オルゴールの歴史についてまとめます。オルゴールの原型というのは、17世紀にできました。スイスの職人が、ピンを用いて演奏をさせたのが始まりとされています。それ以外にも一定の合間で鐘を鳴らすような機械は存在していましたが、金属片を用いたものは画期的でした。そして、小型化することに成功したのです。オルゴールには、大型のものと持ち運びやすいような小型のものがあります。当時の原動力は、ぜんまいが主流でした。色々な曲を奏でることができるように、横にシリンダーが移動できるものも多くありました。19世紀になると、機械や加工の発達に伴ってディスク型のものが現れました。これは、従来のものよりも安くつくることができました。そして、大量に生産できたので、オルゴールは普及していきました。レストランや公共の施設で、お金を入れて楽しむ自動演奏の装置としても親しまれるようになりました。 間もなくして、蓄音機が世界的に流行すると、オルゴールの生産は減っていきました。現代では、小型のオルゴールの生産が主流になっています。メーカーは少なくなりましたが、今もその音色は定評があり、必要とされています。また、収集家によって様々な種類のものを集めている人もいます。