緑まぶしいポルトガルへ行ってきました。
こんにちは、ちえこです。今日もこのコラムをお読みいただきありがとうございます。
どこか懐かしいポルトの街並み
関東甲信では観測史上初!?6月の梅雨明けとなり本格的夏がやってきました!
皆さま、ポルトガルワインを飲んでいらっしゃいますでしょうか^^
さて、遡ることひと月ほど前、ポルトガル北部へのワイナリー見学研修ツアーが行われ、参加した模様をお伝えしたいと思います。
今回のポルトガルへの渡航はほぼ20年ぶり、毎日飲みたいポルトガルワインの生産地を巡る旅は初めてでしたので、日本を発つ前はもちろん道中も興奮は抑えられず、飛行機の到着地ポルトに着いたというのに地に足が着いているのか疑うほど全身でウキウキとしていました。
眼下に広がるドウロ川とポルトの街
ポルトは、ポルトガル北西部に位置する古くから貿易を行う港湾都市で、首都リスボンに継ぐ人口26万人を超える第2の都市。古き良き懐かしい景観と過ごしやすさ、治安の良さから近年旅行先として多くの観光客を迎えるフレンドリーな都市でもあります。
雄大にながれるドウロ川
かつて港から出航され貿易の要となった主な商材のひとつが、ポートワイン。このポルトを雄大に流れるドウロ川を遡ったドウロ地方の特産品のひとつであり、世界三大酒精強化ワインのひとつに数えられる世界に認められた歴史とクオリティを誇っています。
川が渓谷を削り、複雑な地形を形成しています。
ポルトの街から車で走る2時間ほど、複雑に入り組んだ渓谷、斜面にはぶどう畑が広がる景色がみられます。
神様が創ったように美しいワイナリー、キンタ・ド・ヴァレ・メアオンに到着。
1894年創業以来、家族経営で脈々と守っています。
最初にやってきたのは、キンタ・ド・ヴァレ・メアオン。ポルトの街からドウロ川をさかのぼったアッパードウロと呼ばれる地域で、スペインとの国境も近い場所に位置しています。
ドウロ地方を記した長ーい地図。
地図中央を走るドウロ川。もっともうねったところに位置するキンタ・ド・ヴァレ・メアオン。
ワイン名の「メアンドロ Meandro」 は、ぶどう畑を三方に囲むドウロ川の馬蹄型のうねりに由来しているとおり、地図にも描かれています。
畑は、混植混醸が特徴といえるドウロの地において、区画ごとに単一品種ぶどうが植えられています。シスト、花崗岩、沖積土といった土壌がぶどうに複雑さをもたらし、かつて、「ポルトガルのペトリュス」の異名を持つ幻のワイン「バルカ・ヴェーリャ」にぶどうを供給していたことで、クオリティはすでにお墨付きと言えるでしょう。
醸造所に入ると、ありました!伝統の足踏みが行われる石槽、ラガール!!
ラガールで優しく絞られたぶどう果汁はポンプでタンクへ移動します。
ステンレスタンク熟成、樽熟成されるワインそれぞれ、涼しい場所で保管されます。
メアンドロ白はアペリティフにぴったり。
アペリティフにはオリーヴの実や鱒のカナッペ、ローストアーモンドなどなど。
アペリティフの間にお肉が焼きあがりました♪
ワイン・スペクテーター誌が選ぶ世界のTOP100第4位のキンタ・ド・ヴァレ・メアオン2011
お肉料理といただきました!
チーズやデザートにはポートワインがよくあいます♪
醸造所見学をしてワイナリーについて学び、その後ランチをいただき、おもてなしとワインの楽しみ方を教えていただきました。
ポルトガルという国の懐の深さに感激しっぱなしの1日となったのでした。
※コラムに掲載のワインとメルカード・ポルトガルで販売中のワインのヴィンテージが異なる場合がございます。ご了承ください。