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「菜園の魚たち」って何だろう?―春野菜のフリット―
ポルトガル人の魚好きはよく知られていることですが、野菜料理にもこんな名前をつけてしまうくらい。緑の畑の中?を泳いでいる小魚たちの姿が目に浮かんで楽しくなります。これは、卵白を泡立てた衣をたっぷりつけて揚げるさやいんげんのフリットのことです。
さやいんげんを長いまま揚げた姿が小魚のように見えることから、ペイシーニョス・ダ・オルタ(菜園の魚たち)というかわいい名前がつきました。
お魚さんの仲間に、新玉ねぎやアスパラ、絹さやや筍などもいっしょに揚げて春野菜の饗宴です。シンプルな野菜のフリットは、塩とレモンであっさりと素材の味を楽しみます。
我家では、おにぎりには必ず「プレミアム・シーソルト」を使っていますが、天ぷらなどにもこの旨みのある塩が欠かせません。こしょうやハーブ、カレー粉などを混ぜていろいろな味をお試し下さい。
材料(4人分)
さやいんげん | 適量 |
---|---|
絹さや | 適量 |
ゆで筍 | 適量 |
新玉ねぎ | 1/2個 |
アスパラ | 4本 |
レモン | 1/2個 |
揚げ油 | 適量 |
プレミアム・シーソルト | 少々 |
こしょう、赤唐辛子など | 少々 |
小麦粉 | 100g |
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卵 | 1個 |
塩 | 少々 |
こしょう | 少々 |
水 | 3/4カップ |
作り方
- 卵は卵黄と卵白に分ける。ボウルに小麦粉をふるいながら入れて軽く塩、こしょうする。中央をくぼませて卵黄を入れる。
- くぼみに水を少しずつ加えながら、卵とまわりの粉を混ぜていく。なめらかな衣になったら30分休ませる。
- 休ませている間に野菜の下ごしらえをする。さやいんげんはへたを切り落とし、絹さやは筋を取る。ゆで筍は薄く切り、新玉ねぎはくし型に、アスパラは食べやすい長さに切る。
- 別のボウルに卵白を入れてツノが立つくらいまでしっかりと泡立てる。2のボウルに加えてよく混ぜる。
- さやいんげんは2、3本ずつまとめ、衣をたっぷりつけて180度に熱した油で薄いきつね色になるまで揚げる。他の野菜も同様に揚げる。
- プレミアム・シーソルトに、こしょうやハーブを加えて混ぜ、レモンと共に添える。
この料理に使っている食材はこちら
レシピ提供者:丹田いづみ (Tanda Izumi)さん
【プロフィール】
1983年に初めてポルトガルを旅して以来、料理や風土、人に惹かれて度々訪れるようになる。会社勤務のかたわらヨーロッパ、アメリカ、アジアなど各国を旅してその食のイメージを元に料理教室を主宰。
2006年から京都で週末だけのポルトガル料理店「レストランBoaBoca」を開く。2017年、長年暮らした京都を離れ地産地消の徳島に移住。現在はレシピ制作やケータリング、各地で不定期に移動レストランを開いている。