オルゴールというと金属製の筒状の部品が回転することでメロディが流れるシリンダー・オルゴールをイメージされる方も多いと思いますが、穴の開いた円盤が回転する事でメロディが流れるタイプのものもあり、こちらはディスク・オルゴールと呼ばれています。 最初に生まれたのはシリンダータイプですが、時が経つとそれに代わりディスク・オルゴールの時代がやってきます。 当時ディスク・オルゴールメーカーとして世界的にも有名だったのはシンフォニオン、ポリフォン、レジーナの3社ですね。 実はこれら3社は全く関係がないわけではなく、シンフォニオンの社員が立ち上げたのがポリフォン、またアメリカ進出の際に作られたのがレジーナなのです。 1885年創業のシンフォニオンは1886年に初のディスク・オルゴールを世に送り出し、それ以降も様々なオルゴールを作りつづけました。 1887年創業のポリフォンも多種多様な製品を作りだし、大企業へと発展します。 レジーナはそんなポリフォンの創業者が1893年にアメリカにて創業したメーカーで、こちらも数多くの製品を販売し成功を収めました。 これら3社はオルゴールの三大メーカーとして知られています。 他にも世界的ではないにしろ、各地域ではアドラーやカリオペなどが有名となっていました。