ゼンマイを巻き過ぎて壊してしまった、という経験はありませんか。ゼンマイは実は壊れやすいものでそれはオルゴールも同じです。 必ずしも正しい巻き方がある訳ではありませんが、いくつかのことに注意して定期的に鳴らして巻き上げることでオルゴールのメンテナンスにもなりますのでご参考にして頂ければと思います。 多くのオルゴールではON/OFFとなるスイッチのような仕組みがありますので、まず演奏の途中では巻かずストップしている状態で巻き上げるようにして下さい。 その際少し注意して頂きたいのは演奏が止まっている場所が演奏中で弁を弾いた状態か曲の切れ目であるかで、可能な限り曲の切れ目から巻き上げることがピンや鍵盤に負担が少なく望ましいとされています。 もし曲の途中で止まってしまっていれば軽く巻き上げた後改めて停止させ巻き上げて下さい。 巻き上げの際には巻き過ぎ防止機能があるものがほとんどですが注意し、真っ直ぐな状態でゆっくりと巻き上げるようにして下さい。 そのまま演奏をお聞きにならず片付ける時には、ゼンマイを一杯に巻かず半分から8割程度(数回)巻き上げた状態で保管して頂くと良好な状態を維持しやすくなります。 但し、長期の不使用保管はお勧めしておりませんので、末永くお楽しみ頂く上ではやはり週に1~2回程度演奏されることをお勧め致します。