを加え、5分煮てソースを少し煮詰める。塩、こしょうで味を整える。
レシピ提供者:丹田いづみ (Tanda Izumi)さん
【プロフィール】
1983年に初めてポルトガルを旅して以来、料理や風土、人に惹かれて度々訪れるようになる。会社勤務のかたわらヨーロッパ、アメリカ、アジアなど各国を旅してその食のイメージを元に料理教室を主宰。
2006年から京都で週末だけのポルトガル料理店「レストランBoaBoca」を開く。2017年、長年暮らした京都を離れ地産地消の徳島に移住。現在はレシピ制作やケータリング、各地で不定期に移動レストランを開いている。