優しい音色で私たちに癒やしを与えてくれる機械であるオルゴール。 オルゴールの歴史は古く現代から200年以上も前に作られたと言われています。日本では江戸時代末期にオランダから伝わり、「オルゲル」という言葉が訛って「オルゴール」という言葉になったと言い伝えられています。 オルゴールには音を鳴らす仕組みや内部構造になって幾つもの種類に分類することができます。 オルゴールの歴史の中でも、また種類の中でも最も重要な意味を持っているのがシリンダータイプのものです。 なめらかな演奏が特徴的なシリンダータイプはスイスの時計職人によって作られ、ハンマーのないカリヨン制作によって初めて作られたオルゴールとなっているのです。 また、シリンダータイプと並んで重要な意味を持っているのがディスクタイプのものとなります。 これはディスクを水平に回転させること、下の音の弁を弾く仕組みで音楽を奏でます。 澄んだ音が特徴的なシリンダータイプに比べてディスクタイプは重量感のある音が特徴的となっています。 また一風変わったものとしては、シンギングバードと呼ばれるものやオートマタと呼ばれるものもあります。 これらは音楽とともに人形などが動くため、耳だけでなく目も楽しませてくれるのです。